音声ブラウザご使用の方向け: ナビメニューを飛ばして本文へ ナビメニューへ

創立20年史 財団法人日本身体障害者スポーツ協会

No.6

3.昭和42年度事業

1.第3回全国身体障害者スポーツ大会

埼玉県 上尾市・川口市
昭和42年11月4日~5日
参加選手592人 役員等630人 計1,222人
スローガン「愛と希望の祭典」


皇太子殿下のおことば

 第3回全国身体障害者スポーツ大会の開会にあたり,遠く沖縄を含めて,全国から参加された選手諸君の心身ともに元気な姿に接し大変うれしく思います。みなさんは,日頃の努力によって社会復帰への途をあゆんでおられ,すでに多くの人たちは社会の各方面でりっぱに活躍されていることと思います。
 私は,この大会が,全国民の関心と理解を深めすべての身体障害者に勇気と希望を与え,明るい生活を築くうえに寄与するところ大なるものがあると思います。
 ここに参加されたみなさん,この大会を有意義にしかも楽しくすごされ,スポーツを通じてますます友情を深め,また,健康の増進に努められるよう心から望んでやみません。


1 大会の趣旨と埼玉大会開催へのいきさつ

 身体障害者が,身体及び精神を訓練して,失われた機能の回復をはかり,社会復帰を促進するためには,医学的,心理学的及び職能的方法があるが,具体的方法の一つとして,スポーツを行なうことが極めて有効であるという考えが近年とみに重視されて来た。
 とくに,今次大戦後,世界的にリハビリテーション運動(病気や事故による身体の障害を速やかに回復させ,社会に復帰させる運動)が普及され,わが国においても,今日のごとく経済の開発とともに人間能力の再開発が強く叫ばれるに至った風潮もあり,この運動がさらに積極的に推進されることになった。
 なかでも、リハビリテーションの一手段としてスポーツをとり入れることが,最も効果的であることが次第に実証されるようになったのである。そして,1964年オリンピック東京大会が行なわれた直後,世界22ヶ国の障害者が東京に集い「東京パラリンピック」が華々しく開催され,この大会の第2部として,全国都道府県各地から肢体不自由者,視覚障害者及び聴覚言語機能障害者が参加し国内大会が持たれたことにより,国民的関心が高まった。

大会旗の入場
大会旗の入場

 このパラリンピックを契機として,わが国の身体障害者のスポーツは国の施策として伸展し昭和38年山口国体の終了後,試行的に山口県以外の他都道府県からも身体障害者が参加し競技大会が持たれ,昭和40年岐阜国体が開催されるに当り,国は毎年国体終了後,国体開催県において,全国身体障害者スポーツ大会を開催することに定めたため,第1回全国身体障害者スポーツ大会が岐阜県で行なわれた。次いで第2回大会が,昭和41年11月大分県において実施され,昭和42年度は,第22回国民体育大会の開催県である本県において,第3回大会を実施するはこびとなった。
 身体障害者スポーツについては,まさに先進県である本県は,昭和27年全国にさきがけて県内の身体障害者スポーツ大会を行ない,すでに陸上大会を16回,水泳大会を4回実施し,上述した全国大会には毎年多数の選手を派遣して来たばかりでなく,オーストリア及びフランスにおける世界大会にも選手を派遣するなどの経験があり,この第3回全国身体障害者スポーツ大会を本県で開催することは,県内3万余の身体障害者ばかりでなく 330満県民あげて大会成功へと努力することになった。

2 大会開催の基本的考え方

 第3回全国身体障害者スポーツ大会は,前例にならって第22回国民体育大会終了後に,国体主会場において実施するという原則のもとにすべての準備を開始したが,大会実施の基本的考え方については次のように定めた。

  1. この大会は,競技参加者の記録を競うことを主体としたものでなく,身体障害者の機能回復と社会復帰への旺盛な意欲を助長させることを重点とする。
  2. 可能な限り多数の身体障害者に出場の機会を与えるよう努力する。
  3. 身体障害者の愛と希望の祭典とし,「やれば出来る」という大会スローガンのもとに身体障害者に勇気を与えること,さらに,県民には全国からの参加者を温かく迎え身体障害者の社会復帰への理解と協力を求め,広くその福祉思想の高揚をはかるものとする。
選手村の交歓

〔選手村〕
 この大会の一つの大きな目的は,同じような境遇にある者たちが一堂に集まり,心を結び合って交歓することである。どの選手たちをみてもこの“交歓”のひとときがいちばん楽しそうだった。
 大勢の選手,役員が生活する選手村は,にぎやかで明るい雰囲気に満ちあふれている。
 スポーツを通じて手を握り合った人びとが、身体の不自由さも克服して睦み合う風景が各所にみられた。
 勝つことよりも参加することの意義が,この選手村ほど認識されたところはなかったろう。
[前夜祭〕
 結ばれる心と心……
大会の前日:11月3日夜,選手村広場において,参加選手団はもとより多くの関係者1,500余名が参加して, 盛大に前夜祭が行なわれた。
 身障者スポーツ大会では, はじめての催しであったが, 参加した者すべてが永遠の友情を誓い, 会場全体が一つにとけ合ったなごやかな雰囲気のうちに, いっしょに歌い,たのしむことができ, 交歓の意義を深めた。この催しには, 各方面から暖かい援助と協力の手がさしのべられ,華やかな“つどい”を支えた陰の力として感謝されている。 前夜祭実施要領

1 目的
 第3回全国身体障害者スポーツ大会の開催を機会に,大会参加者が一堂に会し,お互いの健康を喜び,このつどいを通じて,スポーツ大会の健闘を誓い,かつ友情を深め,社会復帰への意欲の高揚をはかり,それぞれ郷土の話題を交換し,相互親睦と「友愛のつどい」とすることを目的とする。

2 日時
 昭和42年11月3日 19時00分~20時30分

3 場所
 上尾選手村広場(補助競技場)

4 主催
 第3回全国身体障害者スポーツ大会埼玉県実行委員会

5 後援
 埼玉県市長会・埼玉県町村会

6 協賛
 朝日新聞社浦和支局,共同通信社浦和支局,埼玉新聞社,産経新聞社浦和支局,東京新聞社浦和支局,日本経済新聞社浦和支局,NHK浦和放送局,毎日新聞社浦和支局,読売新聞社浦和支局,時事通信社浦和支局,埼玉県新聞協会

7 参加者
 約2,000人
△都道府県, 指定都市選手団, 応援者, 付添・視察者等 約1,500人
△招待者, 協力・参観者  約500人

8 協力(順不同)
 (支援)
△陸上自衛隊第1師団音楽隊
△上尾市連合婦人会
△ボーイスカウト埼玉連盟
△(特別出演)
 司会 坊屋三郎(カタバミ・プロ)
 歌手 小坂久美(カタバミ・プロ)

9 構成
 第1部 入村式(19:00~19:15)
 第2部 前夜祭(19:15~20:30)
 (交歓会)

10 運営
 前夜祭の進行と演出はプログラムにもとずき司会者により進行され,「明るい将来・希望の祭典」としてのスポーツ大会の意義を深め,参加者全員が,ともに親しく,楽しめる内容を表現する。参会者には,あくまで規制することなく,なごやかなムードを演出する。
 この行事を媒体として,全参加者が,ともに語り,ともに励し合える「友愛のつどい」とし,主役は参加している全国のみなさんであるという形式で運営し,本大会の想い出にふさわしい,スポーツ大会記念行事としたい。

11 記録映画作成
 埼玉県報道文化課

12 雨天時
 選手村大食堂で行なう。

13 その他
△全国選手団参加者には,主催者等から,サインブック,サインペンその他記念品等が贈られる。
△特別協力 オリエンタル火工㈱・森永・明治・雪印乳業(株)

 前夜祭プログラム

 18:30 開門
 19:00 開会(煙火)
 〔第1部〕入村式(19:00~19:15)
 1.開式
 2.会長あいさつ (埼玉県知事)
 3.歓迎のことば (埼身協会長)
 4.村長・副村長紹介
 5.花束贈呈
 6.「パラリンピック讃歌」演奏
 7.閉式

 〔第2部〕交歓会(19:15~20:30)
       司会:坊屋三郎
 1.開会
 2.司会者紹介
 3.吹奏楽演奏
   (サイン会)
 4.友情の灯入場
   友情の灯点火
 5.民踊
 6.歌謡曲
 7.ドリル
 8.大合唱 (「しあわせなら手をたたこう」)
 9.閉会
   (吹奏楽演奏)

特別出演
△陸上自衛隊第1師団音楽隊(指揮:桜井昭二)
△坊屋三郎 小阪久美(カタバミ・プロ)

協力
 上尾市連合婦人会・ボーイスカウト埼玉連盟

都道府県(市)別参加人員
昭和42年10月25日現在
都道府県 (市) 役員 選手 介護者 視察員 応援者
北海道 10 16 5 1 - 32
青森 7 9 - - - 16
岩手 9 8 2 2 - 21
宮城 7 10 - - - 17
秋田 8 9 2 - - 19
山形 8 10 - - - 18
福島 9 13 1 - - 23
茨城 10 10 9 - - 29
栃木 8 10 - - 455 473
群馬 7 10 - 2 200 219
埼玉 12 37 - - - 49
千葉 10 9 - - - 19
東京 9 21 - 2 - 32
神奈川 9 10 5 8 330 362
新潟 9 12 - 7 - 28
富山 10 9 4 - 90 113
石川 10 8 - - - 18
福井 10 18 - 20 50 98
山梨 10 7 - - 120 137
長野 10 13 - 2 60 85
岐阜 10 10 4 - - 24
静岡 10 14 14 6 - 44
愛知 9 11 5 - - 25
三重 6 9 - - 100 115
滋賀 10 7 - 2 15 34
京都 9 8 - - - 17
大阪 10 11 - - - 21
兵庫 9 13 13 - - 35
奈良 7 9 4 4 - 24
和歌山 10 9 - 3 21 43
鳥取 10 7 1 - - 18
島根 9 9 - 1 - 19
岡山 8 12 - - - 20
広島 9 10 - - - 19
山口 10 9 - 8 - 27
徳島 7 9 4 2 - 22
香川 4 10 - - - 14
愛媛 9 12 - - - 21
高知 5 10 3 - - 18
福岡 10 18 2 - - 30
佐賀 10 10 - - - 20
長崎 10 11 - - - 21
熊本 10 13 5 - - 28
大分 9 16 - - - 25
宮崎 9 10 - 4 - 23
鹿児島 8 15 - - - 23
沖縄 8 8 - - - 16
横浜市 5 8 - - 200 222
名古屋市 6 8 - 9 - 14
京都市 10 9 - - - 19
大阪市 10 12 2 - 50 74
神戸市 7 8 - - - 15
北九州市 7 8 - - - 15
合計 462 592 85 83 1,691 2,913
種目別出場人員数(11/4~11/5)
種目 障害別
肢体不自由 視覚障害 聴覚障害
(競走の部) 100M競走 95人 54人 37人 186 人
60M競走 43 - - 43
200M競走 - - 22 22
400M競走 21 - 13 34
800M競走 - - 10 10
1,500M競走 - 13 12 25
5,000M競走 - - 12 12
60M音響走 - 19 - 19
2,000M競走 - 4 - 4
車イススラローム 9 - - 9
車イス競走 3 - - 3
100M障碍競走 15 - - 15
(小計) 186 90 106 382
(跳やくの部) 走巾跳 56 33 46 135
立巾跳 85 27 - 112
走高跳 5 12 19 36
三段跳 - 5 9 14
(小計) 146 77 74 297
(投てきの部) 砲丸投 69 23 30 122
ソフトボール投 - 17 - 17
棍棒投 61 - - 61
槍正確投 38 - - 38
槍投 14 7 21
メジシンボール投 - 6 - 6
円盤投 3 4 7
ハンドボール投 - 9 - 9
(小計) 185 55 41 281
(卓球の部) 卓球(シングルス) 69 - 38 107
(盲人卓球の部) 盲人卓球 - 4 - 4
(弓技の部) 洋弓 14 - - 14
(水泳の部) 水泳 55 24 30 109
- 合計 655 250 289 1,194
都道府県指定都(市)別選手団総括表
都道府県指
定都市名
役員選手介護員正規視察合計選手団員備考
肢体視覚聴覚
1 北海道10(6)1213(6)165132-
2 青森7(2) 80(1) 1(3) 9--16-
3 岩手9(2) 611(2) 82221-
4 宮城7(1) 6(1) 2(3)10--17--
5 秋田8(2) 6(1) 21(3) 92-19-
6 山形8(1) 6(1) 22(2)10--18-
7 福島97(2) 4(2) 2(4)131-23-
8 茨城10(2) 6(1) 2(1) 2(4)109-29-
9 栃木84(1) 3(1) 3(2)10--18-
10 群馬733(2) 4(2)10-219-
11 埼玉12(4)19(1)1810(5)37--49-
12 千葉10(1) 423(1) 9--19-
13 東京9(2) 9(2) 5(1) 7(5)21-232-
14 神奈川9(1) 811(1)105832-
15 新潟9(2) 633(2)12-728-
16 富山10(2) 41(2)(1) 3(4) 94-23-
17 石川10(1) 611(1) 8--18-
18 福井10(1)13(1) 3(1) 2(3)18-2048-
19 山梨1032(1) 2(1) 7-17--
20 長野105(2) 2(2) 6(4)13-225-
21 岐阜10(2) 7(2) 21(4)104-24-
22 静岡10(4) 9(1) 3(1) 2(6)1414644-
23 愛知94(1) 3(1) 4(2)115-25-
24 三重6(1) 4(1) 32(2) 9--15-
25 滋賀1041(1) 2(1) 7-219-
26 京都942(2) 2(2) 8--17-
27 大阪10(1) 7(1) 22(2)11--21-
28 兵庫9(2) 7(1) 33(3)1313-35-
29 奈良7(1) 5(1) 22(2) 94424-
30 和歌山105(1) 22(1) 9-322-
31 鳥取105(1) 11(1) 71-18-
32 島根9(2) 711(2) 9-119-
33 岡山8(2) 7(1) 3(1) 2(4)12--20-
34 広島9(2) 622(2)10--19-
35 山口10(1) 42(1) 3(2) 9-627-
36 徳島7(1) 52(1) 2(2) 94222-
37 香川422(2) 4(2)10--14-
38 愛媛9(1) 633(1)12--21-
39 高知55(1) 23(1)103-18-
40 福岡10(2)11(1) 34(3)182-30-
41 佐賀10(1) 721(1)10--20-
42 長崎10(1) 52(2) 4(3)11--21-
43 熊本10(1) 7(2) 33(3)135-28-
44 大分98(1) 4(1) 4(2)16--25-
45 宮崎9(2) 5(2) 3(1) 2(5)10-423-
46 鹿児島8(2) 8(1) 3(1) 4(4)15--23-
47 沖縄8(1) 323(1) 8--16-
48 横浜市5(1) 422(1) 8-922-
49 名古屋市6(1) 51(1) 2(2) 8--14-
50 京都市10(2) 522(2) 9--19-
51 大阪市10(1) 6(1) 33(2)122-24-
52 神戸市7(1) 431(1) 8--15-
53 北九州市73(1) 2(2) 3(3) 8--15-
--(66)(35)(32)(133)----
合計46232712514059285831222-
(注)選手欄の( )内は女子出場選手の再掲である。

2.第16回国際ストーク・マンデビル競技大会

英国 ストーク・マンデビルスタジアム
昭和42年7月25日~30日
参加国24ヵ国
日本選手団 選手5人 役員3人

団長/稗田正虎 (鉄道弘済会調査役)
医師/畑田和男 (国立別府病院整形外科)
通訳/西川浩一郎 (日ノ出汽船総務部)
選手/大泉広行 (宮城県,拓杏園入所中)
     両下肢痙性麻痺
    中村浩治 (富山県,印刷業)
     両下肢機能喪失
    内田佳助 (東京都,日本タッパーウェアKK)
     両下肢麻痺 車椅子競走2位
    三橋恒夫 (千葉県,学生)
     両下肢機能障害 車椅子競争1位
    有水裕三 (鹿児島県,学生)
     両下肢機能障害
選手団は,途中西ドイツに立寄り日,独練習試合を行った。

3.第3回国際身体障害者スポーツ大会

英国 ストーク・マンデビルスタジアム
昭和42年9月1日~4日
参加国14ヵ国
日本選手団 選手5人 選手兼役員1人 役員4人
計10人

団長/提島孝 (大阪厚生年金病院災害外科部長)
    須永礼二 (厚生省社会局更生課課長補佐)
    福岡国夫 (社会福祉事業振興会)
    古山英子 (日本赤十字社語学奉仕団)

選手/鈴木角蔵 (静岡県,静岡県民生部社会課課長補佐)
     右大腿切断,砲丸投他6種目
    工藤公人 (北海道,北海道身体障害者職業訓練所)
     右下腿切断,槍正確投他6種目
    亀山利雄 (東京都,日本アルファ電気KK)
     平泳1位 右大腿切断,砲丸投他6種目
    村田正夫 (和歌山県,飲料水製造販売業)
     左全指切断兼左手関節屈曲拘縮,棍棒投 他6種目
    山下桂正(岡山県,KK森下製鋼所)
     左大腿切断,砲丸投他6種目
    下津江博(広島県,広島県厚生農業協同組合連合会)
     左下腿切断,砲丸投他6種目平泳2位

4.西ドイツにおいて親善試合

 昭和42年7月21年~23年 フランクフルト
第16回ストーク・マンデビル競技大会と同一選手団

5.身体障害者スポーツ指導者講習会

昭和42年5月29日~30日
会場/国立身体障害センター
受講者45名

講習会日程表
5月29日(月)
9:00 -
9:30 開会式 会長挨拶
10:00 身体障害者の運動管理およびスポーツ実施上の注意
12:00 休憩 昼食
13:00 槍正確投或はろうあ者競技
14:45 休憩
15:00 洋弓
16:45 -
17:00 -
5月30日(火)
9:00 卓球規則解説
9:00 卓球(視力障害センター)
競技規則解説
12:00 休憩 昼食
13:00 槍投,棍棒投,円盤投,ハンドボール投,砲丸投 (視力障害センター)
14:45 休憩
15:00 競技,車椅子スラローム,トラック競技の実際
16:45 閉会式 事務局長挨拶
17:00 -

6.全国身体障害者スポーツ大会の希望意見についての調査結果

(43.1.20現在)

(回答,40都道府県・指定都市・琉球政府)

1.参加選手団について
 (1) 県別割当数
  現状でよい……11
  増加希望…… 9
  なし……16
  女子の増加を・5名に対し必ず女子1名を・1000分の1を・県にまかせよ
 (2) 参加年令
  現状でよい……13
  なし……20
  自由参加に・高令者の制限を・在学を除き社会人のみに・10代20代等各年代1名出場を・若年層にかたよらぬよう・15才以上に・問わない
 (3) 既出場者
  なし……15
  現状……16
  そろそろ考慮を…… 5
  入賞できぬ者は出場させよ・30%を・5年以上・1/2新人1/2既出場者
 (4) 役員等
  現状でよい……11
  なし……27
  選手10名以下は同数,以上は10名とする・派遣数を限度に・選手数の1/2に減せ・2名増せ

2.競技関係について
 (1) 競技時間
  なし……26
  プロ編成の考慮を…… 3
  現状……11
 (2) 出場種目
  第3回方式…… 5
  3種目…… 7
  なし……17
 (3) 競技種目
  なし……27
  半盲卓球を
  現行通り……10
  5種競技を・全盲相撲を

3.その他
○学生と一般を分けること(岡山・徳島・新潟)
○手掌部切断と前腕切断をわけること(岡山)
○上,下肢,機能障害と不完全障害との用語の定義を明確に(岡山・北海道・三重)
○障害別区分を厳格に(山形・北九州)
○競技規則の解説を(山形)
○盲人の危害防止を(東京・福岡)
○次回開催地は増員を(岩手)
○記録の公認制を(福島)
○10代~30代,40代~は30代に不利(静岡)
○ろうあ者のコール及び出発合図に配慮を(横浜・福岡)
○会期を3日に(名古屋・滋賀)
○団体種目を(名古屋)
○同一県と指定都市の対戦はさけること(愛知)
○弓技は和・洋を明確に(愛知)
○一日に2種目を競技することはさけよ(宮崎・佐賀・滋賀)
○ルールの改正と集団競技の考慮を(山口)
○種目等変更の場合4月中に示すこと(高知)
○申込〆切を9月末に(高知)

4.選手団宿泊等について
 (1) 娯楽施設
  なし……39
  ほしい
 (2) 選手村
  第3回方式……19
  旅館を…… 2
  なし……15
  閑散な場所に・アパートは不可・埼玉方式は一利一害・実情にまかす

5.選手団輸送等について
 (1) 開催地までの輸送
  輸送列車を…… 5
  なし……23
  現状…… 9
  国庫負担で…… 3
 (2) 競技場と宿舎間の輸送
  宿舎近くで乗り降りを
  近距離を…… 4
  なし……21
  現状……12
  時間に余裕を…… 2

6.開会式について
  第3回方式…… 6
  なし……20
  時間短縮を…… 2
  現状…… 9
  集合時間を遅らせよ・15時から・退場のとき手がふれ合うように

7.その他
 (1) 開催時期
  11月は寒すぎる
  なし……39
 (2) 速報用の記録
  なし……37
  全員の記録を・有線放送を
 (3) 前夜祭
  なし……36
  第4回もやってほしい… 2
  照明に注意・親睦を主に
 ○派遣費国庫補助(岡山・徳島・山形・岩手・福島・山梨・愛知・鳥取・高知・山口・福岡・北九州・新潟・福井)
 ○盲人音響走には専門関係者配置を(岡山)
 ○4位以下にも相応のメダルを(岡山)
 ○各障害別等位を(各組でなく)(岡山)
 ○実施要綱は年度当初にほしい(山形)
 ○会場附近の施設見学を(長野)
 ○ルール細部の変更を団長会議で徹底を(東京)
 ○スポーツ研修会を(福島)
 ○水泳場の練習輸送がほしかった(石川)
 ○審判員にルールの徹底を(北海道)
 ○選手団控席の交替を=3年連続最左翼(北海道)
 ○年々ハデになる考慮を(横浜)
 ○女子更衣室を(愛知)
 ○写真は生涯の記念になるから制限緩和(宮崎)
 ○大会前の競技場視察,トレーニング用輸送を(茨城)
 ○車椅子輸送に国鉄の協力を(北九州)
 ○団長会議は前々日にし,スポーツの研究,協議の場を(北九州)
 ○5:30の朝食は早すぎる(滋賀・青森)
 ○練習のための輸送を(滋賀)
 ○競技場内への入場許可は選手に応じて(福岡)
 ○スポーツセンターの建設と指導員制度を(山口)
 ○県旗の大きさの統一を(高知)
 ○医療は国体並みに(高知)
 ○離村は一般乗合バスで困った(大阪市)
 ○視察員の制限をやめよ(長崎)
 ○当日以外の乗合バスは割引を(長崎)
 ○応援団席を選手団のうしろに(奈良)
 ○来賓祝詞は少なく(神戸)


未着の府県(43.1.20現在)
宮城・秋田・栃木・千葉・京都・大阪・和歌山・島根・広島・香川・熊本・京都府


主題:
創立20年史 No.6

発行者:
財団法人日本身体障害者スポーツ協会

発行年月:
昭和60年3月31日

文献に関する問い合わせ先:
〒162
東京都新宿区戸山1-22-1
戸山サンライズ内
TEL 03-204-3993