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創立20年史 財団法人日本身体障害者スポーツ協会

No.7

4.昭和43年度事業

1.第4回全国身体障害者スポーツ大会

福井県 福井市
昭和43年10月12日~13日
参加選手594人 役員等679人 計1,273人
スローガン/「忍耐と努力に栄光を」


皇太子殿下のおことば

 第4回全国身体障害者スポーツ大会の開会にあたって,全国から参加された皆さんの元気な姿に接し,まことに喜びにたえません。
 皆さんが日頃のたゆみない努力によって社会復帰への道を歩まれ,多くの人たちがすでに社会の一員として各方面で立派に活躍されていることを,大変喜ばしく思います。
 いうまでもなくスポーツは身体障害者の明るい将来のために大きな役割をはたすものでありますが,全国民の深い関心と理解のもとに開かれたこの大会は,すべての身体障害者に勇気と希望を与えるきわめて意義あるものと思います。
 ここに参加された皆さんはこの大会を楽しく過ごし,スポーツを通じてますます友情を深めるとともに,これを機会に健康に対する自信をいっそう強められるよう心から望んでやみません。


1 大会の趣旨と福井大会開催のいきさつ

 身体障害者のスポーツは,スポーツを通じて体力の増強と明るい協調精神を養い,ひいては身体障害者の最大の目標である社会復帰への意欲の増進を図ることにあるが,世界の先進諸国では早くからリハビリテーション(病気や事故による身体の障害を速やかに回復させ,社会に復帰させること)の一手段としてスポーツをその施策に取り入れていた。
 わが国では昭和39年東京オリンピックの後に「東京パラリンピック」が開催されたが,これを契機として身体障害者に対するスポーツの重要性が強く認識されるようになり,翌昭和40年岐阜国体が開催されるに当り,国は毎年国体開催県において国体後全国身体障害者スポーツ大会を開催することに定めた。このため第1回が岐阜県,第2回が大分県,第3回が埼玉県で開催され,昭和43年度は第23回国体開催県の本県で第4回全国身体障害者スポーツ大会を実施することになり,埼玉大会の閉会式において埼玉県知事より福井県厚生部長に大会旗が委託された。

2 福井大会の特色

 この大会を県民あげての「愛と希望の祭典」とするため,特別な配慮を随所に織りこんだ運営を考えその実現について努力したが,本大会の特色としては次のことがあげられる。

 (1) 敢闘賞の授与
 身体障害者といえども競技に出場するからには入賞を逸することも当然のこととは言え,規程により一度大会に出場すると再度出場できない(雪辱できない)特殊性とこの大会に出場するまでの精神を考え,何らかの方法でその努力を讃えたいと,全出場種目とも入賞できなかった選手に“鉄メダル”を贈り敢闘を賞した。
 (2) ろうあ者通訳員の配置
 大会広報で本県に手話通訳者がいないことを知った仁愛女子高校生から,自発的に手話法を練習し大会運営に役立ちたいと申出があって,昭和42年11月から約1年間,週2回午後6時から2時間練習に練習を重ね見事大役を果したのである。
 これらの人々は皇太子殿下のお目にとまり,行啓予定を変更して特別にお言葉を賜わり労をねぎらわれた。
 (3) 選手団係員の配置
 各県等の選手団が不慣れな土地でも楽しく過ごせるようその便宜を図るため,各選手団ごとに一名の係員を配置した。係員には日頃から身体障害者に接している県福祉事務所の職員をあてたため非常に好評を得た。
 (4) その他
 県立盲学校の生徒によるスポーツマッサージ所を開設,117 名に無料施術したほか,同校生徒による場内レクリエーション(和洋合奏)も好評で県民の身体障害者への認識を深める上に役立った。

選手宣誓
選手宣誓

都道府県(市)別参加人員
都道府県 (市) 役員(介護含) 選手 視察員 応援者
北海道 14 18 - 7 39
青森 12 9 - - 21
岩手 9 10 11 3 33
宮城 9 10 - - 19
秋田 8 9 2 - 19
山形 10 10 - 30 50
福島 7 13 - - 20
茨城 11 10 - 9 30
栃木 6 10 - 50 66
群馬 9 8 - - 17
埼玉 10 17 4 104 135
千葉 18 10 - 3 31
東京 12 17 - - 29
神奈川 11 10 10 13 44
新潟 13 12 13 - 38
富山 14 8 - 82 104
石川 10 9 - 204 223
福井 23 33 - - 56
山梨 11 7 - 13 31
長野 11 13 1 94 119
岐阜 10 10 - 53 73
静岡 11 14 4 41 70
愛知 13 11 - 300 324
三重 8 9 - 400 417
滋賀 10 8 - 250 268
京都 9 9 - 63 81
大阪 11 11 - 49 71
兵庫 18 12 - 13 43
奈良 11 9 3 80 103
和歌山 10 8 1 26 45
鳥取 12 7 - - 19
島根 10 9 2 5 26
岡山 14 12 - 2 28
広島 16 13 - - 29
山口 12 9 3 5 29
徳島 11 9 - - 20
香川 5 10 - - 15
愛媛 10 12 - 3 25
高知 10 10 - - 20
福岡 17 18 - - 35
佐賀 10 10 - 2 22
長崎 10 21 41 - 72
熊本 15 13 - - 28
大分 8 12 - - 20
宮崎 11 10 - 4 25
鹿児島 18 15 - - 33
沖縄 10 7 - 1 18
横浜市 5 8 4 15 32
名古屋市 6 8 - - 14
京都市 11 9 - 56 76
大阪市 4 12 - 70 86
神戸市 7 8 - 60 75
北九州市 8 8 1 - 17
合計 579 594 100 2,110 3,383

2.第17回国際ストーク・マンデビル競技大会

(第3回パラリンピック大会)
イスラエル ラマットガン市
昭和43年11月3日~13日
参加28ヵ国
選手740人 役員307人 計1,047人
日本選手団 選手37 役員23(他に3人視察団)


大会概要(第3回パラリンピック) -第17回国際ストーク・マンデビル大会-

主 催   国際ストーク・マンデビル競技委員会

開催地   イスラエル

期日    1968年11月3日~13日(11日間)

参加選手 28ヵ国 740名

競技種目 洋弓, バスケットボール, ボーリング,フェンシング,フィールド,
       トラック,五種競技,卓球,重量挙,スヌーカー,水泳。
        フィールド競技-円盤投,砲丸投,槍投,棍棒投,槍正確投。
        トラック競技-初心者60m,100m,スラローム,リレー。
        水泳-平泳,自由型,背泳,リレー。
日程
 10月30日 結団式(10時)オリンピック記念青少年総合センターにて壮行会(14時)
    31日 選手団出発(10時30分)羽田発AF193
 11月1日 テルアビブ着(14時25分)
    4日 (9時)エルサレムバス旅行
       (15時)開会式(エルサレム大学スタジアムにて)
  5日~8日 各種競技
    9日 安息日(日本選手団,選手村の近くのローズ庭園に行く)
    10日 バス旅行(ナザレ,ガリラヤ湖,キブツ・ベイゼラ)
 11日~13日 各種競技
11月13日 (18時)閉会式(ラマットガン市内博覧会場にて)
    15日 テルアビブ発(18時)
    16日 選手団帰国(21時40分)羽田着AF194

大会会場について
 選手村-マッカビアビレッジ
 テルアビブ郊外,ラマットガン市にあり,国民休暇村およびスポーツ・娯楽センターで,イスラエル国民が楽しく利用する施設。宿泊施設のほかにプール,バスケットコート,卓球場,郵便局,銀行,食堂,バー,キャフィテリア,売店などもそろい,芝生の庭も広々としている。
 洋弓・陸上競技-ラマットガンスタジアム
 卓球・重量挙-オーヘルシェム高校体育館
 バスケット・フェンシング・水泳-イランスポーツセンター(スピーバック)
 ボーリング-ラマッガンボーリングクラブ
 スヌーカー-スカウトクラブ

第17回国際ストーク・マンデビル競技大会派遣役員
役員
番号 役名 氏名 職名簿
役員団長 葛西嘉資 日本身体障害者スポーツ協会会長
役員 寺田勤 日本身体障害者スポーツ協会会長
役員 堀場平八郎 日本身体障害者スポーツ協会会長
団長 中村裕 日本身体障害者スポーツ協会評議員
マネージャー 井手精一郎 日本身体障害者スポーツ協会評議員
マネージャー 増田弥太郎 国立身体障害センター
医師 宮里良康 国立身体障害センター
医師 中島昭夫 中部労災病院
看護婦 大木末子 労働福祉事業団看護婦長
10 看護婦 飯田勝子 国立別府病院看護婦
11 コーチ 星野昌哉 東京都心身障害者福祉センター
12 コーチ 船山純夫 国立身体障害センター
13 コーチ 中川一彦 神奈川県身体障害者更生指導所
14 役員 中川良雄 日本身体障害者スポーツ協会嘱託
15 役員 河村定治 日本身体障害者スポーツ協会嘱託
16 役員 村松郁江 日本身体障害者スポーツ協会嘱託
17 通訳 図師敬子 日本赤十字社 語学奉仕団
18 通訳 吹浦保子 日本赤十字社 語学奉仕団
19 通訳 常見喜一 日本赤十字社 語学奉仕団
20 通訳 石川ジョージ 日本赤十字社 語学奉仕団
21 役員 鈴木幸一 日本身体障害者スポーツ協会理事
22 役員 角田耕一 日本身体障害者スポーツ協会評議員
23 役員 田崎清春 日本身体障害者スポーツ協会評議員
24 役員 高瀬安貞 日本身体障害者スポーツ協会嘱託
25 役員 小山宅次 日本身体障害者スポーツ協会嘱託
26 通訳 古山英子 日本身体障害者スポーツ協会嘱託
選手
番号 県名 氏名 年令 性別 職業等 競技種目
北海道 高橋敏夫 20 岩見沢緑成園 棍棒投,60m初心者
群馬 小林和義 25 時計修理販売業 棍棒投,60m初心者,スラローム
埼玉 亀井清恵 18 - セントニコラス,スラローム
東京 鈴木栄隆 24 国立身体障害センター 槍正確投,平泳,俯伏自由,リレー
東京 中川光子 18 国立身体障害センター 槍正確投,60m,スラローム
東京 指出昇 33 菓子小売販売店経営 セントニコラス
東京 菅牧夫 26 凸版印刷KK板橋事業部 スラローム
神奈川 金杉義美 32 自営 俯伏自由,迎向自由,リレー
神奈川 吉野道子 37 アガペ授産所事務員 槍投,俯伏自由,迎向自由
10 富山 江川幹夫 17 富山養護学校生徒 棍棒投,スラローム
11 富山 小坂鐘治 19 富山養護学校生徒 槍正確投,スラローム
12 石川 小谷内俊次 26 鹿野漆器KK生産課 60m初心者,俯伏自由,リレー
13 長野 日野茂 28 労働福祉事業団 労災リハビリテーション長野作業所 砲丸投,槍投,100m,リレー
14 長野 宮沢武利 28 労働福祉事業団 労災リハビリテーション長野作業所 砲丸投,棍棒投,100m,リレー,重量挙
15 長野 助貞実 28 労働福祉事業団 労災リハビリテーション長野作業所 槍投
16 長野 松永武夫 26 労働福祉事業団 労災リハビリテーション長野作業所 円盤投,砲丸投,100m
17 長野 下川青吉 29 労働福祉事業団 労災リハビリテーション長野作業所 卓球,シングルス,ダブルス
18 長野 南雲米八 33 労働福祉事業団 労災リハビリテーション長野作業所 砲丸投,60m初心者,重量挙
19 長野 庄子多利夫 30 労働福祉事業団 労災リハビリテーション長野作業所 槍投,棍棒投,槍正確投
20 長野 井口喜衛 33 労働福祉事業団 労災リハビリテーション長野作業所 円盤投,砲丸投
21 岐阜 古川久四 20 - 槍投,100m,スラローム,リレー,ダブルス
22 静岡 村松詔子 24 家事 コロンビア,砲丸投
23 静岡 土屋輝好 27 国立伊東重度障害者センター スラローム
24 静岡 松本久生 32 ムサシノ電子KK富士工場 コロンビア,ダーチャリー
25 愛知 今泉定男 23 写真業 槍正確投,シングルス,ダブルス
26 広島 田中義則 30 写真技術見習 国際,ダーチャリー
27 山口 河村幸一 23 宇部酒類販売KK庶務課 スラローム
28 長崎 岩佐繁尚 36 - 砲丸投,60m初心者
29 鹿児島 佐近充光明 20 県身体障害者更生指導所 60m初心者,スラローム
30 名古屋 沖勝彦 25 - 円盤投
31 北海道 西端佩 31 - 砲丸投,棍棒投,60m初心者
32 埼玉 新井賀代子 27 編物教室経営 セントニコラス,スラローム
33 東京 飯塚敏雄 28 国立身体障害センター 砲丸投
34 長野 梅木松次 26 労災リハビリテーション長野作業所 槍投,シングルス
35 長野 猪狩靖典 30 俯伏自由,シングルス,ダブルス
36 静岡 小嶋敬止 36 国立伊東重度障害者センター 100m,スラローム,重量挙
37 静岡 有村祐一 23 ムサシノ電子KK富士工場 槍投,棍棒投,迎向自由,俯伏自由
参加国,選手および役員数
国名 選手 役員 合計
アルゼンチン 14 8 22 13 35
オーストラリア 23 10 33 16 49
オーストリア 16 11 27 11 38
ベルギー 25 5 30 13 43
カナダ 16 6 22 7 27
デンマーク 5 2 7 4 11
エチオピア 2 1 3 0 3
フィンランド 不明 不明 不明 不明 不明
フランス 47 11 58 24 82
ドイツ 45 7 52 22 74
イギリス 53 21 74 26 100
インド 5 2 7 6 13
アイルランド 4 2 6 6 12
イスラエル 35 18 53 7 60
イタリア 29 5 34 20 54
ジャマイカ 6 4 10 4 14
日本 32 5 37 23 60
韓国 6 0 6 4 10
マルタ 4 2 6 2 8
オランダ 21 9 30 13 43
ニュージーランド 19 1 20 9 29
ノールウェー 17 8 25 5 30
ローデシア 7 6 13 7 20
南アフリカ 5 3 8 3 11
スペイン 7 2 9 6 15
スエーデン 22 6 28 9 37
スイス 32 2 34 15 49
アメリカ 60 26 86 32 118
557 183 740 307 1047


入賞者を中心に
入賞者を中心に


第3回パラリンピックへ出場して

東京都 鈴木栄隆

 イスラエルパラリンピックから早16年過ぎました。テルアビブの空港に降り立った時,日本の風土とは違った感覚,土の香り,草木の一つ,一つ,あるいは肌の感覚,臭覚,目に写るすべてが別世界を感じました。抜けるような空の青さの中で,現地の女性兵士の親切なボランティア活動には,頭の下がる思いがいたしました。赤十字語学奉仕団の方の通訳により,現地の方と夜深けまで話ができ,国が違っても相通ずるものがあった事は,驚きでした。またアトラクションの時,各国選手の前でギターを弾かせていただいた事も良い想い出です。現地の食事が一週間位は,あまり味もわからないで,食欲不振のまま競技に望まなければならなかったのが残念でした。それでと云う事もないでしょうが,あまり良い成績が挙げられなかった事が大変残念でした。当時の日本がイスラエルの方々に大変もてはやされていた事が感銘深く心に残っています。日本大使館の方の手厚いもてなしも忘れられない事の一つです。また時の団長葛西先生が,現地の女性ミスダフナとの間に入っていただき,通訳をして下すった事も楽しく想い返しています。選手の一人一人を御世話して下さった,選手団の方々の大変な御苦労にも感謝しております。行きは良い良い帰りはこわいで,競技に負けて日本に帰るのがとても辛かった事も忘れられません。その後は,泉会の洋服科,友愛十字会の洋服科を経て,独立と言う形を取らせていただきました。その間も卓球を一つの趣味として,東京都の大会等にも出場させていただいております。傍,ギターの勉強も少しづつ続けてまいりました。50年には全国身体障害者芸能大会において最優秀に選ばれるという光栄をいただき,55年には,日本ギターリスト協会主催の新人賞選考会で努力賞をいただきました。本音を言えばギター一つにしぼって世に出てみたいのですが,現実には仕事をしながらギターを続けるのがよりベターではないかと思います。夢として,リサイタルを開いてみたい。そんな想いで今まで頑張って参りました。師である阿部保夫氏にも認めていただき,これから少しづつレパートリーを多くして行き,夢の実現に近づきたいと思っています。何をするにも体力と思います。やはりスポーツを通して体を鍛えておく事は大切な事と思います。スポーツ協会の方々,福祉関係の方々の御尽力の御蔭で障害者も暮し良くなってまいりました事に感謝しています。


指針

東京都 指出 昇

 イスラエルパラリンピックから何年か過ぎ私は40才になった。私は恋をした。しかし,その恋は片思いに終った。「40才になって恋だなんて」,と私ははずかしかった。又,40才にもなってまだ自分のパートナーをさがさなければならないのか,障害さえなければもう子供の2,3人居て楽しく生活している。と,自分がみじめになってくるのだった。
 今でも障害を克服し片思いも何度もした,しかし,今度だけは気持が落込み重苦しくなっていった。そしてそれは月日がたつにしたがいひどくなっていった。
 「もう俺は恋も出来ないのか,本当に俺を理解し暖かく言葉をかけ合ったのも君だけだったなー」,しかしその娘は自分で逝ってしまった。そのさびしさをいやそうとスキーに出掛け脊損になってしまった。私が27才のときだった。私は昔を思い出した。そしてイスラエルに行ったことをも思い出した。パラリンピックの報告書を読んだ。
 「イスラエルは偉大な聖書の国,そして困難を克服して来た,ここに集まる障害者も困難を克服して来た……これからも共に頑張ろう。」私はこれを読んだのだった。
 そうだ聖書の中に何かがあるのかも知れない,私は生まれて始めて聖書を読んだのだった。そしてヨブ記,ヨブは一時的であるが私達と同じ障害を味わった。3千年前の人も,苦しみ絶望を味わったのかと,ヨブに親しみが湧きヨブの気持が分かるように思えた。又聖書に大いに励まされたのだった。
 今,私は48になった。昨年母が逝ってしまった。私が生まれるときは父はなくそれからは私達兄弟3人を身を粉にしながら育ててくれたその母親だ。今は何があっても落ちこむことはない。
 今もイスラエルパラリンピックの入場式の感動を忘れることはない。イスラエルが,聖書が私の指針となったのである。


日本選手中の入賞者
順位 氏名 出身地 競技種目 競技記録
古川久四 岐阜 (C級)スラローム 1.01.5秒
小谷内俊次 石川 (4級不完全まひ) 50m俯伏自由型 36.9
江川幹夫 富山 (C級)スラローム 1.03.4
新井賀代子 埼玉 (C級)スラローム 1.18.9
田中義則 広島 ダーチャリー -
松本久生 静岡 ダーチャリー -
宮沢武利 長野 (C級)100m競走 23.5
菅 牧夫 東京 (B級)スラローム 1.07.0
土屋輝好 静岡 (C級)スラローム 1.04.4
佐近充光明 鹿児島 (A級)初心者60m競走 15.4
佐近充光明 鹿児島 (A級)スラローム 不明
有村祐一 静岡 (4級完全マヒ) 50m俯伏自由型 43.4
南雲米八 長野 フェザー級重量挙 110.0 ㎏
日本選手中賞外成績優良者(6位以上)
順位 氏名 出身地 競技種目 競技記録
高橋敏夫 北海道 (C級)初心者60m競走 16.0秒
小林和義 群馬 (A級)初心者60m競走 16.7
鈴木栄隆 東京 槍正確投 72点
宮沢武利 長野 フェザー級重量挙 107.5 ㎏
古川久四 岐阜 (D級)槍投 21.27 m
有村祐一 静岡 (4級完全マヒ)仰向自由型 58.1秒
中川光子 東京 (C級)スラローム 1.20.3
中川光子 東京 (C級)60m競走 18.5
村松詔子 静岡 弓,コロンビヤラウンド 498点
田中義則 広島 弓,FITAラウンド
(70mの距離で1位になりラウンド賞を受ける)
-
各国入賞者
国名 入賞率 入賞者数×100/参加者数 順位
平均
アルゼンチン 71 300 166 2
オーストラリヤ 122 140 127 4
オーストリヤ 34 100 68 11
ベルギー 8 80 20 21
カナダ 56 150 82 9
デンマーク 0 0 0 23
エチオピヤ 0 0 0 23
フィンランド 不明 不明 不明 不明
フランス 33 55 36 16
ドイツ 56 100 62 13
イギリス 62 152 88 8
インド 0 0 0 23
アイルランド 100 150 117 7
イスラエル 71 232 127 4
イタリア 76 120 82 9
ジャマイカ 33 75 50 14
日本 37 20 35 17
韓国 0 0 0 23
マルタ 0 0 0 23
オランダ 38 135 67 12
ニュージーランド 0 400 20 21
ノルウェー 30 37 32 18
ローデシア 129 183 154 3
南アフリカ 320 268 300 1
スペイン 29 100 45 15
スェーデン 23 67 32 18
スイス 19 50 21 20
アメリカ 99 222 124 6

上……男
下……女

各国競技群別入賞者(1位~3位)数
競技群 トラック フィールド 水泳 卓球 重量挙 バスケットボール ボーリング フェンシング
男女別 全賞
国名 アルゼンチン - 4
6
4
13
2 - - 5 - - 10
24
34
オーストラリヤ 6 12
4
7
1
2
7
2 1 - - - 28
14
42
オーストリア - 1 1
2
5
4
4 - - - - 6
11
17
ベルギー - - - 1 2
3
- - - - 2
4
6
カナダ - 4
2
4
2
1
5
- - - - - 9
9
18
デンマーク - - - - - - - - - - 0
エチオピア - - - - - - - - - - 0
フィンランド - - - - - - - - - - 0
フランス 2
2
1 - 11
3
- 2 - - - 15
6
21
ドイツ 1 3 - 4
7
8 7 - - - 23
7
30
イギリス 2
1
1
4
2
2
14
16
6
8
2 5 1
1
- 33
32
65
インド - - - - - - - - - - 0
アイルランド 1 1 - 2 1
2
- - - - 4
3
7
イスラエル - 10 5
19
10
9
5
4
- 5 - - 25
42
67
イタリア 1 - 10
2
5 6
4
- - - - 22
6
28
ジャマイカ - - 1
1
2 - 1 - - - 2
3
5
日本 2 7
1
- 2 - 1 - - - 12
1
13
韓国 - - - - - - - - - - 0
マルタ - - - - - - - - - - 0
オランダ 2 - - 4
12
2 - - - - 8
12
20
ニュージーランド - - 3 1 - - - - - 4 4
ノルウェー - - - 4
2
1 1 - - - 5
3
8
ローデシヤ - - 3 9
7
1 - - - - 9
11
20
南アフリカ 1 - 10
6
5
1
- - - 1 - 16
8
24
スペイン - - - 2
2
- - - - - 2
2
4
スエーデン 1 - - 4
2
1 1 - - - 5
4
9
スイス 1 - - 2
1
2 1 - - - 6
1
7
アメリカ 5
4
11
12
15
9
16
12
4
3
2 5
6
1
2
- 59
47
106
23
9
42
42
63
63
108
94
35
33
12 15
10
3
3
- 303
254
557

3.身体障害者スポーツ指導者認定講習会

昭和43年6月10日~15日(6日間)
オリンピック記念青少年総合センター

講習会講師  石河利寛(東京大学助教授)
         細井英彦(早稲田大学体育局講師)
         小川新吉(東京教育大学教授)
         関岡康雄(東京教育大学教授)
         金原勇(東京教育大学教授)
         菊地章(蔵前高校教諭)
         矢尾板弘(日本卓球協会)
         鈴木正三(学習院大学教授)
         橋倉一裕(国立身障センター)
         増田弥太郎(国立身障センター)
         舟山純夫(国立身障センター)
         橋谷俊胤(国立視力障害センター)
         受講者 37人

講習日程
- 9:00 9:30 10:00 11:00 12:00 - 1:00 2:00 3:00 4:00 5:00
6月
10日(月)
- 開会式 〔実技〕(会場:前畑フィールド)
 車椅子トラック競技
 車椅子スラローム
 (増田 内田 青野)
- 〔実技〕(会場:第二体育館)
 バスケットボール
 車椅子バスケットボール
 (鈴木 内田 青野)
11日(火) 〔講義〕(会場:さくら研修棟)
 スポーツ医学 (石河)
- 〔実技〕(会場:前畑フイールド)
 弓技 (細井)
12日(水) 〔講義〕(会場:さくら研修棟)
 スポーツと身体障害者 (小川)
- 〔実技〕(会場:前畑フイールド)
 陸上競技 (関岡)
13日(木) 〔講義〕(会場:さくら研修棟)
 現代スポーツ概観 (金原)
- 〔実技〕(会場:国立競技場,練習水泳場)
 水泳 (菊地)
14日(金) 〔講義〕(会場:さくら研修棟)
 身体障害者スポーツ規則解説 (増田・舟山・橋谷)
 身体障害者の更生 (橋倉)
- 〔実技〕(会場:第二体育館)
 卓球および盲人卓球 (矢尾板)
15日(土) 〔講義〕(会場:さくら研修棟)
 身体障害者スポーツ規則解説 (増田・舟山・橋谷)
閉会式 - -

主題:
創立20年史 No.7

発行者:
財団法人日本身体障害者スポーツ協会

発行年月:
昭和60年3月31日

文献に関する問い合わせ先:
〒162
東京都新宿区戸山1-22-1
戸山サンライズ内
TEL 03-204-3993