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創立20年史 財団法人日本身体障害者スポーツ協会

No.16

1 第13回全国身体障害者スポーツ大会

(青森県青森市)
昭和52年10月15日~16日
参加選手861人 役員等595人 計1,456人
スローガン「ひろげよう 愛の輪 夢の輪 力の輪」

1.大会の趣旨と青森大会開催のいきさつについて
(1) 趣旨
 「失なわれたものを教えるな,残されたものを最大限に生かせ」身体障害者スポーツ大会の生みの親,ルードイッヒ・グットマン博士のことばである。全国身体障害者スポーツ大会は,この趣旨のもとに全国の身体障害者の代表選手が一堂に会し,お互いがスポーツを通じて体力の維持と機能回復に努力してきた成果を発揮しあうものである。したがって,この大会は単に記録を競いあうものではなく,身体障害者が自らの障害を克服し,明るい希望と勇気をもってたくましく生きていく能力を育てるとともに,一般社会の正しい認識を深めることを目的としている。
(2) 開催のいきさつ
 昭和39年11月に開催された東京パラリンピック第1部(世界22ケ国から369名が参加した国際大会)にひきつづいて行われた第2部(全国から480名が参加した国内大会)がともに大成功のうちに終ったのを契機として,身体障害者スポーツに対する国民の関心が急速に高まり,昭和40年の岐阜国体が開催されるにあたり,国は,毎年秋季国民体育大会の開催県において全国身体障害者スポーツ大会を開催することと定めた。以来この大会は国民の深い理解のもとに年々充実発展し,昭和52年には本県において,第32回国民体育大会(秋季大会)終了直後に第13回全国身体障害者スポーツ大会が開催されることになった。また,この大会は,その県の福祉の水準を示す大会であると言われている。

皇太子殿下のおことば


 たゆまない努力によって障害を乗り越え,ここに参加された皆さんとともに,第13回全国身体障害者スポーツ大会の開会式に臨むことは,まことに喜ばしいことであります。
 この大会も,ことしで13回目になります。
 回を重ねるごとに多くの人々の深い理解を得て,一段と充実していくことをまことにうれしく思います。
 そして,スポーツを心身の糧として社会の各方面で活躍されている身体障害者の方々が多くなっていることを大変心強く思います。
 ここに参加された皆さんの心強い姿が,他の多くの身体障害者の励ましとなるとともに,この大会が皆さんにとってスポーツを通じて友情を広げる場となり,よき思い出となるよう心から望み,開会式によせることばといたします。

2.大会開催の基本方針
 第13回全国身体障害者スポーツ大会は,第32回国民体育大会終了直後,青森県総合運動場に,皇太子殿下・皇太子妃殿下の御臨席をあおぎ,全国から選手・役員をはじめ一般観客参加のもとに実施することとし,その基本的な考え方を次のように定めた。
(1) 身体障害者の社会復帰への旺盛な意欲を助長する「希望と友愛の祭典」とし,併せて県民の社会福祉への理解をよりいっそう深めることを重点とする。
(2) 第13回大会を記念するため広く県民から募集したスローガン「広げよう 愛の輪 夢の輪 力の輪」のもとに,全国からの参加者に“まごころ”をもって暖かく迎え,希望にみちた大会とする。

3.記念たばこの発売
 第13回全国身体障害者スポーツ大会記念たばこを県内を中心に全国のたばこセンターで昭和52年10月1日から一斎に売り出された。記念たばこはチェリー15万箱で,一面には「第13回全国身体障害者スポーツ大会記念」として,車椅子を巧みに操って力強い競技をみせる女子選手を描いたものを,また,片面には「第32回国民体育大会秋季大会記念」として2人のランナーが力走する姿を描いたもので,国民体育大会を記念したたばこが全国身体障害者スポーツ大会の図柄を同時に刷り込んだ型で発売されたものとしては,今回が最初のケースだけに県民から高く評価された。

4.県民運動と善意の協力
 全国から参加する選手役員等を県民総参加のもと,まごころで歓迎するとともに,身体障害者に対する正しい認識を深め,社会福祉への理解と関心の高揚を図るため,県民運動を展開した。
(1) 「広げよう 愛の輪 夢の輪 力の輪」のスローガンのもと,この大会を県民総参加によって成功させると共に,これを契機として県民ひとりひとりが身体障害者に対する正しい理解と関心の高揚を図りもって福祉社会の確立を期するため,県民運動推進協議会を設置し,協議会の構成団体から県民運動推進員200名を委嘱して運動を展開した。

  • ア 県民運動推進項目及び推進団体
  • イ 運動の期間
    昭和51年9月~昭和52年10月末日
    大会終了後も引続きそれぞれの立場で将来にわたり継続的に推進し,県民生活の中に定着するよう努めた。

(2) 自動車パレード並びに成功祈願祭の実施
 期日 昭和52年8月30日
 主催 青森県身体障害者福祉連合会
 この大会の趣旨を広く県民に訴え,この大会の成功を期するため,県内くまなく自動車パレードを行なった。
 また,当日,大会の無事成功を願って,青森市内善知鳥神社において成功祈願祭を実施した。
(3) パンフレットの配布
 この大会を契機として,身体障害者への正しい理解と認識を図るため“身体障害者へのエチケット”を配布した。

  • 身体障害者へのエチケット
  • 40,000部印刷
  • 配布対象,県内各市町村,関係機関,団体,県民運動推進員,大会係員,補助員,協力者

(4) 車椅子ステッカーの配布
 身体障害者が自由にタクシーに乗れるよう,タクシー乗務員に対し,講習会を実施するとともに,青森市内のタクシー会社に車椅子ステッカーを配布した。
 2,000枚印刷 52年9月から配布
(5) 希望と愛の福祉展
 県では大会の開催に併行して福祉展を開催し,本県における身体障害者対策の概要を紹介するとともに写真展および身体の不自由を克服して製作した作品等を展示し,広く県民の身体障害者福祉に対する理解と関心の深まりを期待した。
 また,最近開発が進められている自助具及び各種車イスの展示,試乗コーナー,福祉電話コーナー,並に盲人のための読書器の展示コーナーを設けるとともに身体に重度の機能障害を持つ人及び介助者を含めて日常生活行為が快適に行なえるように配慮した「モデルルーム」を展示し,身体障害者やその家族に情報を提供した。
内容

  • 身体障害者対策の現況写真  38枚
  • 身体障害者対策等概要説明パネル  9枚
  • 自助具,日常生活用具  110点
  • 身体障害者の作品   70点
  • 身体障害者用モデルルーム(居室及びサニタリー)  9m×4.7m
  • 点字ブロックの敷設(30㎝×30㎝) 200枚

 この福祉展は関係者の積極的な協力を得て主会場内に展示場を設け開催した。
 入場者は2日間で1万人をこえ,予想以上の盛況をみせ,身体障害者福祉に対する理解と関心が一層深められ成功裡に終了した。
 日時 昭和52年10月15・16日
 場所 青森県総合運動場はげましの広場内
(6) 大会に寄せられた善意
 大会の趣旨に賛同された多くの方々から善意の寄贈が相次ぎ,このご好意を十分反映させながら,各選手役員団の激励及び大会の運営のため活用した。

開会式
開会式

推進項目 内容 推進団体
歓迎装飾 10連旗・3本旗の装飾,歓迎ワッペンの作成配布 懸垂幕の掲場 あすなろさわやか運動(青森商工会議所)松木屋・かね長・中三・みなみ
歓迎・歓送 駅・空港での歓迎・歓送
折づるレイの贈呈
湯茶接待所設置
ライオンズクラブ
ライトサークル
コンパニオン・ボランティア
市内小学校
清掃奉仕 会場・駐車場・友愛の広場等の清掃 明るい社会づくり東青地区推進会
日本赤十字社奉仕団
日本ボーイスカウト青森連盟
花いっぱい運動 美しい環境のもとで大会参加者を迎える 青森市町会連合会
青森県花卉振興協会
後夜祭 10月16日新町通りでネブタ運行
交歓の広場,模擬店の開設
芸能披露等
青森青年会議所
はげましの広場 会場内に交歓の広場開設
飲食・演芸・民芸コーナー
福祉展コーナー
青森市社会福祉協議会
各協力団体
歓迎袋・観覧袋への内容品詰込奉仕 大会プログラム,観光パンフレット,青森県の福祉,観覧帽,みやげ品等の詰込奉仕 明るい社会づくり東青地区推進会
日本赤十字社奉仕団
ライトサークル
日本ボーイスカウト青森連盟
コンパニオン 手話通訳,選手の表彰介助
選手,役員団,障害者への介助案内
青森明の星短期大学
青森高等看護学院
愛のタクシー運動 障害者の介助方法,車椅子のたたみ方シンボルステッカーの添付 青森市ハイヤー協会
青森個人タクシー協同組合
小さな親切運動青森県本部
愛の鈴運動 コンパニオン,補助具が鈴を着用 
(視覚障害者への配慮)
青森愛盲協会
女子車椅子バスケットチーム招待 全国大会参加の機会のない女子車いすバスケットチームを招待
東京グレース(東京)
飛鳥(関西)
小さな親切運動青森県本部
都道府県指定都市別参加申込一覧表
都道府県
指定都市名
役員 選手 肢体不自由者 視覚
障害者
聴覚
障害者
団体競技 備考
車イスバ
スケット
盲人
野球
1北海道 10 (5) 21 31 (2) 11 1 (2) 4 (1) 5 - - -
2青森 20 (9) 78 98 (3) 26 (2) 16 (1) 23 (3) 13 12 15 -
3岩手 10 (2) 10 20 (1) 6 1 1 (1) 2 - - -
4宮城 8 (2) 9 17 2 0 (1) 4 (1) 3 - - -
5秋田 8 (1) 9 17 4 1 (1) 2 2 - - -
6山形 9 (1) 9 18 (1) 4 1 1 3 - - -
7福島 14 (3) 34 48 (2) 7 9 16 (1) 2 9 15 -
8茨城 12 (2) 11 23 (1) 4 1 (1) 3 3 - - -
9栃木 9 (1) 10 19 4 1 3 (1) 2 - - -
10群馬 10 (2) 10 20 (1) 4 0 3 (1) 3 - - -
11埼玉 13 (2) 14 27 3 3 3 (2) 5 - - -
12千葉 12 (3) 20 32 (1) 3 11 2 (2) 4 9 - -
13東京 20 (8) 37 57 (1) 6 (1) 14 (2) 7 (4) 10 10 - -
14神奈川 13 (2) 23 36 (1) 4 (1) 2 16 1 - 15 -
15新潟 8 (2) 12 20 4 0 3 (2) 5 - - -
16富山 11 (2) 23 34 (1) 4 0 16 (1) 3 - 15 -
17石川 11 (2) 8 19 (1) 4 1 (1) 2 1 - - -
18福井 10 (1) 7 17 (1) 3 1 2 1 - - -
19山梨 10 (1) 8 18 (1) 3 0 2 3 - - -
20長野 10 (5) 29 39 (4) 14 10 2 (1) 3 10 - -
21岐阜 10 (2) 10 20 (2) 9 0 0 1 - - -
22静岡 10 (2) 29 39 10 0 17 (2) 2 - - 15
23愛知 10 (3) 13 23 7 0 (1) 3 (2) 3 - - -
24三重 7 (1) 9 16 3 0 (1) 3 3 - - -
25滋賀 10 (3) 8 18 (1) 5 0 (1) 1 (1) 2 - - -
26京都 10 (2) 8 18 3 (1) 1 2 (1) 2 - - -
27大阪 11 (2) 15 26 (1) 9 1 2 (1) 2 - - -
28兵庫 10 (5) 25 35 (1) 8 (3) 13 2 (1) 2 10 - -
29奈良 9 (1) 8 17 (1) 4 1 2 1 - - -
30和歌山 10 (2) 10 20 (1) 3 1 3 (1) 3 - - -
31鳥取 10 (2) 8 18 (1) 4 0 2 (1) 3 - - -
32島根 12 (3) 24 36 5 1 (2) 17 (1) 1 - 15 -
33岡山 8 (4) 12 20 (2) 7 1 (1) 2 (1) 2 - - -
34広島 10 (2) 23 33 (1) 5 10 (1) 5 3 9 - -
35山口 10 (1) 10 20 (1) 5 1 2 2 - - -
36徳島 9 (3) 8 17 (2) 4 0 2 (1) 2 - - -
37香川 10 (2) 9 19 3 2 (1) 2 (1) 2 - - -
38愛媛 9 (3) 17 21 (2) 6 0 3 (1) 3 - - -
39高知 7 (1) 9 16 (1) 5 0 3 1 - - -
40福岡 12 (4) 16 28 (1) 8 1 3 (3) 4 - - -
41佐賀 10 (4) 21 31 (2) 12 (1) 1 (1) 4 4 - - -
42長崎 10 (3) 12 22 (3) 8 0 2 2 - - -
43熊本 10 (5) 13 23 (3) 6 1 (1) 3 (1) 3 - - -
44大分 10 (4) 26 36 (2) 6 1 (1) 17 (1) 2 - - 14
45宮崎 10 (1) 10 20 (1) 4 1 2 3 - - -
46鹿児島 10 (4) 20 30 (2) 11 (1) 1 3 (1) 5 - - -
47沖縄 12 (1) 8 20 (1) 3 1 2 (1) 2 - - -
48札幌市 9 (1) 8 17 5 0 2 1 - - -
49川崎市 16 (2) 8 24 (1) 7 0 (1) 1 0 - - -
50横浜市 8 (1) 8 16 (1) 4 0 2 2 - - -
51名古屋市 7 (1) 8 15 4 0 (1) 2 2 - - -
52京都市 15 (1) 9 24 3 1 2 (1) 3 - - -
53大阪市 10 (4) 13 23 (2) 6 2 (1) 2 (1) 3 - - -
54神戸市 12 (4) 23 35 (1) 3 0 (1) 17 (2) 3 - 15 -
55北九州市 16 (3) 18 34 1 11 (1) 3 (2) 3 10 - -
56福岡市 8 (1) 8 16 0 0 (1) 5 3 - - -
女子バスケット (7) (27) (34) - - - - (27) - -
合計 595 (144)861 1,456 (59)315 (10)127 (26)259 (49)160 79 119 -

※( )は女子選手再掲

種目別参加申込一覧表
区分 肢体(1) 肢体(2) 視覚 聴覚 合計
歩走技群 100m障害競歩 10 6 16 - - - - - - - - - 10 6 16
60m直線走 - - - - - - 35 7 42 - - - 35 7 42
60m競走 - 30 30 - 7 7 - - - - - - - 37 37
100m競走 80 - 80 21 - 21 28 14 42 34 22 56 163 36 199
200m競走 - - - - - - 7 - 7 12 11 23 19 11 30
400m競走 28 - 28 - - - - - - 13 5 18 41 5 46
800m競走 - - - - - - - - - 8 - 8 8 - 8
1500m競走 - - - - - - 15 - 15 14 - 14 29 - 29
5000m競走 - - - - - - - - - 7 - 7 7 - 7
小計 118 36 154 21 7 28 85 21 106 88 38 126 312 102 414
跳技群 立巾跳 64 22 86 - - - 29 6 35 - - - 93 28 121
走巾跳 46 9 55 - - - 22 8 30 35 17 52 103 34 137
走高跳 5 - 5 - - - 10 1 11 15 8 23 30 9 39
三段跳 - - - - - - 6 - 6 14 - 14 20 - 20
小計 115 31 146 - - - 67 15 82 64 25 89 246 71 317
投技群 砲丸投 40 9 49 6 1 7 19 2 21 22 14 36 87 26 113
槍正確投 59 12 71 8 2 10 - - - - - - 67 14 81
槍投 7 1 8 - - - - - - 12 2 14 19 3 22
ソフトボール投 42 15 57 4 2 6 30 - 30 - - - 76 17 93
ハンドボール投 - - - - - - - 8 8 - - - - 8 8
小計 148 37 185 18 5 23 49 10 59 34 16 50 249 68 317
スラローム競走 - - - 13 3 16 - - - - - - 13 3 16
陸上合計 381 104 485 52 15 67 201 46 247 186 79 265 820 244 1064
水泳競技 20m自由形 - - - - - - 14 1 15 - - - 14 1 15
20m平泳 - - - - - - 5 - 5 - - - 5 - 5
20m背泳 - - - - - - - 3 3 - - - - 3 3
25m自由形 23 2 25 - - - - - - - - - 23 2 25
25m平泳 13 6 19 - - - - - - - - - 13 6 19
25m背泳 2 1 3 - - - - - - - - - 2 1 3
50m自由形 13 - 13 - - - - - - - 4 4 13 4 17
50m平泳 2 - 2 - - - - - - - 3 3 2 3 5
50m背泳 3 - 3 1 - 1 - - - - - - 4 - 4
100m自由形 - - - - - - - - - 5 - 5 5 - 5
100m平泳 - - - - - - - - - 8 - 8 8 - 8
100m背泳 - - - - - - - - - 1 - 1 1 - 1
水泳合計 56 9 65 1 - 1 19 4 23 14 7 21 90 20 110
卓球 60 8 68 8 - 8 8 2 10 24 10 34 100 20 120
アーチェリー 15 1 16 15 1 16 - - - - - - 30 2 32
車椅子バスケットボール - - - 79 - 79 - - - - - - 79 - 79
盲人野球 - - - - - - 119 - 119 - - - 119 - 119
512 122 634 155 16 171 347 52 399 224 96 320 1238 286 1524

(注)実人員 総数 男子 717人 女子 144人 計 861人
個人競技 男子 519人 女子 144人 663人
団体競技 車椅子バスケットチーム 8チーム 79人
盲人野球 8チーム 119人   

車椅子バスケット競技組合せ

盲人野球競技組合せ

2.第2回極東・南太平洋身体障害者スポーツ大会

オーストラリア シドニー市(メリーランド,パラマッタ)
昭和52年11月20日~26日
参加 16ケ国
選手327人 役員103人 計430人

日本選手団人員数

  • 選手 34人
  • 役員 22人
  • 計 56人

各国選手数内訳

  1. オーストラリア 123人
  2. ニュージーランド 51人
  3. 日本 34人
  4. インドネシア 23人
  5. 韓国 23人
  6. フィリッピン 20人
  7. 香港 14人
  8. インド 10人
  9. ビルマ 9人
  10. シンガポール 4人
  11. フィージー 4人
  12. マレーシア 4人
  13. トンガ 2人
  14. ネパール 2人
  15. パプアニューギニア 2人
  16. スリランカ 2人

計16カ国 327人

役員

役職名 氏名 所属
団長 中村 裕 太陽の家 理事長
マネージャー 氏家 馨 日本身体障害者スポーツ協会
医師 初山泰弘 国立身体障害センター
医師 宮里良康 北町病院
看護婦 中井トヨ子 大分中村病院
ヘッドコーチ 増田弥太郎 日本身体障害者スポーツ協会
コーチ 中川一彦 国立身体障害センター
コーチ 江口秀幸 国立福岡視力障害者センター
コーチ 三村一郎 株式会社ヤシカ
コーチ 藤原進一郎 大阪市身体障害者スポーツセンター
コーチ 高橋 寛 太陽の家
通訳 中島 和 日本身体障害者スポーツ協会
通訳 高島和子 日本赤十字社語学奉仕団
通訳 桂川正克 日本赤十字社語学奉仕団
通訳 田中晶子 日本赤十字社語学奉仕団
参与 坂本行衛 国立身体障害センター
参与 西沢秀雄 厚生省社会局
参与 佐藤重智 厚生省社会局
参与 大野 昂 厚生省社会局
参与 田崎忠雄 大分県庁
参与 岩品法雄 日本自転車振興会
医師 長谷川恒範 国立聴力言語障害センター

選手

(ア)車椅子

- 県名 氏名 年令 性別 障害程度 出場種目
障害名 等級
茨城 遠藤正彦 17 両下肢
マヒ
100m,800m, 1,500m, スラローム
埼玉 玉川敏彦 25 背損 100m,1,500m, スラローム,バスケットボール
千葉 伊藤俊之 19 背損 100m,800m, スラローム,槍正
千葉 久我 昇 30 背損 100m,800m, 卓球SD(高橋),砲丸
千葉 高橋和禧 37 背損 100m,スラローム, 卓球SD(久我),〃砲丸
東京 平石一美 31 背損 60m,400m,スラローム
東京 仁科由起子 24 両下肢
マヒ
60m,800m,1,500m, スラローム
神奈川 横山孝司 23 背損 100m, スラローム,アーチェリー,初心者50m平,50m背
石川 幸塚直子 18 両下肢
マヒ
60m, 800m,スラローム,卓球,25m背
10 兵庫 永谷正秀 28 背損 100m,200m, スラローム,砲丸,25m背
11 高知 川村裕夫 30 背損 100m,800m, 1,500m, スラローム,砲丸,槍正,重量挙Ligt
12 大分 牧 義彦 37 頸損 60m,スラローム, 卓球,アーチェリー
13 大分 松倉英治 36 背損 100m,200m, アーチェリー(ショートメトリック)ダーチェリー
14 大分 永未俊雄 31 両下肢
マヒ
スラローム, 卓球SD(長田)50m,自由個人メドレー
15 大分 宮本猪一郎 30 両下肢
マヒ
バスケットボール
16 大分 長田博行 30 両下肢
マヒ
100m,スラローム, 卓球SD(永未)フェンシングフルーレ,エベ,サーベル
17 神戸 嘉納洋二郎 22 背損 1,500m, スラローム,砲丸,槍正,卓球SD
18 三重 羽根利和 37 背損 1 バスケットボール
19 千葉 押野定芳 27 背損 バスケットボール
20 長野 吉住清次 27 背損 バスケットボール
21 長野 松井順一 27 背損 バスケットボール
22 北九州 白川長宏 28 背損 バスケットボール
23 北九州 近藤勝巳 26 背損 バスケットボール
24 北九州 田中宏司 33 背損 バスケットボール
25 大分 江藤秀信 33 両下肢
マヒ
バスケットボール

(イ)切断者

- 県名 氏名 年令 性別 障害程度 決定種目
障害名 程度
北海道 三野 勉 35 両下肢切断 卓球S,砲丸,槍正,槍投,ボウルS
東京 松坂雅美 19 右下肢切断 卓球S,砲丸,立巾,走高,ボウルSD(興津)
神奈川 興津信二 26 右下肢切断 槍投,槍正,平,背,自由,個人メドレー,ボウルSD(松坂)
岐阜 青木和俊 28 右下肢切断 槍投,槍正,砲丸,立巾,ボウルSD(正木)
岐阜 土川立夫 25 右手関節切断 100m,槍正,走巾,ボウルS
兵庫 正木直樹 31 右下肢切断 槍投,槍正,砲丸,平,背,自由,個人メドレー,ボウルSD(青木)
鹿児島 三角正美 21 右上肢切断 100m,卓球S,槍正,走巾,ボウルS

(ウ)盲人

- 県名 氏名 年令 性別 障害程度 決定種目
障害名 等級
千葉 黒川祐二 17 - 100m,400m,円盤,走巾,走高
東京 庄子政則 21 - 60m,槍投,立巾,走高,100m自由

日本選手入賞数及び障害別内訳
金41 銀22 銅16 計79

部門 選手数
車椅子 25 31 14 10 55
肢体不自由 7 9 4 5 18
視覚障害 2 1 4 1 6
34 41 22 16 79

1.車椅子

- 氏名 出身
都道府県市
クラス 競技種目 順位 メダル 記録 Fespic記録 世界記録 備考
遠藤正彦 茨城 スラローム 1′45″6 1′28″6 - -
伊藤俊之 千葉 100m 20″7 18″7 19″0 リレー出場者
伊藤、久我、河村、近藤
800m 3′09″8 3′06″5 2′47″0
リレー60m×4 54″2 54″3 48″80
久我 昇 千葉 リレー60m×4 54″2 52″3 48″80 -
高橋和禧 千葉 スラローム 1′35″2 1′33″0 - -
平石一美 東京 - 60m 21″22 17″9 16″40 -
400m 2′20″0 Fespic 2′02″80
スラローム 1′52″3 Fespic -
仁科由起子 東京 60m 19″7 Fespic 14″60 -
800m 4′27″0 Fespic 3′29″80
1,500m 8′57″8 Fespic -
スラローム 1′41″7 Fespic -
横山孝司 神奈川 アーチェリー
(初心者ショートメドリック)
619点 - 609点 -
100m 25″5 21″7 19″10
背泳25m 38″05 25″12 -
幸塚直子 石川 卓球(シングルス) - - - -
60m 16″1 Fespic 14″20
400m 2′09″5 Fespic -
平泳50m 1′33″98 1′22″68 55″47
永谷正秀 兵庫 - 200m 1′02″2 50″03 41″90 -
スラローム 1′32″0 Fespic -
10 川村裕夫 高知 重量挙(ミドル級) 110㎏ 165㎏ - -
800m 3′06″5 Fespic 2′47″00
1,500m 6′00″0 Fespic 5′32″00
スラローム 1′27″0 1′23″4 -
リレー 60m×4 54″2 52″3 48″80
11 牧 義彦 大分 アーチェリー(頸損初心者) 657点 657点 610点 世界新
ダーチェリー - - -
卓球(ダブルス) - - -
12 松倉英治 大分 - アーチェリー(ショートメトリック) 545点 569点 600点 -
ダーチェリー - - -
13 永末俊雄 大分 卓球(ダブルス) - - - - - -
自由型50m - - 51″78 Fespic 37″20
個人メドレー - - 1′50″11 1′36″88 1′06″21
14 長田博行 大分 フェンシング エベ - - - -
フルーレ - - -
サーブル - - -
スラローム 1′35″1 1′33″0 -
15 嘉納洋二郎 神戸 卓球(シングルス) - - - -
スラローム 1′27″3 1′23″4 -
16 玉川敏彦 埼玉 1,500m 6′30″6 5′18″6 5′18″60 -
スラローム 1′32″9 1′28″6 -
17 近藤勝巳 北九州 - リレー 60m×4 54″2 52″33 48″80 -

2.バスケットボール

- 氏名 出身都道府県市 クラス メダル 順位 対戦 備考
押野定芳 千葉 日本 62:32 New South Wales

日本 56:39 Western Australia

日本 72:42 South Australia

日本(不戦勝) 2:0 Queens land

日本 62:58 Victoria

日本 66:44 Victoria

日本 64:39 Victoria
-
吉住清次 長野
松井順一 長野
白川長広 北九州
近藤勝巳 北九州
田中宏司 北九州
江藤秀信 大分
宮本猪一郎 大分
玉川敏彦 埼玉
10 羽根利和 三重

3.肢体不自由(切断)

- 氏名 出身都道府県市 クラス 競技種目 順位 メダル 記録 Fespic記録 世界記録 備考
三野 勉 北海道 D1 卓球 シングルス - - - -
松坂雅美 東京 高跳 1m55㎝ - 1m86㎝ -
立巾跳 2m49㎝ - 2m96㎝
興津信二 神奈川 背泳 100m 2′03″44 1′39″03 - -
平泳 100m 2′06″36 - 1′31″01
個人メドレー 4′09″20 - 2′55″09
青木和俊 岐阜 砲丸投 10m71㎝ 10m71㎝ 13m39㎝ -
槍投 34m56㎝ 35m11㎝ 40m74㎝
立巾跳 2m19㎝ 2m26㎝ 2m49㎝
土川立夫 槍正確投 34点 35点 - -
走巾跳 4m94㎝ 5m06㎝ 6m01㎝
正木直樹 兵庫 背泳 100m 1′51″17 - 1′16″08 -
自由型 100m 1′30″24 1′26″33 1′03″03
平泳 100m 1′43″64 - 1′27″04
個人メドレー 3′40″15 - 2′39″07
三角政美 鹿児島 槍正確投 32点 34点 - -
走巾跳 5m63㎝ 5m75㎝ 5m82㎝    
卓球 シングルス - - -

4.視覚障害

- 氏名 出身都道府県市 クラス 競技種目 順位 メダル 記録 Fespic記録 世界記録 備考
黒川祐二 千葉 DB 高跳 1m54㎝ 1m57㎝ 1m65㎝ -
400m走 1′06″90 59″67 -
庄子政則 東京 DA 高跳 1m20㎝ 2m45㎝ - -
立巾跳 2m62㎝ - 2m89㎝
60m走 8″33 7″88 7″30
自由型 100m 1′48″11 1′24″12 1′08″02

3.第13回世界ろうあ者競技大会

ルーマニア ブカレスト市
昭和52年7月17日~26日
日本選手団 選手17人 役員8人

役員
団長/竹島昭三郎(全日本ろうあ連盟役員)
監督/川島節郎(京都府身体障害者福祉センター指導員)
コーチ/

  • 宮里孝三(沖縄県立ろう学校教諭)
  • 砂田 恒(鳥取県立ろう学校教諭)
  • 寺尾 豊(ラサスイミングスクール主任コーチ)

マネージャー/玉木 修(国立聴力言語障害センター指導課長)
手話通訳/

  • 石原茂樹(東京都手話通訳派遣協会)
  • 代々木喜代子(東京都葛飾区福祉事務所)
選手
- 氏名 性別 年齢 出身 陸上種目
佐藤茂子 24 山形県 卓球
吉田信一 26 埼玉県 卓球
幾島政幸 25 東京都 卓球
安藤わき江 19 愛知県 卓球
中井和代 19 滋賀県 陸上
吉田厚子 19 大阪府 陸上
中田康夫 28 広島県 バレーボール
奥 幸男 26 広島県 バレーボール
儀保盛光 23 沖縄県 バレーボール
10 島尻寛俊 24 沖縄県 バレーボール
11 榎 貞雄 21 沖縄県 バレーボール
12 上江田武志 21 沖縄県 バレーボール
13 金城秀成 21 沖縄県 バレーボール
14 宮城 功 22 沖縄県 バレーボール
15 宮城 明 25 沖縄県 バレーボール
16 比嘉 勉 25 沖縄県 バレーボール
17 中田信康 17 大阪市 水泳

各国メダル獲得数
国名
アメリカ 35 23 21
ソビエト 21 10 15
イラン 8 4 2
日本 5 2 0
イタリア 5 0 3
ユーゴ 4 4 1
西ドイツ 2 4 5
ルーマニア 2 0 4
ブルガリア 1 5 5
10 スエーデン 1 3 1
11 ベルギー 1 2 1
12 デンマーク 1 2 0
13 ノルウェー 1 1 0
14 東ドイツ 1 0 3
15 オーストラリア 1 0 1
16 カナダ 0 4 3
17 ポーランド 0 3 4
18 ハンガリー 0 3 2
19 フランス 0 3 1
20 フィンランド 0 0 1

卓球
卓球

参加国一覧参加国一覧
略号 国名 選手数
ARD アルゼンチン 16
AUS オーストラリア 22
AUT オーストリア 13
BEL ベルギー 21
BRD 西ドイツ 82
BUL ブルガリア 72
CAN カナダ 30
COL コロンビア 6
CZE チェコスロバキア 34
10 DDR 東ドイツ 15
11 DEN デンマーク 44
12 ESP スペイン 60
13 FIN フィンランド 35
14 FRA フランス 64
15 HOL オランダ 41
16 HUN ハンガリー 41
17 IND インド 4
18 IRN イラン 58
19 IRL アイルランド 36
20 ISR イスラエル 31
21 ITA イタリア 109
22 JPN 日本 17
23 JUG ユーゴスラビア 61
24 MEX メキシコ 8
25 NOR ノールウェー 29
26 NZL ニュージーランド 1
27 POL ポーランド 42
28 ROM ルーマニア 145
29 SUI スイス 29
30 SWE スウェーデン 67
31 TUR トルコ 19
32 URS ソビエト 87
33 USA アメリカ 156
34 VEN ベネズエラ 9
合計 1,504

不参加加盟国6ケ国
イギリス ブラジル チリー ギリシャ ポルトガル ウルグアイ

日本参加選手の結果成績
参加種目 10回大会(アメリカ) 11回大会(ユーゴスラビア) 12回大会(スェーデン) 13回大会(ルーマニア)
卓球チーム 女子シングルス 2位 - - 男子シングルス 1位
- 男子シングルス 2位 男子団体 1位 男子シングルス 4位
- 女子ダブルス 2位 女子団体 2位 女子シングルス 1位
- 女子団体 2位 男子個人 1位 男子ダブルス 1位
- - 男子個人 2位 女子ダブルス 1位
- - 男子ダブルス 1位 男女混合 1位
- - 男女混合 1位 男女混合 2位
陸上チーム 25㎞競走 3位 100m競歩 2位 - 走高跳(女子) 5位
- - - 走高跳(女子) 6位
- - - 走巾跳(女子) 7位
水泳チーム - - - 1,500m自由形 2位
- - - 400m自由形 6位
男子バレーチーム - - - 男子チーム6人制 4位
参加選手 7名 参加選手 9名 参加選手 9名 参加選手 17名
歴代世界ろう者競技大会開催地
期日 開催地 参加国 参加選手
第1回 1924年(大正13年)8月10~17日 パリ大会(フランス) 9ケ国 133名
第2回 1928年(昭和3年)8月18~26日 アムステルダム大会(オランダ) 10 210
第3回 1931年(昭和6年)8月19~25日 ニュルンベルグ大会(ドイツ) 14 316
第4回 1935年(昭和10年)8月18~24日 ロンドン大会(イギリス) 12 283
第5回 1939年(昭和14年)8月24~27日 ストックホルム大会(スウェーデン) 13 264
※第二次世界大戦のため,十年間中断。
第6回 1949年(昭和24年)8月12~16日 コペンハーゲン大会(デンマーク) 14 393
第7回 1953年(昭和28年)8月15~19日 ブリュッセル大会(ベルギー) 16 524
第8回 1957年(昭和32年)8月25~30日 ミラノ大会(イタリア) 25 626
第9回 1961年(昭和36年)8月6~10日 ヘルシンキ大会(フィンランド) 24 595
第10回 1965年(昭和40年)8月27~7月3日 ワシントン大会(アメリカ) 27 697
※日本が初めてワシントン大会に参加
第11回 1969年(昭和44年)8月9~16日 ベオグラード大会(ユーゴスラビア) 33 1,183
※話題のスプリンター遠藤宗司選手は100mに5位入賞す
第12回 1973年(昭和48年)8月21~28日 マルメ大会(スウェーデン) 32 1,061
※卓球王国日本, ヨーロッパを制圧
第13回 1977年(昭和52年)7月17~26日 ブカレスト大会(ルーマニア) 34 1,504
冬季世界ろう者競技大会開催地
期日 開催地 参加国 参加選手
第1回 1949年(昭和24年)2月26~30日 シーフエルド大会(オーストラリア) 5ケ国 33名
第2回 1953年(昭和28年)2月20~24日 オスロ大会(ノルウェー) 43
第3回 1955年(昭和30年)2月10~13日 オベランメルガル大会(西ドイツ) 57
第4回 1959年(昭和34年)1月27~30日 モンタナーベルメラ大会(スイス) 56
第5回 1963年(昭和38年)3月11~16日 オーレ大会(スウェーデン) 53
第6回 1967年(昭和42年)2月20~25日 ベルヒデスガーデン(西ドイツ) 12 86
※日本が初めて冬季大会に参加
第7回 1971年(昭和46年)1月25~29日 アデルボーデン大会(スイス) 13 99
第8回 1975年(昭和50年)2月11~16日 レークプラシッド大会(アメリカ) - -

4.第3回カナダ国際身体障害者スキー大会

カナダ バンフ市
昭和52年4月18日~23日
参加/カナダ・アメリカ・日本
(昭和52年度より本協会経費負担)

参加者
大会名誉会長/三笠宮寛仁親王殿下(他1名)
団長兼選手/○田中義貴(日本身体障害者スキー協会会長)(右股関節離断)
顧問/

  • ○栗山廉平(元総理府総務副長官 協会顧問)
  • 栗山槙子

ドクター/○栗山廉二郎 (医学博士)
コーチ/

  • ○田村英樹 (日本スキー教師連盟(SIA)代表)
  • ○小林俊勝(元オリンピック日本代表(ジャンプ)・札幌スキー連盟理事(SAJ))
  • ○鮎川喜八郎(山形県米沢市スキー連盟理事長)

サポート兼/柳沢 保(スキー指導員(SIA)浩君の兄)
記録/

  • ○玉置克年(学習院大学スキー部の先輩(8㎜担当))
  • ○尾久元一(HSAJ会友(スチール担当))


東北地区/

  • ○熊谷勇一(宮城県)
    (左股関節離断)
  • ○飯田謙一(宮城県)
    (右下肢機能障害)
  • 柏倉平七(宮城県)
    (両上肢神経マヒ)

関東地区/

  • ○伊藤 勇(東京都)
    (ポリオ・右下肢)
  • 伊牟田 稔(長野県)
    (ポリオ・右下肢)
  • ○模尾四郎(神奈川県)
    (下肢切断)
  • ○吉野龍一(埼玉県)
    (右ヒザ関節強直)
  • ○島 厚子(東京都)
    (両足関節機能障害)
  • ○柳沢 浩(群馬県)
    (サリドマイド)
  • 仲内信行(埼玉県)
    (右大腿部切断)

中部地区/

  • 笹川良治(長野県)
    (ヒザ関節強直)

東海地区/

  • 草薙 修(三重県)
    (体幹発育不全)

関西地区/

  • 中作真由美(兵庫県)
    (左足関節機能障害)
  • 松浦賢三(兵庫県)
    (右上腕切断)

中国地区/

  • ○佐藤 亘(岡山県)
    (弱視)
  • ○高橋一恵(岡山県)
    (ポリオ・右下肢)

○印は補助対象

 この大会には,三笠宮寛仁親王殿下がご参加され,日本選手に対して親しくご指導を賜った。

第3回カナダ国際身体障害者スキー大会日程
4/15
(金)
東京 pm20:00 CP402便 カナダ(バンクーバー)へ
羽田発 - -
バンクーバー着 am11:45 -
バンクーバー発 pm1:10 CP62便 (国内線のりかえ)
カルガリー着 3:20 -
ホテル着 5:00 -
4/16
(土)
ホテル 発 am8:30 バスでサンシャインスキー場へ
スキー場 着 9:30 大会会場で練習
スキー場 発 pm4:00 バスでホテルへ
ホテル 着 5:00 -
4/17
(日)
ホテル 発 am8:30 ホテル内にて公式参加登録 受付開始pm2:00~9:00
スキー場 着 9:30 バスでレークルイーズスキー場へ(終日練習)
4/18
(月)
ホテル 発 am8:30 バスで大会会場(サンシャインスキー場)へ
- 10:00 開会式
2:00 練習
4:30 モルソンビヤーパーテー(後援ビール会社主催)
6:00 バスでホテルへ
7:00 野外パーティー(西部スタイル) バンフスプリングスホテル
4/19
(火)
- am8:30 バスで大会会場(サンシャインスキー場)へ
10:00 申告タイムレース開始(大回転)
2:00 研究発表討論会(サンシャインスキー場)
7:00 バーバリアンパーティー(バンフスプリングスホテル)
4/20
(水)
- am8:30 バスで会場へ
10:00 申告タイムレース(回転)
am2:00 研究発表討論会(サンシャインスキー場)
4:30 表彰式(バンフスプリングスホテル)
7:00 プロビンシャル 夕食
4/21
(木)
- am8:30 代表選手バスで会場へ(代表を応援するもスキーを楽しむ・買物等1日自由)
10:00 カナダハンデスキー選手権(国際ルールによるスピードレース)
pm2:00 研究発表討論会(サンシャインスキー場)
8:00 用具展示及び映画会(各国の活動報告) バンフスプリングスホテル
4/22
(金)
ホテル 発 am9:00 バスでカルガリー空港へ
カルガリー 発 11:40 CP63便 バンクーバーへ(約1時間)
バンクーバー着 11:35 市内観光後ホテルへ 日本領事館にてディナーレセプション
4/23
(土)
- am8:00 朝食(ホテルにて) 1日フリー
pm6:00 ブリティシュ・コロンビア州政府主催レセプション
4/24
(日)
ホテル 発 am11:00 バスで空港へ
バンクーバー発 pm1:30 CP401便 日本(羽田)へ
4/25
(月)
東京 pm3:10 通関後解散
羽田着 - -

5.身体障害者スポーツ指導者研修会

1)全国研修会/国立身体障害センター付属リハビリテーション技術研修所
○前期/昭和52年8月22日~27日受講者34人
○後期/昭和53年3月29日~31日受講者36人

実技研修
実技研修

前期身体障害者スポーツ指導者研修会日程
- 午前(9:00~12:00) 午後(13:00~17:00)
8月22日
(月)
開講式(9:00~9:30)
医学的リハビリテーションにおけるスポーツの役割
(9:45~12:00)
 国立身体障害センター医務課長 初山泰弘
運動生理学(運動処方をめぐる最近の進歩)
日本女子体育大学教授 山川 純
8月23日
(火)
障害概論 1 脳性麻痺
(含養護訓練,体育,スポーツの実際)
筑波大学教授 五味重春
障害概論 2 四肢切断
(含体育,スポーツの実際)
鉄道弘済会
東京身体障害福祉センター所長 稗田正虎
8月24日
(水)
障害概論 3 脊髄損傷
(含,体育,スポーツの実際)
国立身体障害センター外来医長 木村哲彦
身体障害者スポーツ競技規則概説
(1)国際競技について(12:00~14:00)
国立身体障害センター主任体育訓練専門職 中川一彦
水泳指導の実際と救急法(14:00~17:00)
日本赤十字社 佐藤忠義
8月25日
(木)
障害概論 4 聴覚障害
(含,体育,スポーツの実際)
東京都立太田ろう学校教諭 川口 浩
障害概論 5 視覚障害
(含,体育,スポーツの実際)
埼玉県立盲学校教諭 川崎善二
8月26日
(金)
障害者理解のための心理学
東海大学教授 泉山中三
身体障害者スポーツ競技規則概説 
(2) 国内競技について
国立身体障害センター体育訓練専門職 水田賢二
8月27日
(土)
ゼミナール・地域の状況報告(9:00~11:00)
国立身体障害センター主任体育訓練専門職 
中川一彦
閉講式(11:30~12:00)
-
後期身体障害者スポーツ指導者研修会日程
- 午前(9:00~12:00) 午後(13:00~17:00)
3月13日
(月)
開講式(9:00~9:30)
運動医学概論
国士館大学教授 豊田 章
卓球競技とそのトレーニング
早稲田大学卓球部監督 河原 智
(助手2名)
3月14日
(火)
ウェイトトレーニングと重量挙(ベンチプレス)
日本大学助教授
日本ウェイトリフティング協会 林 克也
(助手1名)
アーチェリー競技とそのトレーニング
全日本アーチェリー連盟 広瀬 明
3月15日
(水)
聴覚障害者と体育・スポーツ(陸上競技を中心に)
川崎市立ろう学校教諭 橋場賢一
レクリェーション総論
城西大学教授 斎藤保夫
3月16日
(木)
車椅子バスケットボール競技とそのトレーニング
国立身体障害センター体育訓練専門職 水田賢二
(助手1名)
視覚障害者と体育・スポーツ(野球・卓球を中心に)
 国立東京視力センター 加藤博志
3月17日
(金)
肢体不自由者と陸上競技
国立身体障害センター主任体育訓練専門職
中川一彦 
(助手1名)
養護・訓練とそのかかわりにおいて
脳性麻痺児と体育・スポーツ
東京教育大学付属 桐ケ丘養護学校教諭 山本昌邦
3月18日
(土)
身体障害者スポーツの振興と福祉(9:00~11:00)
国立身体障害センター次長
日本身体障害者スポーツ協会事務局長 坂本行緯
閉講式(11:30~12:00)
-

2)地方研修会
 地方研修会は,昭和52年5月1日の青森県を皮切りに下記のとおり実施された。

身体障害者スポーツ指導者研修会実施状況
研修県名 月日 受講者数 講師数
青森 5/1,5/15,5/17,7/24,8/7,9/11,10/5,10/10 250人 4人
長野 5/29, 6/5,6/19,8/28 387
宮崎 7/25~28 58
広島 8/5~7,8/26~28 52
静岡 8/19~22 23 13
大阪市 1/22~28 53 13
北海道 3/25~26 55
- 878人 47人

3)身体障害者スポーツ指導者特別中央研修会実施要綱
1 目的
 身体障害者スポーツの急速な発展に即応して,現在各地域において,指導的立場にある指導者のより資質の向上を図るとともに,現にかかえている身体障害者スポーツの問題等を検討し,我が国の身体障害者スポーツの向上発展に資する。
2 主催
 財団法人 日本身体障害者スポーツ協会
3 期間
 昭和53年3月29日(水)~3月31日(金)
4 場所
 全国心身障害児福祉財団4階会議室
5 対象者
 本協会が実施した中央,又は地方研修を終了した者のうち現に身体障害者施設等に勤務しており,かつ地域において名実ともに指導的立場にあると評価されている者で,本協会が指名した者。

本協会が指名する者
氏名 所属
中川一彦 国立身体障害センター 主任体育訓練専門職
水田賢二 同上 体育訓練専門職
初山泰弘 同上 医務課長
木村哲彦 同上 外来医長
若菜常信 東京都民生局心身障害者福祉部福祉課事業係長
橋谷俊胤 神奈川県総合リハビリテーションセンター体育科長
加藤博志 国立東京視力障害センター厚生教官
川崎善二 埼玉県々立盲学校教諭
玉木 修 国立聴力言語障害センター指導課長
藤原進一郎 大阪市身体障害者スポーツセンター指導課長
田村信行 玉津リハビリテーションセンター生活指導員
山内保孝 国立神戸視力障害センター厚生教官
三村一郎 長野県車いすバスケットボールクラブ総監督
橋場賢一 川崎市立ろう学校教諭
高橋 寛 太陽の家理学療法士
中村 裕 太陽の家理事長
功力靖雄 筑波大学講師
橋倉一裕 国立身体障害センター所長
増田弥太郎 日本身体障害者スポーツ協会理事
身体障害者スポーツ指導者特別中央研修会日程
月日/区分 午前10:00~12:00 午後13:00~17:00
3月29日
(水)
身体障害者スポーツのあり方 身体障害者スポーツ
(肢体不自由者部門)の競技規則についての問題点
3月30日
(木)
身体障害者スポーツ
(視覚障害者部門)の競技規則についての問題点
身体障害者スポーツ
(聴覚障害者部門)の競技規則についての問題点
身体障害者スポーツの問題点
3月31日
(金)
懇談会
映画
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6.第6回日本車椅子バスケットボール選手権大会

期日/昭和52年4月30日(土)~5月1日(日)
場所/佼成学園体育館
主催/

  • 日本身体障害者スポーツ協会
  • 日本車椅子バスケットボール連盟

参加/

  • 緑成園バスケットクラブ
  • 福島愛好クラブ
  • 関東ライオンズ
  • 千葉作業所
  • 長野車椅子バスケットボールクラブ
  • 三重県車椅子バスケットボールクラブ
  • 大阪市車椅子バスケットボールクラブ
  • 琴の浦バスケットボールクラブ
  • 広島作業所
  • 高知クラブ
  • 北九州足立クラブ
  • 太陽の家バスケットボールクラブ
  • 熊本ピューマ
  • 好友クラブ
  • サガミ

女子東西対抗戦/

  • 西軍(女子)
  • 東軍(女子)

(合計 18チーム)
優勝/北九州足立クラブ・東軍(女子)
準優勝/千葉作業所


主題:
創立20年史 No.16

発行者:
財団法人日本身体障害者スポーツ協会

発行年月:
昭和60年3月31日

文献に関する問い合わせ先:
〒162
東京都新宿区戸山1-22-1
戸山サンライズ内
TEL 03-204-3993