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第4回国連障害者の権利条約特別委員会

報告:国際障害条約コーカス会議 2004年8月22日

長瀬修

1、 歓迎の挨拶・開会 ラガーウォールRI事務総長

2、 会議の議長の選出 ティナ・ミンコウィツ(WNUSP)

出席者:国際リハビリテーションセンター(CIR)、世界盲人連合(WBU)、世界ろう連合(WFD),ハンディキャップインターナショナル、オランダ障害連合、国際リハビリテーション協会(RI)、ヨーロッパ障害フォーラム(EDF)、カナダ地域生活協会(CACL・国際育成会連盟)、DPI、LSN,オーストラリア障害連合、デンマーク障害者組織、セーブザチルドレン等、約40名。

3、 予備的事項

4、 運営委員会

第2回特別委員会で設置。IDAメンバー(7)・プラス・6地域代表(北米・カリブ、ラテンアメリカ、アジア太平洋、欧州、アフリカ、アラブ)、LSN,CIR、非同盟NGO(非IDAメンバー)がメンバー。

4.1)運営委員会のメンバーの確認と各地域グループ代表の各地域への説明責任。「決定事項」運営委員会を設置する。運営委員会の役割は意思決定機関であり、特に緊急の決定を要する際に、決定を下す。全体コーカスも開催する。

運営委員会メンバーの決定は明日行う。明日の昼までには、各地域ブロックの会合を開いて地域代表(仮もしくは正)を選出する。全体コーカスは火曜日の朝から開催する。

4.2)コーカス会合への政府代表への参加

 DPO(障害者組織)に属する政府代表の全体コーカスへの参加は原則として「オープン」。問題がある場合は「クローズド」であると事前にアナウンスする。政府代表への運営委員会への参加はないものとする。オープンとクローズドの決定は運営委員会が行うものとする。

5.DPOとNGOの違い

 反中絶など単一の課題を追求するNGOとDPOとの区別をする必要。議長にコーカスの代表者を優先的に指名するように依頼する。セーブザチルドレンが議長宛の依頼の文書をドラフトする。月曜日中に、コーカス参加NGOのリストを作成し、政府に配布する。マリア・ベロニカ(CIR)がリストを作成する。

6.EU会合からの報告

7.ロビーイング戦略

7.1(連帯)

 WNUSPは法的能力と強制的施設収容(10条等)に関して連帯を求める。第17条〔教育〕に関して、世界盲人連合、世界ろう連盟、世界盲ろう者連盟はコーカス案への支持を求める。

8.その他

8.1 コーカス草案の活用

 現在のコーカス草案は最終案ではなく、今後も修正の余地がある。第3回特別委員会以来の逐条作業グループ(トピックワーキンググループ)を継続する。第3条〔定義〕、第25条〔モニタリング〕については第1読が行われるので、優先的に議論を行う。前文に関してコーカスとしての意見取りまとめをCACLとオーストラリアNGOで行う。構造に関しては、ティナが取りまとめを行う。現在のコーカス草案(更新予定)をインターネットに掲載し、そのURLアドレスを配布する。

9.NGO参加の問題

 アフリカとEUの妥協の結果、第2週(第2読)は参加(傍聴)が許されるが、発言権はないという見通しもある。明日はまず手続きの問題(NGOの参加・発言)が取り上げられる可能性がある。この問題に関して、議長団は妥協を探る模様。コーカスとしての発言を準備する(ノルドストローム担当)。NGOを締め出すという決定が下った場合は、記者会見等の準備を行う必要がある。

10.次回コーカス会合・運営委員会

 ガレゴス議長は明日の昼にNGOとの会合を開くという情報がある。その会合の後、運営委員会を昼休みには開催する。そのためには、各地域代表を明日の昼までには選出する。全体コーカスは火曜日朝9時から開催する。

登録は明日9時から行われる予定。