EUのブルー・バッジ

リハ協ブログ2013年3月3日より転載

ブルー・バッジ(Blue Badge)は、障害者のための駐車カードの一般的な呼称で、ヨーロッパ各国、アメリカ、オーストラリア等に普及しています。日本でも、身体障害者等駐車禁止除外指定車標章があり、この標章を掲げた車は、駐車禁止の道路でも駐車できるという制度がありますが、それによく似ています。

EUにも、「障害者のための駐車カード」があって、EU域内全体で通用します。このカードは、「障害者の駐車カードに関する理事会勧告」(98/376/EC)に基づき、各国が発行しますが、その対象者は、各国の同様の制度と合致するように各国が決めます。そのために、EUの障害者の駐車カードは共通ですが、その利用者の障害は同じではないということになります。

EU各国の駐車カードについては、次のサイトをご覧ください。

なお、「EUの障害者のための駐車カード」の様式と米国のブルー・バッジの写真を会員ページにアップします。写真は、昨年、筆者がUCLAに行ったときに撮影したもので、UCLAのバークレー校のまわりは、ブルー・バッジを掲示した車であふれていました。(寺島)

http://ec.europa.eu/justice/discrimination/disabilities/parking-card/index_en.html

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