世界中の視覚障害者等のために本へのアクセスを促進する歴史的な条約を採択

リハ協ブログ2013年6月28日より転載

モロッコのマラケシュで2013年6月18日から始まり、世界知的所有権機関(WIPO)が主催する国際的な交渉会議において、全盲、視覚障害者、およびプリントディスアビリティのある人々のために本へのアクセスを促進する画期的な新しい条約が6月27日に採択された。この条約は一週間以上の討議の後採択され、上記の人々の点字、大活字テキストおよび録音図書などのフォーマットによる出版物への、アクセスの改善に関する長年にわたる議論の集大成となる。またこの条約は、全盲、視覚障害者、その他のプリントディスアビリティのために著作物へのアクセスを促進するマラケシュ条約と呼ばれ、締約国が、著作権者に対する制限及び例外規定を通して、アクセシブルな形式で著作物の複製、配布および入手することを許可する国内法の採択が義務づけられることでアクセシブルな本不足に対処することになる。6月28日には、各国の代表団による条約の署名が行われ、20のWIPOのメンバー国が批准をすれば条約が発効する。(情報センター)

詳細は http://www.wipo.int/pressroom/en/articles/2013/article_0017.html

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