参議院選挙

リハ協ブログ2013年7月18日より転載

公職選挙法が改正され、今回の参議院選挙から、成年被後見人も投票できることとなっています。被後見人は選挙権を失うという法の規定は違憲であるとの判決が東京地裁で出されたのが今年の3月でしたが、国に対して起こされていた訴訟は、ここ数日で次々に和解に至っています。多くの方々が選挙権を取り戻したことは、まず歓迎したいと思います。

また今回の参議院選挙から、同じく公選法の改正により、いわゆるネット選挙が解禁されました。インターネットを使うことにより、情報を発する・受ける選択肢が増えることとなりますが、障害者はその利点をどの程度感じているのでしょうか。例えば、ホームページは、視覚障害者が音声等で読むことができるよう作られているでしょうか。動画メッセージには、字幕や手話が付いているでしょうか。新たな技術が新たな障壁を生むこととならないよう、注視していく必要があります。去る7月9日に、視聴覚障害4団体が、ネット選挙解禁への共同アピールを公表しています。ご一読ください。(原田)

  • http://www.jfd.or.jp/2013/07/09/pid11189
  • http://www.zennancho.or.jp/special/ELstatement130708.html
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