グーグルがコンタクトレンズ型の血糖測定器を開発

リハ協ブログ2014年1月18日より転載

合併症として視覚障害や腎臓機能障害を引き起こす糖尿病にとって日々の血糖値の管理が重要です。そのため、糖尿病患者にとって日々の血糖値の測定は重要ですが、現在は、指先から少量の血を採って測定機のセンサーに垂らして測定するという形のため、痛いのと自傷行為に似たような行為であるため血糖値の測定を嫌う人も多くいます。以前から涙や唾液などから測定したいという強い要望があり、世界中で研究されてきましたが、測定に十分な涙の量を確保できないことや、唾液では食事などによって値が変化するというなどの問題がありました。

未来的な技術の開発に取り組んでいるGoogleの開発部門であるGoogle X Labは、コンタクトレンズのように目に装着し血糖を測定できる機器を開発したとのことです。

この測定器は、コンタクトレンズのように常に目に入れておき、日々の血糖値を測定し、測定結果をスマートホンに送るというもので、痛みから解放される上に、一日を通して継続的に血糖値を測定できるすぐれものです。また、糖尿病性網膜症を発症した患者の場合は、スマートホンで測定値を音声で読み上げることも可能になります。

市販まではまだ時間がかかるようですが、早期の実用化が望まれます。詳しいことは、下のアドレスをご覧ください。(寺島)

http://googleblog.blogspot.co.uk/2014/01/introducing-our-smart-contact-lens.html

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