[福祉機器]記憶障害を補う福祉機器

リハ協ブログ2014年4月26日より転載

コンピューター/電子支援プログラム(Computer/Electronic Accommodation Program :CAP)は、米国の国防総省のプログラムで、国防総省および連邦職員に対する合理的配慮の一環としてコンピューターや電子機器を用いた福祉機器を提供したり、それらの機器の使用法を訓練したりしています。CAP自身も開発しますが、外部で開発されたいろいろな機器も活用して、それを障害のある国防総省職員(多くは障害を負った帰還兵)や連邦職員に配布したり、それの使用訓練を行ったりしています。

高次脳機能障害のために記憶障害のある職員に役立つ機器としては、携帯型の記憶補助機器を紹介しています。これは、iPpod Touchという名称で、名前のとおりiPodを使って、予定を打ち込んだり、音声で入力したりできます。必要に応じて予定の時間の10分前とか1時間前とかにメロディーや振動で教えてくれます。録音機能もあるので、必要なことを録音しておき、後で再生することもできます。これらの操作も音声で行えます。視覚障害がある場合には、文字の大きさを変えたり色を変えたりできます。

CAPのサイトには、これ以外にも高次脳機能障害に役立つ機器が紹介されています。また、他の障害に役立つ機器も障害別に示されています。興味のある方は下のサイトをご覧ください。

CAPのサイト:
https://www.cap.mil/Solutions/Index.aspx

紹介ビデオ:
https://www.youtube.com/watch?v=SfQNIpxH8es&list=PLCA9ADEBB1CD8FA1E

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