[福祉機器]鉄道のアクセシビリティ

リハ協ブログ2014年4月9日より転載

ウィーン工科大学鉄道工学研究センター(Vienna University of Technology, Research Center for Railway Engineering)のベルンハルト・リューガー(Bernhard RÜGER)博士が著した「鉄道車両に乗車できるようにするためのプラットホームの機器とサービス(Platform-based devices and services for accessible railway boarding)」という冊子には、鉄道をアクセシブルにするための機器やサービスの紹介とそのあり方について記述しています。54ページの冊子ですが、世界の鉄道の写真が収められていて、外国でどのように鉄道にアクセスしているのかがよくわかる内容になっています。

ヨーロッパの鉄道は、プラットホームと車両の床の高さがかなりありますので、どのように乗り込むのか疑問に思われていませんでしょうか。ヨーロッパのプラットホームで使われているリフトなどたくさん紹介されています。

日本のJRの写真もありますが、プラットホームと車両の床の段差があまりない場合のサービスとして車いす用渡し板が紹介されていました。残念ながらホームドアの写真はありませんでした。

この冊子はhttp://publik.tuwien.ac.at/files/PubDat_202439.pdfからダウンロードできます。福祉機器関係者必見です。(寺島)

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