[EU]障害者サービス提供団体がEUに障害者の権利を守るための対応を要望

リハ協ブログ2014年5月18日より転載

ヨーロッパ障害者サービス提供団体協会(European Association of Service Providers for Persons with Disabilities)は、ヨーロッパの10,000以上の障害者サービス提供団体が加入する協会です。

障害者介護サービスにおいて、近年、ベルギー、フランス、ルーマニアと、不祥事が相次いでいることから、同協会は、EUに対して、これ以上不祥事がおこらないように監視機関を設けることや、ヨーロッパ議会に対して、各国政府、サービス提供団体、障害者団体、市民社会、専門家などにヒアリングを行うこと、また、地域サービスへの移行を支援するための基金を設立すること等を求めました。

ルーマニアの事件については、このブログでも紹介していますが、ベルギーとフランスの事件とは、フランスには障害者の介護サービスを実施している施設がないために、6000人の障害者がベルギーでサービスを受けているものの、ベルギーには、十分な施設と訓練を受けたスタッフがいないために必要な質のサービスを提供できていないという事態が発生しているというものです。

詳しいことは、次のサイトで読むことができます。(寺島)

http://www.easpd.eu/en/content/europe-needs-better-monitor-quality-care-services-and-support-transition-community-living

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