[精神障害者・住宅政策]公営住宅から路上に戻るホームレスの精神障害者

リハ協ブログ2014年5月28日より転載

オーストラリアの 非営利組織であるパブリック・インタレスト・アドボカシー・センター(Public Interest Advocacy Centre)の報告書「虹の彼方に-精神疾患のある人々が家をもつことに関する意見と経験(”Somewhere over the rainbow...”- The opinions and experiences of people living with mental illness in getting housing)」を発行しました。

同報告書によれば、ホームレス状態にある精神障害者がホームレス状態を抜け出すためには、彼らが住むことのできる住宅が不足しており、そのための公共住宅を整備する必要があるということがよく言われますが、実は、家をもつことは、その始まりであり、それを維持していくことが困難であり、住宅を手に入れてホームレスをやめた人々が再びホームレス状態に戻るということがあるとのことです。例えば、住宅の維持管理、窮屈な住宅、人間関係、孤立感などが原因になっています。

報告書は、次のサイトで読むことができます。(寺島)

https://piac.asn.au/wp-content/uploads/somewhere_mentalillness_consumersvoices_final.pdf

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