[福祉機器]脳に埋め込んだマイクロチップにより手の開閉を可能にする装置

リハ協ブログ2014年6月27日より転載

オハイオ州大学ウェクスナー医療センター(Ohio State University Wexner Medical Center)は、非営利の研究所のバッテル(Battelle)のエンジニアと共同で、脳に埋め込んだマイクロチップが、脳の信号を読み取り、麻痺した手に信号を伝えることでその手を動かす装置を開発しました。

水泳事故で四肢麻痺になったイワン・バークハート氏(23)は、この装置により、手を開閉したり、スプーンを拾い上げたりできるようになりました。

この装置は脳の頭蓋骨内にマイクロチップを埋め込目込まれます。このチップには0.15インチ間隔で96本の電極があり、脳の信号を読み取ります。読み取られた信号は、外部に接続されたコンピューターに送られ、解読処理が行われた後、前腕のまわりに巻かれた電極に伝えられ、手を開閉させます。

四肢麻痺、脳損傷などの患者への適用が期待されています。

詳細は下のサイトをご覧ください。ビデオもあります。(寺島)

https://wexnermedical.osu.edu/mediaroom/pressreleaselisting/new-device-allows-brain-to-bypass-spinal-cord-move-paralyzed-limbs

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