[アクセシビリティ]リア・ウィンドウ字幕システム

リハ協ブログ2014年8月15日より転載

ここのところ、映画の字幕について取り上げることが増えていますので、もう一つ紹介します。この字幕システムはかなり古いもので、1997年に登場しています。WGBHというアメリカのボストンの放送局とやはりボストンのRufus Butler Sederという企業が開発しました。

このシステムの方式は、映画館の後ろの壁にLEDパネルを設置し、そこに反転させた字幕を表示させます。それを観客は自分の席の前に設置されたアクリルの透明の反射板で反射させて読むというものです。透明な反射板を通すと、通常の映画のスクリーンと字幕が合成されて自分の好きな場所に字幕を表示させて映画を楽しむことができます。

WGBHは、アクセシブルなメディアのためのナショナル・センター(National Center for Accessible Media :NCAM)と字幕センターと解説ビデオサービス(Caption Center and Descriptive Video Service® (DVS®),という視聴覚障害者のためにメディアをアクセシブルにするためのディア・アクセス・グループ(Media Access Group)という機関を設置しており、積極的な活動をしています。興味のある方は、次のサイトをご覧ください。(寺島)

WGBH:http://www.wgbh.org/

メディア・アクセス・グループhttp://main.wgbh.org/wgbh/pages/mag/

NCAM:http://ncam.wgbh.org/

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