[福祉機器]車いすの座圧をモニタリングする装置

リハ協2014年8月17日より転載

長時間車いすに乗っていると坐骨部を圧迫するためにそこに褥瘡ができることがあります。そのために、車いす使用者の多くは、定期的にお尻を持ち上げるプッシュアップという動作を行っています。SENSIMATという福祉機器は、この坐骨部にかかる圧力をモニターする装置です。SENSIMAT System Inc.というカナダの企業が開発しました。

この装置を車いすのクッションの下に敷いておくと、どの部分にどのくらいの圧力がかかっているかというデータをモバイルホンに送ってきます。ユーザーはその画像データから坐骨部を移動させるなどして褥瘡を予防するというものです。データはモバイルホンに保存することができます。また、希望すれば、そのデータはインターネットを通じて理学療法士などが見ることができ治療に役立てることもできます。

興味のある方は次のサイトをご覧ください。(寺島)

http://www.sensimatsystems.com/

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