[車いす]新しい車いすいろいろ

リハ協ブログ2014年10月13日より転載

ガーディアン紙2014年10月9日号で、5つの新しい車いすが紹介されています。

ウィル(Whill)は、トヨタと日産のもとデザイナーとエンジニアたちが設立した企業が開発しました。4輪駆動の電動車いすですが、前輪にオムニホイールと呼ばれる進行方向と垂直に回転する24個の小さな車輪をもったタイヤが使われていて、最小回転半径71cmを実現しています。また、4輪駆動であるため、草道、雪道、砂道、砂利道でも走行可能だとのことです。操作もジョイスティックではなく、腕で操作するトラックマウスのような装置を使います。その微調整はスマートホンでできるとのことです。ファッショナブルな近未来的なデザインをしています。(http://whill.us/

マウンテン・トライク(Mountain trike)は、車いすのマウンテンバイクを目指して製作された手動車いすで、特徴は、車輪を手で回転させるのではなく、レバーを前後に引くことで車輪を回転させます。急斜面での登り、下りの際の転倒を防止するために補助輪が前後にあります。(http://www.mountaintrike.com/)

ウルトラ・ロングディタンス・ウィルチェア(Ultra long-distance wheelchair)は、車いすマラソン用の車いすで、空力特性高めるために、非常に細い車体になっており、耐久性を確保しながら重量を軽減するためにカーボン製のフレームを採用しています。また、座席は、ハンモック状になっています。(http://andrewmitchelldesign.co.uk/ultra-long-distance-wheelchair/

チェア4ライフ(Chari 4 Life)は、こどもの成長にあわせてサイズを調整していける電動車いすです。標準的なシャシーに付属品を取り付けたような構造をしており、成長すれば、付属品を調節したり、取り替えたりすることで、大人になっても使えます。また、子どもの目線を重視しており、座面の高さを寝そべった位置から、大人の目線の高さまで上下させることができます。(http://www.renfrewgroup.com/innovative-nhs-childrens-chair-4-life-wheelchair-debuts-at-nhs-expo-today/)

タンクチェア(Tankchair)は、名前の通り、戦車のようなキャタピラをもった電動車いすです。キャタピラはゴム製ですが、草道、雪道、砂道、砂利道、泥道、荒地でも走行可能です。10度の登坂能力があり、多少の残差などものともせずに乗り越えます。野外活動に適した電動車いすです。(http://www.tankchair.com/)

記事は、下のサイトからご覧ください。(寺島)

http://www.theguardian.com/artanddesign/architecture-design-blog/2014/oct/09/five-new-wheelchair-designs

menu