[ガーンジー]アイルランドとオーストラリアの法律をモデルに障害者差別禁止法を作成

リハ協ブログ2018年6月9日より転載

ガーンジー・プレス(Guernsey Press)2018年4月6日版によれば、イギリス王室属領のガーンジー(Bailiwick of Guernsey)では、国連障害者権利条約を遵守した同国の障害者差別禁止法の作成にあたって、アイルランドとオーストラリアの-障害者差別禁止法をモデルにすることにしたとのことです。

カーンジーは、イギリス海峡のチャンネル諸島に位置するイギリス王室属領で、主権国家ではありませんが、独自の議会と政府を持っており、高度の自治権を有しているとのことです。

政府担当の雇用・社会保障委員会委員長のMichelle Le Clerc女史によれば、法律を最初から作成するより、他の国々の法律をモデルにしたほうが早いとのことで、アイルランド国立大学ガルウェイ障害者法・政策センター(National University of Ireland Galway’s Centre for Disability Law and Policy)のキリバン博士(Dr Shivaun Quinlivan)と、バックレイ博士(Dr Lucy-Ann Buckley)に依頼して、英国、アイルランド、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、香港の障害者法のどれをモデルにしたらよいかを検討してもらったとのことです。

その結果、アイルランドの平等法(Equal Status Acts, 2000-2016)と雇用平等法(Employment Equality Acts, 1998-2015)、および、それらの法律作成時に参考にしたオーストラリア障害者差別禁止法(Australian Disability Discrimination Act, 1992)をモデルにすることにしたということです。

以前は、来年の第一四半期には法律案を議会に提出するとしていましたが、それは無理としても、この方法により法案を早急に作成すできると期待されているとことです。

記事は、下のサイトにあります。

https://guernseypress.com/news/2018/04/06/disability-law-to-be-based-on-irish-and-australian-models/

また、Michelle Le Clerc女史のツイッターは、次のサイトです。(寺島)

https://twitter.com/mkleclerc

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