[福祉機器]Google IOで発語を支援するアプリを紹介

リハ協ブログ2019年5月11日より転載

昨日のブログに引き続き、Googleの開発者向けカンファレンス「Google I/O 2019」での障害者向けアプリの紹介です。記事の独立性を保つために同じ表現の部分がありますが、ご容赦ください。

Googleの開発者向けカンファレンス「Google I/O 2019」が、2019年5月7日から5月9日まで、カリフォルニア州のGoogleグローバル本社の近くのマウンテンビューにあるショアラインアンフィシアターで開催されました。

このイベントは、Google が毎年開催しており、Googleの関係する幅広い分野における新しい技術の紹介などが行われます。

その基調講演で、脳卒中の後遺症やALSなどの全身病で発語機能に障害のある方向けの発語支援アプリの紹介がありました。Project Euphoniaというプロジェクトで開発中とのことです。

このアプリは、発語が不明瞭な場合でも、その発語をそのまま音声認識して音声合成機能により聞き取りやすい表現に変換します。また、カメラにより、わずかな顔の表情をよみとってパソコン入力などができるようにします。例えば、ALSなどで手足が動かなくなり、声を出せなくなってもこのアプリが唇の少しの動きを読み取って「はい」「いいえ」などの意思を伝えられるようにするとか、視線の動きを読み取って、パソコンのソフトキーボードを操作できるようにするなどの使い方ができます。

カンファレンスのセッションは、YouTubeで配信されています。興味のあるかたは、下のサイトをご覧ください。(寺島)

基調講演、Project Euphoniaのデモが見られる。
https://www.youtube.com/user/GoogleDevelopers/featured

いろいろなセッションが見られる。
https://www.youtube.com/user/GoogleDevelopers/videos

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