[英国]新ブルーバッジ制度導入の有効性に関するレポートを公表

リハ協ブログ2013年4月6日より転載

英国運輸省は、2012年に導入された新ブルーバッジ制度の有効性に関するレポートを2013年3月27日に公表しました。このブログでもすでに紹介しましたように、ブルー・バッジ(Blue Badge)とは、障害者のための駐車カードの一般的な呼称で、ヨーロッパ各国、アメリカ、オーストラリア等に普及しています。

英国では、それぞれの地方自治体が運営管理をしていますが、障害のない人がバッジを不正使用したり、発行事務に費用と時間がかかるなどの問題があったために、新制度では、ブルーバッジを不正に作成できないように印刷方法を改善したり、移動障害の評価を統一したり、データベースによる一括管理により効率的かつ安価に運営できるようにしたものです。

新制度の導入から1年たち、その有効性について調査した結果が報告されたものです。調査結果は、おおむね良好で、ほぼ90%の人が利用しやすくなった、80%以上の人が満足または良くなった、67%の自治体が信頼できるなどの回答だったとのことです。

レポートは、

https://www.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/172957/blue-badge-improvement-service-year-one.pdfからダウンロードできます。(寺島)

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