[英国]英国手話言語法成立

2022年4月28日、国王の裁可を受け、英国手話言語法(British Sigh Language Act 2022: BSL法)が、成立しました。

同法は、2021年6月、労働党のロージー・クーパー下院議員により下院に提出された議員立法で、政府の支持を受け、2022年4月27日には、議会を通過しました。

BSL法は、英国手話をイングランド、ウェールズ、スコットランドの言語として認めています。また、労働年金省の国務長官に対して、英国手話の使用を促進するために国民とのコミュニケーションに関して各関連政府部門が行ったことを定期的に報告するとともに、ガイドラインを示す義務を課しています。

ちなみに、英国ろう者協会の発表では、英国で英国手話を使用している人は151,000人でそのうち、87,000人が手話を第一言語としている人であるとのことです。また、ロージー・クーパー下院議員の両親はろう者であるとのことです。

詳しくは下のサイトをご覧ください。
https://www.gov.uk/government/news/british-sign-language-bill-set-to-clear-final-stage-before-becoming-law

法律は下にあります。(寺島)
https://bills.parliament.uk/bills/2915

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