[マカオ]重度知的障害者等に対する介護手当支給試行事業を開始

マカオニュース2020年11月6日版によれば、2020年11月5日、社会福祉局(IAS)は、介護者による介護を受けている在宅居住者に対し、2020年12月から1年間月額2,175パタカの補助金を支払う試行事業を開始することを発表しました。この補助金額は、政府の定める1世帯の最低生活費の半分であるとのことです。

対象となるのは、永住者で、重度の知的障害のある人や寝たきりの人です。介護者が世話をしないで補助金を受け取ることを防止するために、介護者ではなく、本人に補助金を支払うようにしたとのことです。また、介護者がきちんと世話をしているかを確認するためにIAS職員は補助金を受け取っている人の家を予告なしに訪問することができるとのことです。

2020年11月9日から申請を受け付け、ISAが認定した場合に補助金の対象となります。 また、介護者に関しては16歳以上が対象となります。被介護者と一緒に暮らす必要があり、適切な支援を提供できることを証明しなければなりません。また、被介護者の配偶者、親、兄弟、姉妹、息子、娘、継父、継母、継子、継娘でなければならない。さらに、資力調査もあるとのことです。

マカオでは、IASが障害者認定登録カードを発行しており、視覚、聴覚、言語、身体、知的、精神の6種類の障害種別があり、それぞれ、軽度、中度、重度、最重度の4つのレベルがあるとのことです。

マカオの重度・最重度の知的障害者の数は約540人とのことですが、その半数は社会福祉施設に住んでいるため、制度の対象とならないとのことです。また、寝たきりの人の数は予測できないとのことです。

記事は次のサイトをご覧ください。
https://macaonews.org/government-to-launch-caregiver-subsidy-pilot-scheme-next-month/

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