2023年２月８日、国家統計局(Office for National Statistics)は、2021年国勢調査の結果から障害者出現率に関するデータを公表しました。

公表された資料のタイトルは、「イングランドとウェールズにおける年齢別、男女別、貧困別の障害：2021年国勢調査(Disability by age, sex and deprivation, England and Wales: Census 2021)」で、イングランドとウェールズの障害者の出現率を年齢別、男女別、地域別に示しています。

結果のポイントはつぎのとおりです。

• 2021年、イングランドでは、女性の18.7%、男性の16.5%が障害者であり、ウェールズでは、女性の22.3%、男性の19.8%が障害者であった。
• 活動が大幅に制限される障害者の割合は、2011年から2021年の間に減少した。特に高齢者グループで顕著であり、90歳以上の人は、両地域で22ポイント以上大幅に減少した。
• 障害のある女性の割合は、2011年から2021年の間で、10歳から14歳および15歳から19歳で著しく増加し、イングランドでは6.8%から12.2%、ウェールズでは7.1%から13.3%に上昇した。
• イングランドの最も貧しい地域では、最も豊かな地域と比較して、若い年齢層の障害の割合が高かった。たとえば、最も貧しい地域では40歳から44歳の障害者の割合は21.6%でったが、最も豊かな地域では8.1%であった。
• 同様に、ウェールズの40歳から44歳では、最も貧しい地域では25.4%の人々が障害者であったのに対し、最も豊かな地域では11.1%であった。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.ons.gov.uk/releases/disabilitybyagesexanddeprivationenglandandwalescensus2021