太陽は、光だけでなく、太陽風とよばれる電気を帯びたガスも放出しています。太陽風が地球にやってくると、地球の磁場がバリアとなるため、多くは宇宙に跳ねかえされますが、一部は北極と南極に向かって降り注ぎます。このとき、地球の大気と衝突して大気を光らせます。これがオーロラで、北極や南極に近い地域で、主に緑色の光として夜空に現れます。太陽の黒点の数は、約11年ごとに最も多くなります。このときは太陽風も多くなるので、オーロラを見るチャンスです。
オーロラ(
アラスカで撮影されたオーロラの写真です。森の上空一面に、緑色に光るオーロラが見えています。風にたなびく光のカーテンのように夜空を彩り、息をのむ美しさです。宇宙から降り注ぐ粒子の通り道が縦方向の筋模様のように見え、時間とともにカーテンのように揺れ動いています。