私たちに一番なじみのある星は太陽でしょう。太陽は、自ら光や熱などを放射しています。(このような星を恒星といいます。)太陽は46億年もの間、安定して光り続け、地球上の生命活動を支えてきました。太陽をよく見ると、黒い点、黒点があります。黒点はにきびのようにできたり消えたりします。太陽表面の絶対温度は約6000度ですが、黒点は約4000度です。温度が低いので暗く見えるのです。しかしX線で見ると逆に黒点の部分が明るく見えます。黒点の周囲にX線を出す高温ガスがあるからです。
可視光(上)およびX線(下)で見た太陽
2枚の写真。上は、2007年3月2日に京都大学