次なるステップ

・マルチメディアDAISY教科書を必要とする障害のある生徒に関する全国的ニーズ調査が、文部科学省によって９月に実施される。
・このニーズ調査によって、通常学級にいる約１％以上の生徒がマルチメディアDAISY教科書が必要であると明らかにされるだろう。
・この結果に基づいて、文部科学省は、国内の教科書向けのアクセシブルなEPUBに関するコンセンサスを形成する専門家グループを招集するよう求められる。
・EPUB仕様による手話や他の動画が今後本格的に議論される。
・EPUB仕様のアクセシビリティのベースラインに関するコンセンサスが形成され次第、教科書出版会社はアクセシブルなEPUB版でも出版することが求められる。
・現在のマルチメディアDAISY教科書の製作団体は、アクセシブルなEPUBの出版の義務を果たすため、今後教科書出版会社を支援していく。
・デイジーコンソーシアムとIDPF（国際デジタル出版フォーラム）のEPUBアクセシビリティ・イニシアティブにより、今後直接的にベースラインのコンセンサスの形成に寄与する。
・日本DAISYコンソーシアムは、２年以内にアクセシブルなEPUBの教科書を製作することを、文部科学省と教科書出版会社に働きかけていく。