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【図-7】障害者の権利擁護(アドボカシー)の世界的展開

サービスの量の拡大(期)
1950年代~1960年代
サービスの質と普遍化の展開(期)
1970年代~1980年代
サービスの多様化・個別化と当事者・市民参画(期)
1990年代~2000年代
アドボカシーの展開 様々な集団の権利へのアクセスに向けた社会的政治的展開 個別の権利に対する、誰もがアクセシブルで使いやすいフォーマル・インフォーマルな権利擁護システムの展開 仲間と市民による仲間と市民へのアドボカシーの展開、及びそのような自主的な活動を支援するシステムの展開
サービスの展開 サービスの受給(権)(Entitlement)の拡大とサービスの量の拡大 サービスの質の保証に向けたシステムの展開 個人個人の生き方に合った支援計画と支援システムの展開
理念の展開
  • エリジビリティー(厳格な適格性)からエンタイトルメント(権利・資格取得)へ
  • 生存権保証
  • 施設福祉
  • ノーマライゼーション
  • 自立生活
  • 地域福祉
  • エンパワーメント
  • インクルージョン(個性間共生)
  • セカンドオピニオンを含むインフォームドコンセントとユーザーコントロール(利用者主導)
  • 本人中心計画(PCP)と本人支援計画(IPP)
運動の展開
  • 少数民族、女性、障害者等の公民権運動の展開
  • 家族や専門化による福祉施設等の要求運動の展開
  • 各種委員会を含めて政策の計画から実行にいたるすべてのプロセスにおける当事者参画
  • 障害者当事者による自立生活運動やピープルファースト
  • 多様なセルフヘルプグループ活動とその支援活動の展開
  • 当事者や市民による各種サービスのチェック運動やモニター活動
  • 支援を必要とする個人やグループに対する地域市民による自立生活支援活動の展開
USAの展開
  • 公民権法の展開とクラスアクション等の展開に基づく児童扶養給付(AFDC)や補足所得保証(SSI)等の受給権の拡大
  • 職業リハビリテーション法の展開
  • 施設サービスの展開
  • 各行政における不服申立てと聴聞システム
  • 行政手続き法による施行規則策定への市民参画
  • ADA法、リハ法改正等による自立生活支援
  • 地域センター(RC)、地域精神保健センター(CMHC)等による地域生活支援
  • 長期ケアオンブズマン等の市民オンブズマンの展開
  • 自立生活運動、SHG運動の展開とその支援活動の展開
  • 遺伝子差別等新しい差別との戦い
カナダの展開
  • 職業リハビリテーションの展開
  • 施設サービスの展開
  • 「権利と自由のカナダ憲章」と人権センター(HRC)の展開
  • 脱施設化とグループホーム・自立生活の展開
  • 各種立法・行政オンブズマンの展開
  • 当事者と市民による各種のアドボカシー活動の展開
  • 市民代理契約(Representative Agreement)に基づく仲間・支援者による支援活動の展開
スウェーデン
(デンマーク)の展開
  • 社会保障各法の展開
  • 施設サービスの展開
  • ノーマライゼーション理念の展開
  • 地域福祉の展開
  • ”社会サービス法”によるサービスの普遍化
  • スウェーデンの障害者支援サービス法(LSS)やデンマークのオーフツ制度等による”社会サービス法”に基づく普遍的サービスをふまえた利用者選択システムと当事者・市民参画への拡大
日本の展開
  • 福祉年金・手当の開始
  • 分野別法(身体障害・知的障害・精神障害)に基づく施設・病院サービスの展開
  • 障害基礎年金の設立
  • 障害者基本法の成立
”障害者総合支援法”あるいは”社会サービス法”に基づくすべての障害者への自立生活支援とサービスの質の保証
”障害者差別禁止法”あるいは”障害者基本法改正”に基づく障害者の権利擁護の展開
”NPO法””市民オンブズマン法””情報公開法”等に基づく当事者市民方による各種サービスのチェックと要支援市民への展開