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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2005年4月号

編集後記

顔写真やイラスト、風景などを刷り込んだ名刺をみかけることがある。以前、山形の友人がやはり名刺に庄内平野を金色に染めて沈み行く夕日の写真を印刷していて、思わず「こんなにきれいなの?」としばらく見入ってしまったことがあった。観光課に勤務していたせいもあったかもしれないが、わがまちの地域性をアピールするにはひとつのいい広告媒体だと思う。三鷹市長の取材でお世話になった担当の方の名刺には三鷹の森ジブリ美術館が印刷されていた。私自身、障害のある方と取材に行ったことがあるが、個人的にも二度ほど訪れている。公園の緑の中にぽっかりと現れる夢のある建物、ロボット兵のいる屋上から見た林の風景、ここはどこなのかを一瞬忘れさせられた。この時期、満開の桜が眺められるにちがいない。(S)


今月号から新連載「障害者自立支援法案をめぐって」がはじまりました。現在、同法案は国会に上程中ですが、今国会会期中に通過する見通しになっています。昨年10月に「グランドデザイン案」が発表されてから、約半年で法案が国会に上程。私たちがその内容を消化するよりももっと早いスピードで進んでいる感じです。新連載ではこれから1年間、法案のポイントとなるテーマを絞って、内容の解説と評価をわかりやすくまとめていただく予定です。これからの障害保健福祉施策がどのように変わっていくのか、課題点はどのようなところか、それを解決するための方策は何か、話題を提供する場となればいいなと思っています。(K)