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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2009年12月号

編集後記

読んで感動してぜひ誰かに伝えたいと思った。いつも幅広い話題を取り上げて読ませてくれる次女の学校の学年通信に載っていた話。アフリカ沖のカナリア諸島のアルデ市には平和のシンボルとして「ヒロシマ・ナガサキ広場」がある。空港と町を結ぶ高速道路を造る時に少しだけ余裕ができた土地をみんなで平和を考える広場にしようという当時の市長の提案に議会も賛成し、広島と長崎から連想されるものとして市長の頭に浮かんだのが日本国憲法第9条。日本総領事館を通じ、スペイン語に翻訳され、タイルに焼き付けた碑が完成した(1996年)。そして、その前で交響曲第9番「歓喜の歌」をみんなで合唱したという。2009年の終わりに誰かにこの思いが伝わることを願って…Bruder!!(S)


今回「時代を読む」で紹介した国際障害者年の関連記事を探すために図書館へ。新聞の縮刷版を見るためだ。探していた記事は、思ったより早く見つけることができたので、障害者関係の記事は、ほかにどんなものが載ってるのだろうかと興味がわいてきた。1981年12月の縮刷版では、この年に『窓際のトットちゃん』が発行されたことやDPIの第一回世界会議がシンガポールで開催されたこと、「ミスタードーナツ障害者リーダー米国留学派遣」の1回目の派遣の壮行会が行われたことなどを見つけた。当時の動きを知ることができて、これもまた楽しい。(K)