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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2017年7月号

編集後記

グラビアの「風の丘大野勝彦美術館」をテレビで放送していたのをたまたま、私はみていた。「風の丘」というネーミングが素敵だなと思いながら大野さんの笑顔もまたステキだった。その後少し経って、編集部の同僚から、グラビアで大野勝彦さんを取り上げると聞いたとき、「いいね!」と即答した。岩尾カメラマンが故郷の大分に帰省した際に取材してくださった。岩尾カメラマンと大野勝彦さん、ありがとうございました。今月号の特集は、障害のある方ご自身の意見を多く取り上げて読み応え満載だと思う。地域移行と一口にいっても自薦ヘルパーなど本人にあわせた多様な支援が求められているのを実感できる。楽しんでいる笑顔の写真。何よりの説得力でもって伝わってくる。(S)


特集では、地域で自立生活を実現させている障害当事者や支援者の人たちから率直な思いをまとめていただきました。ユーモアを交えながら、でも、当事者ならではの言葉には説得力があります。清水三季さんの「重度障害者こそ普通の街で暮らして、いろいろな支援者と人生を充実させていってほしと思います。それが周りを変え、社会を変えていくことになります。だから、私たちの存在は無駄ではないのです。」という言葉は、強く響きました。また、重い障害のある人たちが自分らしく地域で暮らしていくには、支援者の存在が大きいです。支援者の育成も忘れてはならない課題だと感じました。(K)