国連世界情報社会サミット(World Summit on the Information Society : WSIS)
2005年2月18日障害者コーカス会議報告
河村宏
WSIS障害者コーカス
2005年2月18日 15:00-16:00
出席者:
- Marianne Seger
- Souad Lanine
- Belsam Zamantar
- Chaker Imedeoldiw
- Haj Kacem Abdelhafiolr
- Oueslati Nadia
- 河村宏
- 野村美佐子
- 我澤 賢之
- 八巻知香子
- 議題1:WSISフェーズ2(チュニス)で「期待できる成果」についてのブレインストーミング
- 議題2:第2回「情報社会における障害者」グローバル・フォーラムのテーマとフォーマット
結論
- 1.2003年WSISジュネーブで立案された原則宣言と行動計画の採択が共通の期待。
- 2.チュニスサミットで決定される予定の10年の行動計画は障害者のデジタルデバイドをなくす重要な役割を果たす。
- 3.原則宣言の「ユニーバサルデザイン」と「支援技術」の基本的コンセプトとその関係、例えば「彼らの必要に応じた支援技術開発を用いたユニーバサルデザイン開発」はICT開発の明らかな目的を10年の行動計画に盛り込むために明言されるべきである。
- 4.チュニジアのディスアビリティ・コミュニティは障害者団体の会議に基づいた声明を準備しており、声明文は間もなく配布される。
- 5.DAISYコンソーシアムは印刷字を読めない障害を持つ方のために、ジュネーブで配布したようにサミット文書をDAISYフォーマットのCD-ROMで配布する。
- 6.DAISYの技術をチュニジアに導入するために、チュニジアの仲間は国連の公用語のアラビア語、フランス語、英語の少なくとも3つの言語でサミット文書をDAISYフォーマットで用意し、中国語、ロシア語、スペイン語については他の人達が製作する。
- 7.2004年チュニジアでの第一回準備会議でのディスアビリティ・コーカスの決定に基づいて、サミットに参加する人を招くため、前後ではなくサミットの期間中に第2回ディスアビリティ・フォーラムを2日間開催することを確認。
- 8.第2回グローバル・フォーラムのプログラムは以下の4つのセッションからなる。
- (1)ICT(支援情報通信技術)とすべての人のためのICTの好事例の発表
- (2)防災/障害者を含む人々のための災害に対する備え:ICT開発が果たす重要な役割
- (3)全ての人のためのICT開発を目指す平等なパートナーシップについての障害者グローバルパネル
- (4)WSIS行動計画実現のための決議案の採択
- 9.メーリングリストや他の方法によるフィードバックや投稿により、2月24日(木)14:00-15:00に開催されたディスアビリティ・コーカス第2回準備会議における第2回ミーティングは議決され、WSIS事務局にディスアビリティ・コーカスの開催をサミットのイベントとして申し込む。