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日英NPOフォーラム-共生のコミュニティにおける民間非営利組織の役割と経営-

挨拶

挨拶する初山泰弘

初山 泰弘 (日英高齢者・障害者ケア開発協力機構日本委員会委員長)

 おはようございます。ただいまご紹介いただきました初山でございます。  本フォーラムの主催者側であります。大変おわかりにくいと思いますけれども、日英高齢者・障害者ケア開発協力機構、日本国の委員会というのがございますが、それを代表いたしまして一言ごあいさつを申し上げたいと思います。
 もう既に皆さん御存じのように、まもなく21世紀がまいりますが、我が国ではいまだ経験したことがないという高齢化社会を遠目にするに当たって、各分野でその対策が論じられております。この日英高齢者・障害者ケア開発協力機構といいますのは、長い間両国で協力関係を持っておりました日英両国の関係者が集まって、相互の叡智を結集してこれからの高齢者とか障害者の自立の支援をしようと、そういうことを目的に設立されたものであります。この日本側の委員は行政の方、社会福祉の方、医師あるいは工学士というそういう各分野の方々が集まって構成されております。
 昨年は、春に既に第1回のシンポジウムをいたしましたけれども、今回、このような第2回の計画をすることになりました。ただ、企画に当たりまして私どもが心がけておりますのは、単なる理論的な意見の交換ではなくて実際の経験に基づいた具体的な役に立つ意見の交換の場となるようなプログラムをつくっていきたいと思って、今回の企画をしたわけであります。
 今回は、最近大変急増してまいりましたNPOの問題を取り上げまして、皆さんのプログラムに書いておりますけれども、共生のコミュニティにおける民間非営利組織の役割と経営という形で企画させていただきました。内容は、もう資料に書いてございますけれども、先ほど司会の方からお話がありましたように午前中は3名の方々、日本NPOセンターの常務理事と事務局長をやっておられます山岡さん、それから英国の民間団体の全国協議会の会長をされておりますStuart Etherington氏、さらにGreater Easterhouse 開発会社の最高責任者でありますStuart Millerさんにお話しいただくことにいたしました。午後は、これに日本側の代表も加わっていただいて、パネルディスカッションをしたいと思っております。後ほど、司会の方から個々の演者の方についてはもう少し詳しいお話があると思います。
 本日、ご出席の皆さん方、数は少のうございますけれども、皆さんおのおのNPOに関係の深い方々と伺っておりますので、このフォーラムを通じて英国と我が国のボランティア組織なり団体の相違、あるいは基金をどうやって集めるかというような問題などがご理解いただけるのではないかと考えております。また、同時通訳の方をお願いしておりますので、どうかご自由にフロアからご質問なりご意見をいただきたいと思います。また、今回のフォーラム開催に当たりまして、多摩市の鈴木市長さんを初め関係の方々、及び法政大学のオオヤマ教授以下教室員の方々に、多大なご支援をいただきまして、この席をお借りして心からお礼を申し上げたいと思います。  最後になりましたけれども、本日のフォーラムがご出席の皆さんにとって実りの多いものになることをお祈りいたしまして、開会のごあいさつをいたします。どうもありがとうございました。