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編集後記

 またまた新しい年がやってきました。でも、今年はただの新しい年ではなく、2000年というニュー・ミレニアムの始まりの年です。
 この新しい年にどんな目標を立てようかといろいろ考えたのですが、これといったものが思いつきません。とにかく、今年も一歩一歩前進していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 最近、障害者運動史の編纂にかかわっているのですが、60年、70年代の青い芝の会から全障連、共作連など当事者の活動を中心に調べています。それぞれの時点でリーダーとして活躍した個々人を掘り下げることによって、組織や運動の流れをまとめていこうと考えているのですが、高齢の域に達している方やすでに亡くなった方も多く、急がなければと皆で話しています。
 日本の障害当事者の運動は、重度の脳性マヒ者を抜きにしては考えられません。これは他の国では見られない特徴です。それでもまだ大きな差別を受けているのも事実です。それは他の国々の脳性マヒ者と同じです。
 とにかく、21世紀に向けてこれまでの軌跡を残していかなければと考えています。

(O)


 現在、本誌で原稿を募集していることをご存知ですか。そのタイトルは「語り継ぐ20世紀」。2000年記念企画です。
 今世紀、とくに戦後、障害のある人を取り巻く環境は大きく変わりました。この企画と並行して年表も作成していますが、主な障害者施策だけを見ても、1980年前後からその数が増加し、また90年頃からぐっと多くなっています。世界の動きとも連動していることが分かります。
 印象深い日や出来事にはどんなことがありますか。人物ではどんな人がいるでしょうか。大きな出来事だけでなく、地域の特色もあるでしょう。この機会に広くみなさんからの想いを集めて、20世紀をまとめる機会にしたいと思います。21世紀を前に、忘れてはならないことがら、押さえておきたいことがらを簡単なコメントを添えてご応募ください。みなさんからのご意見をお待ちしています。
 なお、ノーマネット(http://www.normanet.ne.jp/)でもPRをしていますので、併せてご覧ください。

(K)

(財)日本障害者リハビリテーション協会発行
「ノーマライゼーション 障害者の福祉」
2000年2月号(第20巻 通巻223号)