「ノーマライゼーション　障害者の福祉」　2004年2月号

利用者の声

●伊藤太郎君、寛さん（いとうたろう、ひろし）（親子）
「毎週顔を合わせる仲間もできて、親子でトレーニングに来ることが楽しみです！」

うちの息子は高校時代から陸上競技を始め、毎日のように走っていたので脚力には自信があったのですが、下半身に比べて上半身が華奢なことが気になっていました。そこで、上半身の力をつけることを目的にフィットネストレーニングを始めました。特定のスポーツだけやっていると（身体の）バランスが悪くなるので、こうしたトレーニングが大切だと思ったのです。

毎週土曜日にトレーニングを行い、徐々に上半身も逞しくなってきました。腕の振りが良くなったためかタイムも良くなっています。目標はフルマラソンに挑戦することで、この２月にはハーフマラソンに出場予定です。

私も息子の付き添いついでにトレーニングを始めました。毎週一緒に汗を流すようになり、結果的に５ｋｇも減量できました。今はこの体重を維持するためにトレーニングを続けています。また、少しずつ長い距離を走れるようにもなってきたので、将来息子と一緒にマラソン大会に参加することが目標です！

●加藤和人さん（かとうかずと）（大学生のときに脳出血を発症）
「汗をかくことは理屈ぬきに気持ちが良いですよ！」

退院後もしばらく通院してリハビリを続けていましたが、担当医の先生が異動になったときに紹介されたのがラポールを利用するきっかけです。機能・体力を維持・向上させて、少しでも１人でできることを増やしたいと思っています。最近フリスビーに挑戦していますが、ディスタンスで３５ｍという記録が悔しくて、何とか５０ｍは投げたいということが新たな目標です。

●浅川晃さん（あさかわあきら）
「皆さんにはプールでの体操を勧めたいな！」

スポーツ教室に参加したときにフィットネスルームを見て興味を持ちました。ストレッチ体操と自転車から始め、そのうちトレーニングマシンやプールでの体操もするようになりました。そうやっていろいろなことができていくことがうれしいです。特にプールは良いですね。陸上だと１人では動かせないところが水の中では自由に動かせる。

ラポールでは仲間とショートテニスやグラウンドゴルフも楽しんでいますが、ずっと続けられるようにトレーニングも続けます！