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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2010年6月号

編集後記

「推進会議」はこれまで12回(5/28現在)開かれており、障がい者総合福祉法(仮称)制定に向けた総合福祉部会は4月27日に1回目が開かれ傍聴してきた。55人の委員が2重の円卓になり、周りは大勢の傍聴者、厚労省の講堂はそれは圧巻だった。この人数を、内容を、話の進展をどのようにまとめるのか、その対応を東室長に尋ねる一幕もあった。それに対し「これまでこういう事はないから正直わからない。お一人お一人がどうしていきたいかを考えていただきたい」という旨の発言をされた。そうだ、全く新しいやり方の部会、だからこそ自らでどうしたいのかを示していくこと、正に当事者主権を強調された発言と納得した。本誌でも推進会議レポートの連載が始まった。乞うご期待。(S)


エンジョイライフでは、当事者の方の暮らしの中の工夫を紹介している。今回は海老澤弥生さんに市販のコースターや携帯の機能を利用していることなどを紹介していただいた。今まで80人くらいの方の工夫を紹介しているが、その内容がほとんど重ならないのは、ライフスタイルや住んでいる地域などによっていろいろな工夫をしていることだ。特集では、自立支援機器の開発と普及のことを取り上げた。課題解決のための提案の一つとして、一般の製品をアクセシブルデザインの発想をもって開発することがあげられたが、エンジョイライフで紹介している工夫は、製品づくりのヒントを示しているように思う。(K)