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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2017年3月号

第1特集 失語症者に対する支援:現状と課題、展望

失語症は見えない障害のために理解されにくいうえ、リハビリテーションにも長期間を要することが多い障害である。また、後遺症として意思伝達の困難さが残ると、職場復帰や再就職など社会復帰を阻む大きな要因となる。

意思疎通に関する福祉的支援は、これまで聴覚障害を中心に取り組まれてきたが、平成27年12月14日付けで社会保障審議会障害者部会が取りまとめた障害者総合支援法施行3年後の見直しに関する報告書において、「失語症など障害種別ごとの特性やニーズに配慮したきめ細かな見直しを行うべき」とされた。

特集では、失語症の方に関わる意思疎通支援事業の解説をはじめ、あらためて失語症の病態、治療、リハビリテーション、地域での実践活動などを紹介し、失語症者に対する支援の現状と課題、今後の展望について明らかにする。