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総括

●岩井 ありがとうございました。本日、山崎参事官が最後まで同席いただいていますので、第1部、第2部、皆さんの発言をお聞きして、全体を通じての感想も含め、ご発言をお願いします。

 

●山崎 今日は私自身が大変勉強させていただいたと思います。なかなか役所にいますと、縦割りという話もありましたが、現場や自治体の声をストレートにお伺いする機会は存外少ないのです。

それぞれの分野の仕事をしていますので、なかなか全体を見回して、災害時に要援護者の方の何が問題になっているのか、わかりにくいところがあったのですが、今日いろいろな団体の取り組みのお話や、実際に活動されている障害者の方のお話を聴いて参考になりました。

今日は講演の最後の方で、今、市町村で要援護者の対策がだいぶ進んできていると、数字の上で紹介させていただきましたが、実は計画を作るところまでは役所はやるんですが、実際その後、どうやって運営するか、また災害時にどう対応するかという話は、その次の話になるわけで、そこが一番重要だと思います。

皆様方は、地域で活動されていて、市町村の役場と接触される機会が多いと思いますが、やはり皆さんの立場から声を出していただくことは重要じゃないかと思います。

計画を作ったらそれでおしまいというわけではありません。計画を作るというのは、皆さん方と行政が議論するプロセスだと思います。それを経た上で、次に、作った計画をどうやって具体的に動かしていくのか、それぞれのお立場から意見を言っていただくのが重要ではないかと思います。

我々国も、市町村の計画は大体できたからこれでよしというわけではなく、今度は作った計画をちゃんと動かしていけるのかどうか、災害があったときにちゃんと使えるものになっているかを、住民の方々や当事者の方々と話をしていくことが、実は一番重要じゃないかと思います。

来年度、避難に関しては政府全体として検討しますと説明しましたが、今日聞かせていただいた話は、その場で反映していきたいと思います。どうもありがとうございました。

 

●岩井 参事官、どうもありがとうございました。どうぞこれからも行政の立場から、私たち障害者の安全と安心を保障する施策を実施いただきたいと存じます。

また、決して私たち抜きに、私たちのことを決めたりしないでいただきたいとお願い申し上げます。

本日、シンポジウムを開催しました災害時情報保障委員会の矢澤委員長から、最後にまとめをさせていただきます。委員長よろしくお願いします。

 

●矢澤 皆さん、長時間にわたりどうもありがとうございました。

我々もこのシンポジウムを企画し、皆さんからのいろいろな話を、これだけ大勢の方ととともに聞けたことは、とても参考になります。

興味深いシンポジウムとできたことを、お礼申し上げます。

皆さんの話を聞いていて、やはりキーワードは、地域の連携、地域のネットワークづくり、地域交流かなと思いました。日頃の活動が本当に大事だということがよくわかりました。

今回印象に残ったのは、べてるの家の皆さんが寸劇をしてくださったことです。とてもわかりやすくて、同じ障害でも人によって違うことがよくわかりました。それから、自己病名というのはいいですね。我々もいろいろな苦労があったり、悩みもあったと思うのですが、それに自分で名前をつけて、ほかの人にもわかってもらうのは、とてもすばらしいことだと思います。ぜひ活用したいと思います。

山崎参事官にも来ていただきました。この前のチリの津波でも、危機管理室をすぐに立ち上げることができたとのことで、我々も安心しております。ぜひ管理室だけではなくて、それらの対策がすべて地域の末端まで届くように、これからもよろしくお願いしたいと思います。

本当に学ぶことが多かったと思います。ぜひ、このシンポジウムで話し合った内容を地域に持って帰っていただき、皆さんに伝えていただければと思います。

本日はありがとうございました。