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30年のあゆみ

日本障害者リハビリテーション協会30年、戸山サンライズ10年

NO.18


14.戸山サンライズ10年の推移

年月日 事項 内容
1973年(昭和48)
3月  
更友会等団体の陳情  48.2国立リハセンター設置と時を同じくして戸山町跡地にリハセンター分館を設置するよう陳情
6月11日 厚生大臣(齋藤邦吉)更友会の陳情を受ける
(小坂徳三郎議員立会)
 国立身障センター跡地に国立リハセンター(所沢市)分館を設置することを確約する。
1974年(昭和49)
4月18日
理財局との合意  分館設置の建設用地として、国立身体障害センターの跡地(12,360m2)のうち3,305m2を決定
1979年(昭和54)
7月1日
国立身障リハセンター移転完了 厚生省設置法一部改正
7月10日 第1回跡地検討委員会 委員会の主旨説明
更友会からの要望説明
 第2回  54.7,31
 第3回  54.8.24
 第4回  54.9.26
 第5回  54.11.28
 第6回  56.2.13
 第7回  56.11.13
 第8回  57.8.11(最終基本計画について)
委員名(58.11.1現在)
氏名役職名
宝居 善一更友会福祉対策委員会委員長
綱木 政義更友会会長
比留間 良夫東光会会長
内田 昭則国立聴力言語障害センター
同窓会会長
氏家 馨(社福)のうけん療育会常務理事
寺山 久美子東京都心身障害者福祉センター
肢体不自曲科長
比田井 貢比田井貢建築設計事務所長
岡崎 春雄
(59.4.鶴岡卓に交替)
新宿区役所保険障害福祉部長
角田 耕一社会福祉事業振興会常務理事
1980年(昭和55)
8月19日
国際障害者年事業の推進方針(閣議決定) 国際障害者年の記念事業として「身体障害者総合福祉センターの設立」を決定する
8月31日 56年度予算要求  全国身体障害者総合福祉センター整備費を要求
1981年(昭和56)
4月  
56年度予算において3か年計画による整備費計上 施設規模
  敷地 3,305m2
  建物 8,356m2
   (修正後、7,794m2)
整備費
  一般会計(20%)特別会計(80%)
億円億円億円
56年度1.76.88.5
57年度1.66.27.8
58年度1.56.27.7
4.819.224.0
   ※ 厚年特会 70% 国年特会 30%
1982年(昭和57)
1月21日
建設省との打ち合せ 設計与条件を提示
3月15日 設計発注(基本設計) 株式会社 岡田新一設計事務所に決定
9月10日 実施設計発注  
12月1日 住民説明会 58.3.30までに地元説明会6回実施
(東京都建築紛争調停5回実施)
1983年(昭和58)
2月17日
建築工事入札 「フジタ、東海、西武建設kk、共同企業体」
2月25日 空調設備工事入札 「日立プラント建設kk」
3月19日 電力設備
衛生設備  入札
「日本電設工業kk」
「川崎設備工業kk」
3月23日 通信設備 入札 「沖電気工事kk」
4月27日 工事安全祈願祭  
11月16日 厚生省、リハ協打ち合せ会 更生課長、国立施設管理室長……竹内副会長、井手常務理事
 全国身障福祉センターの運営について
 「全国身体障害者総合福祉センター運営委託にかかる基本的考え方(案)」
1 事業の経費負担区分
(1) センターの基本となる相談事業、研修事業、情報提供事業は原則として委託費で対応する。
(2) 宿泊、食堂等事業の利用施設については利用者負担で対応する。

2 具体的運営のあり方
(1) 宿泊部門は、身体障害者を優先的に利用させるが、研修参加者一般の者にも利用させる。
(2) スポーツ施設(体育館、トレーニングルーム)会議室は、身体障害者を優先的に利用させるが一般の者にも利用させる。
(3) 食堂は、一般の者にも利用させる。
  (食堂は、外部業者への委託についても考えること。)
(4) 利用施設は受益者負担とするが、身体障害者及びその介護人についての利用料は一般の者と差を設ける。

3 実施準備について
(1) 59年4月 開設準備委員会を発足させる予定(管理室、更生課、リハセンター、受託団体)
(2) 59年7月 開設事務局を発足させる予定(受託団体)
12月21日 厚生省、リハ協打ち合せ会 更生課長、竹内副会長
リハ協の受託条件について
 1.財団法人を社会福祉法人とすること。
 2.天皇基金には手をつけないこと。
 3.事業量の確保を図ること。
   民間資金の導入
   雇用納付金の導入
   厚特からの事業の導入
 4.その他
   運営に際して障害者団体の扱いに十分配慮し円滑に運営できるようにすること。
12月28日 社会局の事業委託方針 リハ協に対する身障総合福祉センターの事業委託について
1 法人格について
 (財)日本障害者リハビリテーション協会を社会福祉法人に変更することについては、認可することができる。
 全国身体障害者総合福祉センターは、第2種社会福祉事業であるので、社会福祉法人として認可できる。

2 運営資金について
 運営資金については、社会福祉事業振興会からの融資の対象とする方向で検討する。
 貸付業務処理基準では、1 当該法人が社会福祉施設を設置経営していること、2 新設の施設には、運営資金を融資しないこと、となっているが、この基準の弾力的運用を検討する。
1984年(昭和59)
1月11日
厚生省とリハ協の打ち合せ会 社会局長、竹内副会長
総合福祉センター事業委託メモ
     社会局長、竹内副会長
     59.1.11社会局長室
1.会長の考えとしては、リハ協がセンターを引き受けなければならない理由がない。建物が厚年特会等の予算で造られたので運営も厚生団に委託したらよい。
2.と言っても、社会局の施設なので厚生団に委託という訳にもいかない。身障の専門家が行うべきである。

 リハ協がセンターを受託する場合次の事項についての配慮が必要である。
1.センターの受託により従来からのリハ協の活動が疎外されては困る。
2.当面は国際会議の準備に全力をあげる。
3.センター事業は、従来のリハ協の事業から独立事業(特別会計)とすること。
4.センターの責任者を派遣すること。
5.予算が縮減された場合、一方的に事業を圧緒しないこと。
6.厚生団に委せることのできる事項はないか
  ※ 宿泊、食堂を厚生団に委託できないか
  ※ 厚生団のソフト事業をリハ協に委託できないか
7.法人格の変更について会長は消極的である。
1984年(昭和59)
1月18日
最終打ち合せ会(受託経営) 社会局長、更生課長、会長
1.リハ協受託を了承
2.受託条件(申し入れ書)
 井手常務が持参する。(1.19…別紙)
 身障者からも利用料を徴収すること。
 (全国を対象とするので画一的に徴収する。)
1月19日 太宰会長、持永社会局長に申し入れ
(国立身体障害者福祉センターの管理運営について)
 国立身体障害者福祉センターの管理運営を財団法人日本障害者リハビリテーション協会が行うことについて適切な処置をとられたい。
1.福祉センターの管理運営により、本協会に財政的負担を強いることのないよう十分考慮されたいこと。
  なお管理運営にともなう経費については、予算措置をされるとともに、不足が生ずる場合は民間よりの寄附金のあっせん等を考慮されたいこと。
2.福祉センターの管理運営については、本協会の主体性を尊重し、他よりの干渉によって支障が生じることのないよう配慮されたいこと。
4月16日 管理運営責任者を財団法人日本障害者リハビリテーション協会に  全国身体障害者総合福祉センター準備事務を委嘱する。(苅安氏担当)
 社会局、国立施設管理室内に準備事務局を設ける、
6月5日 福祉センターの組織、運営委員会の構成、委員長について会長と協議  福祉センターには館長(リハ協常務理事)、支配人を置く。
 運営委員会委員長には角田耕一氏内定。
  (障害者団体と協議に入る)
6月19日 更友会と打ち合せ会(京王プラザホテル) (村田弁護士、綱木氏-小林室長、佐伯補佐、土屋部長、関口部長、苅安常務理事)
 跡地検討委員会のしめくくり方について
 運営委員会への移行について
 売店等の経営について(直営か委託か)
6月27日 福祉センターの愛称について  厚生省、国立リハセンターから募られた愛称のうち「戸山サンライズ」に決定(会長了解)
 「全国身体障害者総合福祉センターの愛称について」
(6.27、社会局で検討)
戸山会館
戸山サンライズ
戸山メモリアル
フーぺ戸山
   完全参加と平等
   Full participation and Equality
7月4日 更友会と国立リハとの話し合い 1.59年度総会 12月16日 戸山サンライズにおいて実施することに決定
2.更友会の事務所
 (相談室の1部屋、…東光会、はばたき会の机も入れること)
3.更友会の代表…綱木氏を職員に採用すること。
7月9日 身障スポーツ協会との業務委託契約について打ち合せ  委託契約の内容、派遣方法等について協議…厚生省にも協議
7月12日 オープン、セレモニーについて打ち合せ
(更生課長、室長、苅安常務理事)
 12月9日、総理府、厚生省共催で障害者の日の行事を戸山サンライズで実施。
8月28日 工事日程、打ち合せ
(建設省、厚生省)
 9月20日、工事完了
 9月25日、建設省検査
 10月1日、厚生省への引渡し
9月7日 ホテル・サンルートとの技術援助契約について打ち合せ(副社長、専務)  フロント要員の派遣(2人)
 ベッド・メーク業務の委託
 調理師の技術援助
9月21日 更友会と管理室の最後の打ち合せ  売店等についてはすべて直営とすることで了解。
 跡地検討委員会の開催予定
9月28日 牛込保健所との打ち合せ  宿泊施設の名目と利用料の算定について(旅館業法による営業許可は認められないこと)
10月1日 建設省より厚生省に対して国有財産として、全国身体障害者総合福祉センターの引き継ぎを行う。
厚生大臣官房会計課長より当協会会長宛に国有財産の使用契約について通知を受ける。
財産の明細
  1.樹木  67本
  2.建物  7,524.23m2
  3.各種工作物
使用契約の締結は同年10月1日とする。
全国身体障害者総合福祉センター館長の発令  館長 苅安 達男(リハ協常務理事の併任)
10月3日 社会局長より委託通知交付(社会局長室)  更生課長、室長、副会長、館長
保健所の最終検査  衛生課長他2名
10月9日 都、環境整備公社(次長)と打ち合せ  社会福祉施設の減額(単価1/2)措置を適用(契約は12月1日とする)
10月26日 戸山1丁目町会会長(伊戸氏)訪問 (佐伯補佐、佐藤係長、苅安常務理事)
11月6日 都新宿都税事務所と打ち合せ  料理、飲食税の取り扱い
  法人で申請、館長が委任を受けたものとする。
  6号方式により処理する。
11月26日 跡地検討委員会(最終)  
11月27日 ボイラー火入式  
11月28日 第1回運営委員会 角田委員長を指名
  全国身体障害者総合福祉センター

運営委員名簿
区分氏名職名
学識経験者角田 耕一
(委員長)
社会福祉事業振興会常務理事
井手 精一郎(財)日本身体障害者スポーツ協会常務理事
草原 国司(福)友愛十字会常務理事
土屋 三友国立身体障害者リハビリテーションセンター管理部長
鶴岡 卓新宿区保険障害福祉部長
笠松 長重
(副委員長)
東京都立江東ろう学校校長
身体障害者の代表村田 稔
(副委員長)
広尾法律会計事務所
宝居 善一〒120 足立区中川3-29-3
比留間 良夫〒167 杉並区本天沼3-2-5
内田 昭則〒162 新宿区河田町9番地都営住宅河田町第2住宅13号
11月30日 厚生省、建設省、藤田工業等との落成パーティー(竣工式) 工事関係者のみの懇親パーティー(簡素にすること。)
11時 60人  16時 40人(厚生省のみ)
結婚式場の修祓式 穴八幡神社(斉藤宮司)
12月9日 障害者の日記念行事 内閣官房長官、厚生大臣の連名による主催
1985年(昭和60)
2月28日
増岡厚生大臣視察  
3月4日 身体障害者スポーツ指導者研修会  
3月12日 リハ協理事会 事業計画及び予算
3月15日 研修カリキュラム検討委員会(第1回) 座長(財)日本身体障害者スポーツ協会
  常務理事 井手 精一郎
4月24日 第2回運営委員会  
5月9日 第1回編集委員会 座長、橋本司郎氏
編集委員名
国立身体障害者リハビリテーションセンター病院
第1機能回復訓練部・運動療法士
金田 安正
厚生省 社会局更生課
身体障害者福祉専門官
河野 康徳
東京都福祉局・障害福祉部長久保田 陽
国立栄養研究所・健康増進部長小林 修平
(財)日本レクリエーション協会
調査広報室長
薗田 碩哉
筑波大学 体育科学系・助教授中川 一彦
社会保険庁 年金保険部厚生年金保険課
課長補佐
長尾 泰男
朝日新聞社・編集委員橋本 司郎
(福)神奈川県総合リハビリテーション事業団
栄養課長
松本 啓子
国立身体障害者リハビリテーションセンター
研究所・運動機能系障害研究部長
矢野 英雄
5月20日 リハ協理事会  
7月23日 皇太子御夫妻来館  西ドイツ車椅子バスケット選手との交流懇親パーティ
8月6日 郵政省監査 宮下氏他1名(記念切手によるスポーツ機器)
9月12日 会計監査 溝部、市原調査官
12月15日 戸山サンライズ
1周年記念イベント
 
1986年(昭和61)
3月  
リック・ハンセン(カナダ)世界一周車椅子ツアー支援委員会の設置 事務局は戸山サンライズ(情報文化室)に設置する。
役員
 三笠宮寛仁親王(名誉顧問)
 高円宮憲仁親王(名誉総裁)
 加藤 威二(友愛十字会会長)
 八代 英太(参議院議員)
実行委員会
 青木 行雄(社会局更生課長)
 板山 賢治(日本社会事業大学教授)
 井手 精一郎(日本身障スポーツ協会常務理事)
 苅安 達男(リハビリテーション協会常務理事)
4月1日 リネン委託に関する契約の変更について 日本リネンサプライから協同リネンサプライに変更する。(業務実績、配達日時等を勘案のうえ、両社と協議の末決定する。)
調理業務及び客室清掃業務の委託契約の変更について 61.3.31付をもって、株式会社ホテル・サンルートとの技術援助に関する契約を協議のうえ廃止し新たに調理業務は大東調理士会、客室清掃業務はH・Sサービス株式会社と契約する。
東京都障害者総合スポーツセンターの発足に伴い、身体障害者スポーツ指導者研修のための実技指導施設として協力方依頼について 身体障害者スポーツ指導者研修における実技指導を行う際の施設として、必要の都度使用(無料)できるよう依頼し、了解をうる。
4月24日 第3回運営委員会  
5月2日 日本給食指導協会との調理業務委託方式に関する打診について 日本給食指導協会、梅沢課長と協議。今後の折衝について検討する。(目途62年4月1日契約)
7月30日 写真家 高岩 震氏(東映カメラマン)に審査委員を委嘱することについて 作品展(61年12月)の写真審査を行うため東映監督、佐伯 学治氏に同氏の紹介をもらい、直ちに交渉し、打診を得る。
8月16日 音響(共鳴音)、震動調査の実施について センター裏地の長安氏(元上海大学の教授)直接苦情を持ち込む。
8.16 関東地建(野口氏)に調査・検討を依頼する。
8.21 関東地建、音響調査を実施する。
8月19日 関東財務局の国有財産調査 国有財産調査のため、関東財務局財産第3課 中田 由則事務官来館する。
9月2日 RI世界会議準備室の設置 準備室の設置について会長と協議する。
基本方針
1.法人の本部は移転しない。(別途検討する。)
2.RI世界会議の準備室であって、同会議の終了(決算が終わる)までの有期の借用とする。
9月7日 サンシャイン・ビジネス社会福祉専門学校の第1回社会福祉ゼミナールの開催 中島恒雄校長、長田事務長からとくに協力依頼を受けて開催する。
9月8日 RI世界会議準備室の設置 会長と相談し、次のとおり厚生省(更生課長、国立施設管理室長)と協議、終了後の方針は別途検討するものとし、基本的には了解を得る。
 リハビリテーション世界会議準備委員会(事務局)の設置について
1.場所
 ア.情報文化室とする。ただし盲人用録音室の使用の妨げとならないように留意する。
 イ.給湯室、洗い場は地下1階の設備を使用する。
2.名称
 「リハビリテーション世界会議準備委員会」とする。(注)法人の所在地は従前のとおりとする。
3.利用料
 光熱水量を含めた定額の利用料として別途契約する。
 (一般の利用者と同じ考え方とする)
4.設備
 リハビリテーション協会ですべて設備する。
 (電話については直通電話を1~2本、別に設置する。)
5.会議室等の利用
 一般の利用者と同様の取り扱いとする。
6.その他
 ア.鍵の管理等については、事務局長に委任する。
 イ.消防訓練については、戸山サンライズの組織に入る。
 ウ.その他必要な事項については、その都度、館長と事務局長が協議して定める。
9月19日 藤田工業現場責任者(草野氏)と最終修理箇所の確認打ち合せ 9.25 関東地建と関係工事葉者との最終打ち合わせ会を開催する。同時に先に実施した音響効果の結果についても検討を行う。
(特に基準値を上回る場所がなかったこと。)
10月24日 身障相談員地方研修会(大阪地区)の開催について 第1回の地方研修であり、府、市の両課長、山中府社協常務理事、山西会館館長と事務打ち合せ会を実施する。(於山西会館)
11月17日 RI世界会議準備委員会(事務局)を設置する。  
12月9日 第1回身体障害者写真・書道作品展及び戸山サンライズ・ニコニコイベントの開催  
12月10日 浴場(浴室)のアタッチメント改善補修工事 3F,4F大浴場、301、401号室の浴室タブのアタッチメント(手摺)改修工事を行う。
 藤田工業…墨東建材工業株式会社施行
12月22日 更友会要望書に関する厚生省との協議 次の要望事項について、その処理方針を含めて予算要求等に関する打ち合せを行う。
1.サンライズ諸設備の改善
 イ.地下駐車場よりエレベーターに乗る時に通るドアーの自動化(建造物の改造を伴うので時間を要する)
 ロ.車椅子用トイレ入口カーテンの自動化(建造物の改造を伴うので時間を要する)
 ハ.一階女性車椅子用トイレを男性用と同じに改善する。
 ニ.部屋の錠、電気のスイッチ、洋服かけ等の位置が、車椅子使用者には高すぎて使えない。補助具等の考慮が必要である。
 ホ.個室の風呂は危険である。オープンの時から改善が急がれていた。
 へ.ジュータン等は出来るだけ重ねて敷かないこと。
 ト.共同風呂の手摺りの改善。
 チ.シルバーホーンの設置。(2階は設置済、3階に1台予定)

2.サンライズレストランのあり方
 イ.食事時間の改善が急務であり、利用者の側にたった運営がなされるべきです。
 ロ.料理の味が安定してない。
 ハ.料理の品数が少ない。
 ニ.季節によって料理の内容を変えるべきだ。
 ホ.日替わりメニューも考慮してほしい。
 へ.コーヒー等の飲み物がぬるすぎる。
 ト.いらっしゃいませ、有り難うございました位とお茶のサービスは当然である。
 以上、町にあるレストラン並みのサービスをすべきである。

3.宴会とパーティーについて
 イ.料理の量が少ない。
 ロ.2階に料理を運ぶ時、エレベーターを専用にし、布でおおうなどして一般の人から見えないようにする。現状では衛生上問題である。
 ハ.外部より料理等の搬入は出来るだけ玄関以外の出入口を利用していただきたい。
 以上の諸問題については改善されることになった。

4.その他
 部屋より外部に電話が通じるようにしてほしいとの要望については、他室の人等が無断使用の場合これをチェックする方法がないので、現状でご理解いただきたいとのこと。宿泊予約をする際洋室の確保がむずかしい、他の宿泊施設の利用が困難な障害者に支障がないように出来ないか。
障害者である旨申し出てもらえば対処したい。
1987年(昭和62)
2月4日
日本給食指導協会との調理業務に係る技術援助方式についての打ち合せ会 同協会理事(開発部長)佐藤修三氏と具体的業務内容、派遣人員等について打ち合せを行う。
2.12 国立施設管理室に説明(契約の概要)し、了解を得る。(主任1人、調理士3人体制)
    (調理技術講負に関する契約)
全国身体障害者総合福祉センター(戸山サンライズ)(以下「甲」という。)と社団法人日本給食指導協会(以下「乙」という。)とは、甲が行う調理業務について、次の条項により技術請負に関する契約を締結する。
第1条 乙は甲に対して、調理業務について別紙名簿記載の職員による技術請負を行う。
第2条 甲は乙に対して、前条に規定する調理業務の技術請負に係る経費として、別紙積算資料に基づき、所要の金額を支払う。
第3条 甲は乙に対して、毎月の支払い額を当該月の翌月の15日までに、乙の指定する銀行口座に振込み払う。
第4条 この調理技術請負契約は、昭和62年4月1日から、昭和63年4月1日移行の調理技術請負については、甲、乙改めて協議決定するものとする。
第5条 この契約に定めのない事項、その他疑義を生じた事項については、必要に応じ、甲、乙協議して定める。

   附則
この契約締結の証として、本書2通を作成し、甲、乙記名捺印のうえ、各自1通を保有する。
   昭和62年4月1日
 甲 東京都新宿区戸山1丁目22番1号
    全国身体障害者総合福祉センター(戸山サンライズ)
 乙 東京都豊島区北大塚1丁目16番6号(大塚ビル)
    社団法人 日本給食指導協会
2月24日 第1回身体障害者福祉センター全国連絡協議会の開催 会長  柳崎 達一
副会長 斉 胞夫
副会長 安藤 毅
3月12日 寝具、体育機器保管庫の設置 体育館の裏に2階建プレハブ倉庫を設ける。
建坪 20.56m2(6.23坪)
日清工業株式会社施工
3月19日 大東調理士会との契約解除 島宮会長と従来からの契約解除と今後の引継ぎについて打ち合せを行う。
4月24日 第4回運営委員会の開催 更友会要望事項の処理方針について質疑が集中する。
(61.7.1角田委員長死去により井手委員力凄員長に指名、新委員に名取、土屋氏が委嘱される。)
4月28日 身体障害者相談員研修会(地方研修)に関する打ち合せ会 愛知県社協(渡辺常務理事)、愛知県原田謀長名古屋市森島課長と研修会に関する打ち合せを行う。(身障相談員制度20周年記念事業の一環として実施することを了承する。)
5月1日 理・美容室の料金改訂 開設依頼初めての料金改訂を行う。
6月23日 全国身体障害者総合福祉センター補正予算の内示 大蔵省からの内示があり、次のとおり補正予算が認められる。
全国身体障害者総合福祉センター駐車場ドア改修等工事費
  54,847千円
内訳
 1.駐車場ドア改修工事  1,187千円
 2.便所ドア改修工事   8,704千円
 3.配膳室拡張工事   44,956千円
7月1日 運営委員の解嘱及び委嘱 笠松副委員長の解嘱に伴い、田中氏を後任に委嘱する。
  都立大塚ろう学校校長
  全国特殊学校長会会長
  全国ろう学校長会会長

運営委員会委員名簿
井手 精一郎
(委員長)
(財団法人日本身体障害者スポーツ協会常務理事)
草原 国司(社会福祉法人友愛十字会常務理事)
名取 章一(国立身体障害者リハビリテーションセンター管理部長)
鶴岡 卓(新宿区保険障害福祉部部長)
田中 祐二
(副委員長)
 (東京都立大塚ろう学校校長)
土屋 三友(社会福祉法人聴覚障害者情報文化センター常務理事)
村田 稔
(副委員長)
(弁護士・村田法律事務所)
宝居 善一(会社社長・宝居建設株式会社)
比留間 良夫(東光会会長・鍼灸施術所)
内田 昭則(はばたき会会長)
7月30日 関東地建の補正予算工事の現地調査 関東地建(小林係長以下)より補正予算関係工事に関する現地調査が行われる。
9月18日 会計物品監査の実施 厚生省会計課管材班(班長:服部、係員:白浜)の物品監査が実施される。(国立施設管理室森重係長立会する。)
 (注)身障スポーツ協会との委託契約について質疑応答がなされた。
10月1日 会議室等の変更(一部改装) 1F展示室を小会議室に変更(アコーディオンカーテンの設備)し、地下理療指導室を臨時図書室とする。
10月4日 62年更友会総会の開催 63年度の総会会場は国立リハセンターとし、宿泊、前夜祭は戸山サンライズとすることに決定した。
 役員改選
  会長 佐藤 精一
  副会長 一木 昭憲
  副会長 橋本 茂美
  事務局長 角谷 進
12月9日 第2回写真・書道作品展及び戸山サンライズニコニコイベントの開催 本年度より体力測定や餅つき大会を加える。
1988年(昭和63)
1月20日
補正予算工事に関する関東地建との打ち合せ会の開催 第1回目の要望事項についての打ち合せ会を実施する。(2.3に追加要望書を取りまとめる。)
2月13日 63年度の調理業務請負契約の締結方針についての事務打ち合せ会の開催 日本給食指導協会と人員構成、給与単価アップについて事務打ち合せを行う。
2月24日 身障福祉センター全国連絡協議会の開催 第2回総会及び研究討論会を開催する。
(副会長 斉氏の移動により小川氏就任)
RI世界会議における戸山サンライズの受入体制と料金(サービス)の設定 次のとおり同会議に係るエ一ジェントとの協約を行う。(斉藤事務局長を経由)
戸山サンライズの受入体制と料金(サービス)
1.洋室(9月1日→10日)利用者は外国の障害者に限定
 ツイン  12室 2人 8,000円
 シングル  8室 1人 4,000円
 (バスタオル、普通タオル各1枚、毎日交換)
2.和室(9月4日→8日)利用者は日本の障害者に限定
 (料金は従前と同様とする)
 10畳 4人部屋
 10室 1人 2,400円
     (4人…9,600円)
 (注)1.清掃(ベットメイク)は現行どおりとする。
    2.食事については別途検討する。
3月11日 補正予算関係工事の入札と施行業者の決定 関東地建での入札の結果、大日成建設株式会社に決定する。(設備は日之出工業株式会社)
3月18日 第2回身障スポーツ指導者研修会のカリキュラム検討委員会の開催 63年度研修計画、とくに公認指導者特別研修会(63年度より新設、大阪1回、東京1回実施する計画)の基本方針について検討を行う。
4月22日 第5回運営委員会の開催
RI世界会議、外国人障害者の宿泊施設に決定
会場、登録、宿泊委員会で決定する。(委員長:調、委員:陣野、苅安)
4月28日 身体障害者相談員研修会(地方研修)に関する打ち合せ会 宮城県井出障害福祉課長、石川補佐、菅原係長と研修会に関する打ち合せを行う。
6月2日 補正予算工事の着工 1.駐車場自動ドアの取付工事
2.配膳室のドア(大会議室との境)の取替工事(防音用)
7月7日 補正予算工事
日身連に対する補助金の取り扱い(身障相談員活動充実事業)
2階及び客室のじゅうたん張替工事
63年度 新規事業 5,001千円
戸山サンライズからの再委託事業として会計処理することとする。既月刊「日身連」の増員として「相談員のコーナー」を設けることとする(年6回)
9月6日 I.B.M.ウェルフェアコンサート及び外国人障害者との交流パーティー 19:00~ コンサート(体育館)
20:00~ 交流パーティー(体育館)
・国際障害者年推進協議会との共催
9月20日 補正予算関連工事の竣工(竣工検査と竣工パーティー) 厚生省、建設省
戸山サンライズ、請負業者(大日成建設ほか)
11月24日 身体障害者相談員研修会(地方研修)に関する打ち合せ会 石川県佐藤障害福祉課長、県社協中村理事と研修会に関する打ち合せを行う。
12月11日 4周年記念戸山サンライズニコニコイベントの開催  
1989年(平成元)
1月  
「機能訓練と楽しいスポーツ」(-障害者の自立を助けるために-)の刊行 執筆者
金田 安正(国立身体障害者リハビリテーションセンター)
2月21日 第3回身体障害者福祉センター全国連絡協議会の開催  
2月26日 RI世界会議準備事務局の閉局と引越 RI世界会議の清算事務完了に伴い事務局を閉じ、新宿区西新宿7丁目20番8号(労済会館5階)に引越す。
4月26日 戸山サンライズ運営委員会 名取委員の解嘱に伴い、公認に鈴木 可人氏を委嘱する。
8月20日 戸山サンライズ情報第50号発行  
10月16~17日 身体障害者相談員研修会 石川県七尾市にて開催
11月10日 戸山サンライズ創立5周年記念事業報告会 出席招待客48名
会式次第
1.、開会のことば
 全国身体障害者総合福祉センター(戸山サンライズ)
 館長 苅安 達男
2.挨拶
 (財)日本障害者リハビリテーション協会
 副会長 竹内 嘉巳
3.祝辞
 厚生省
 社会局長 長尾 立子
4.乾杯
 全国社会福祉協議会
 常務理事 板山 賢治
5.閉会のことば
11月17~19日 公認身体障害者スポーツ指導者特別研修会 広島県広島市にて開催
12月   「脳血管障害者と自立訓練」(「機能訓練と楽しいスポーツ」マニュアルシリーズ2)の刊行 執筆者
 大胡田 茂夫(中伊豆リハビリテーションセンター)
 岩谷 ひろみ(財団法人多摩緑成会病院)
12月10日 5周年ありがとう祭り 黒柳徹子の特別講演、モーソァルトアンサンブルオーケストラの演奏会、映画上映など。
1990年(平成2)
2月25日
第4回身体障害者福祉センター全国連絡協議会の開催 会長 柳崎氏の異動により宮川氏就任、副会長 安藤氏の異動により山口氏就任
4月1日 小林昭三館長に就任  
4月27日 戸山サンライズ運営委員会 鈴木委員、鶴岡委員の解嘱に伴い、後任に橋口哲男氏、深沢暉一郎氏をそれぞれ委嘱する。
8月   「脳性まひと楽しいスポーツ」(「機能訓練と楽しいスポーツ」マニュアルシリーズ3)の刊行 執筆者
 浜田 志朗(奈良県立医科大学)
野口 泉(日本身体障害者スボーツ協会)
 安東 信子(目黒区立上目黒福祉工房)
11月13~14日 身体障害者相談員研修会 群馬県前橋市にて開催
11月23~25日 公認身体障害者スポーツ指導者特別研修会 福岡県福岡市にて開催
12月9日 6周年サンライズ祭り  
1991年(平成3)
2月25日
第5回身体障害者福祉センター全国連絡協議会の開催 副会長 山口氏異動により川田氏就任
3月5~9日 身体障害者スポーツ指導員養成研修会 福祉系の大学等の学生を対象にした第1回目の研修会
3月31日 「効果的なレクリエーションプログラムの進め方」(「社会福祉におけるレクリエーションの進め方」シリーズ1)の刊行 執筆者
 千葉 和夫(日本社会事業大学)
 茅野 宏明(武庫川女子大学)
 小池 和幸(青梅慶友病院)
4月   利用料金の改定 4月1日から 宿泊・研修・スポーツ
5月1日から 会議室・レストラン・備品
4月26日 戸山サンライズ運営委員会 土屋委員死去により1名減
7月4~15日 世界ろう者会議東京開催に伴い各国関係者が宿泊する。 日本を含む各国関係者のべ182名が宿泊。
8月29~9月2日 世界陸上競技選手権大会東京大会開催に伴い各国選手団が宿泊する。 公開競技として車椅子のトラック種目(男子1,500m、女子800m)が実施され、日本を含む各国選手団37名が宿泊した。
9月10~18日 視覚障害者柔道世界選手権大会東京大会開催に伴い各国選手団が宿泊する。 14か国87名の選手団が宿泊。
11月22~24日 公認身体障害者スポーツ指導者特別研修会 北海道札幌市にて開催
12月1日 戸山サンライズ祭り  
1992年(平成4)
1月  
施設整備関連打ち合せ 建設省
改修工事 懸案事項の確認
2月   営繕計画の策定 工事区分、整備内容等
2月12日 第6回身体障害者福祉センター全国連絡協議会の開催  
3月   営繕計画の決定  
「障害者のための楽しいボール運動の展開」(「機能訓練と楽しいスポーツ」シリーズ4)の刊行 執筆者
 金田 安正(国立身体障害者リハピリテーションセンター)
 浜田志期(奈良県立医科大学)
 石川 紀宏(筑波大学附属桐が丘養護学校)
 亀井 肇(筑波大学附属桐が丘養護学校)
 福田 恵介(筑波大学附属桐が丘養護学校)
 松浦 孝明(筑波大学附属桐が丘養護学校)
 松原 豊(筑波大学附属桐が丘養護学校)
4月1日 宿泊施設利用料金改定
工事入札心得制定
 
4月10日 改修工事について依頼 建設省関東地方建設局計画第一課長
4月27日 戸山サンライズ運営委員会 橋口委員、深沢委員の解職に伴い、後任に山田昌之氏、井上正信氏をそれぞれ委嘱する。
5月20日 改修工事入札指名  
5月26日 現場説明  
6月4日 改修工事入札 辻建設株式会社に決定
6月9日 業者要望事項の提出
電気、機械関係打ち合せ
 
改修工事の実施に伴う監督専門抜術者の協力依頼 建設省関東地方建設局東京第一営繕事務所長
業者工事工程表提出
最終打ち合せ
辻建設
6月15日 中間検査実施に伴う検査官の派遣依頼 建設省関東地方建設局東京第一営繕事務所長
6月19日 中間検査実施
改修工事開始
建設省、辻建設 改修内容等確認
6月中旬   体育館屋根補修、大・中会議室壁クロス替、カーペット張替、大・中研修室壁クロス張替、大研、大会間仕切りパネル補修、3・4F客室廊下カーペット張替、壁クロス張替、3・4F浴室壁等塗替、客室和式便所床の改修、シャワーコーナーの新設、食堂の床、壁の張替、厨房事務室床の改修、国際交流室(会長室)設置、職員宿直室床の改修、地下会議室の設置、厨房ガスレンジ取替、冷温水ポンプ取替
9月1日 セトプス料金改定 大型リフトバス
マイクロバス
9月4日 工事完了検査実施に伴う検査官の派遣依頼 建設省関東地方建設局東京第一営繕事務所長
9月16日 建設省検査  
10月   追加工事決定 補正予算
2F大研修室AVシステム設置、特別会議室カーペット、壁紙の張替、2Fロビー壁紙の張替、カーペット替え、2F小会議室カーペット替え、空調整備、3・4F和室客室の補修、地下廊下壁の色替、地下新会議室(視聴覚室)の設置
10月7~8日 身体障害者福祉センター等職員研修会 幹部職員対象の研修会を宮城県仙台市にて開催(宮城県心身障害者福祉センターとの共催)
11月29日 戸山サンライズ祭り  
1993年(平成5)
2月  
「障害者と楽しいスポーツ」
「障害者とレクリエーション」
の刊行
「戸山サンライズ情報」のスポーツ及びレクリエーションに関する記事をそれぞれ取りまとめたもの。
「障害者と楽しいスポーツ」企画編集委員
 中川 一彦(筑波大学)
 大胡田 茂夫(中伊豆リハビリテーションセンター)
 金田 安正(国立身体障害者リハビリテーションセンター)
 小林 昭三(戸山サンライズ)
「障害者とレクリエーション」企画編集委員
 薗田 碩哉(日本レクリエーション協会)
 小池 和幸(青梅慶友病院)
 小林 昭三(戸山サンライズ)
 茅野 宏明(武庫川女子大学)
 千葉 和夫(日本社会事業大学)
2月   追加工事実施 地下視聴覚室新設
大研修室視聴覚機材(AVシステム)の新設
特別会議室カーペット、壁紙の張替、2Fロビー壁紙の張替、カーペット替え、2F小会議室カーペット替え、空調整備、3・4F和室客室の補修、地下廊下壁の色替え
2月9日 第7回身体障害者福祉センター全国連絡協議会の開催 副会長 川田氏移動により緒方氏就任
4月1日 会議室及びレストラン等の利用料金の改定 会議室
その他
レストラン
4月26日 戸山サンライズ運営委員会  
6月8日 竣工式 於2F大研修室 建設省、厚生省、業者関係者等39名招待
竣工パーティー 式次第
1)主催者挨拶 館長
2)来賓挨拶
  厚生省 国立施設管理室長 西沢 英雄
3)感謝状贈呈
 辻建設株式会社 常務取締役
 東京支店長 辻 明信
4)経過報告
5)乾杯
 建設省 東京第一営繕工事事務所 所長
6)視聴覚AV設備披露
8月3日 補正予算分施設整傭計画打合せ 建設省関東地方建設局
9月1日 セトプス料金改定 大型リフトバス
マイクロバス
10月18日 国有物品の無償貸付契約の一部変更について申請 厚生省大臣官房会計課長
10月28~29日 身体障害者福祉センター等職員研修会 幹部職員対象の研修会を滋賀県草津市にて開催(滋賀県立障害者福祉センターとの共催)
11月   体育館裏に倉庫新設  
11月10日 戸山サンライズ情報第100号発行  
12月5日 戸山サンライズ祭り  
1994年(平成6)
1月28日
国有物品の無償貸付契約の一部変更について 厚生省大臣官房会計課長
2月   補正予算分営繕入札 建設省 機械担当 日立プラント
厚生省 建築担当 辻建設
営繕計画の策定 工事区分、整備内容等
3月   「車いすで行う楽しいスポーツ」(「機能訓練と楽しいスポーツ」マニュアルシリーズ5)の刊行 執筆者
 金田 安正(国立身体障害者リハビリテーションセンター)
 北村 昭子(国立身体障害者リハビリテーションセンター)
 田中 信行(国立身体障害者リハビリテーションセンター)
 藤本 茂記(国立身体障害者リハビリテーションセンター)
 井田 智之(東京都障害者総合スポーツセンター)
 小峰 久美(東京都多摩障害者スポーツセンター)
 高橋 寛(太陽の家)
3月30日 「障害者の食生活と栄養指導」「障害者の健康管理」の刊行 「戸山サンライズ情報」の食生活と栄養指導及び障害と健康管理に関する記事をそれぞれ取りまとめたもの
「障害者の食生活と栄養指導」企画編集委員
 小林 修平(国立健康・栄養研究所)
 木村 恒(弘前大学)
 山崎 文雄(聖徳栄養短期大学)
 松本 啓子(神奈川県総合リハビリテーションセンター)
 政安 静子(茨城県立コロニーあすなろ)
 飯村 ふみ子(東京都心身障害者福祉センター)
 佐原 勝代(川崎市立病院)
「障害者の健康管理」企画編集委員
 矢野 英雄(国立身体障害者リハビリテーションセンター)
 氷川 祐三(お茶ノ水女子大学)
 小林 昭三(戸山サンライズ)
4月1日 苅安達男館長に就任
宿泊施設利用料金改定
 
5月18日 戸山サンライズ運営委員会  
6月7日 工事業者要望事項提出
営繕工事開始
(機械)
冷温水発生機の取替、火災報知器設備取替、電気時計設備取替、放送設備取替、空調設備一部取替、散水栓配管設置、給水配管整備、雨水・雑排水ポンプ取替、消化設備整備(ハロンガス消火設備撤去、炭酸ガスに切替)
6月24日 機械関係 消防検査 (検査)
駐車場整備、宿泊施設改修(4F和室4室を洋室ツイン5室にする)、外部階段手摺り等塗装、厨房食器棚整備、冷温水発生機解体処分、屋外階段補修
9月16日 建築関係 消防検査  
9月22日 建築関係 竣工検査  


あとがき

 日本障害者リハビリテーション協会(以下、リハ協という)が法人として発足してから本年で30周年を迎えることになった。ついては周年誌を刊行することになったので、手を貸してほしいという依頼を受けたのがこの7月のことであった。
 かつて、リハ協のお手伝いをしていたことのあるものとしては、30年に及ぶリハ協の活動の軌跡に深い感慨を覚えたが、それにしても急な話であった。
 かねてからの悲願であったリハ協の事務局体制が整えられるようになったのが、1981(昭和56)年であったから、それまでの間、さらに法人化する前の15年間を入れると、実に30年ほどの年月の間、実に多くの方々のボランティアとしての力強いご支援によってリハ協の活動が支えられてきた。特に、事務局長であった小池文英先生は、整肢療護園長として園の運営面、臨床面における責任者であられたほか、全国肢体不自由児施設運営協議会の会長、リハビリテーション医学会の常任理事、厚生省をはじめ多くの審議会の委員としても活躍されており、その上にRIのナショナル・セクレタリーとしての仕事を抱えられていたわけで、このような多忙さが先生の死期を早めてしまったのであろうか。ともかく多くの忘れ得ぬ方々のお陰で今日のリハ協があるといっても過言ではないと思う。
 8月には、板山賢治副会長から編集方針の了承を得て、資料探しと原稿作りが並行して進められた。それにしても、すべてが時間との戦いであった。そのため、いかに効率的に手際よく作業を進め、目標とする11月発行に間に合わせるかが頭の痛い課題となった。猛暑の続く8月から9月にかけて、リハ協の伊藤弘亮総務部部長が資料収集、原稿作成とりまとめを担当し、これに鈴木正美が側面的に協力した。玉木修元事務局長、元職員の奥野英子、及びリハ協の業務を兼務していた日本肢体不自由児協会の今野文信が「日本障害者リハビリテーション協会の沿革」の部分を同時並行して執筆に当たった。また、そのうちの一部分については、日本身体障害者スポーツ協会の井手精一郎常務理事に筆を執っていただいた。なお、表記は統一し、引用文も原文のままとするようにした。
 「戸山サンライズの概要」については、前島秀男、秋吉邦郎、近藤鉄浩がそれぞれ執筆に当たった。この部分の年号の表記は原則として西暦を省いてある。
 署名原稿はできるだけ原文を生かすようにし、表記の統一はしていない。
 いま校了の時点になって、われわれの力量不足もあるが、時間に追われて十分意を尽くせなかったことが悔やまれてならない。特に時代の趨勢と事業の展開とのかかわりについて、ほとんど触れることができなかった。やはり、周年誌刊行のためには最低半年は時間が欲しかった。ともあれ、ここに不十分ながらも、責を果たすことができた。その間ご協力いただいた方々に、改めて厚く御礼申し上げる次第である。

 平成6年10月30日
  「30年のあゆみ」編纂委員会(玉木、奥野、今野)


主題・副題:

30年のあゆみ
日本障害者リハビリテーション協会30年 戸山サンライズ10年

発行者:
財団法人日本障害者リハビリテーション協会
〒162-0052 東京都新宿区戸山1-22-1
TEL 03-5273-0601 FAX 03-5273-1523

頁数:197頁~217頁

発行年月:平成6年11月30日