[英国]障害者団体が新しい貿易法案に懸念を表明

英国では、EU離脱にむけ、さまざま取り組みが行われていますが、その取組の一つとして政府が提出した新たな貿易法案が2018年7月17日下院を通過し、7月18日から上院での審議されています。

しかし、この貿易法案に対してDisability Rights UK (DR UK)、Disability Law Service、 RNIB(Royal National Institute of Blind People)、UK human rights consortium Just Fairなどの多くの障害者団体が、2018年7月13日、懸念を表明する手紙をリアム・フォックス(Liam Fox,)国際貿易大臣宛に送りました。

手紙の内容は、新しい貿易法案の第2条に国際貿易合意のためには、議会の承認なしに、政府が広範な法律を変更できるようになっており、その法律として平等法(Equality Act)も含まれているため、これまで議会により保障されてきた障害者等の権利がはく奪される可能性があるということです。例えば、平等法が求めている公共交通機関のアクセシビリティに関する規定を変更されることなどを心配しています。そこで、法案に人権や平等に関する法律は守られるという規定を追加すべきだとしています。

手紙は、下のサイトにあります。
https://www.libertyhumanrights.org.uk/sites/default/files/Trade%20Bill%20joint%20letter%20FINAL.pdf
また、法案は次のサイトにあります。
https://services.parliament.uk/Bills/2017-19/trade.html

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