障害者手帳のカード化

2018年10月24日開催の第91回社会保障審議会障害者部会において、障害者手帳のカード化が了承され、厚生労働省は、今後、省令の改正などの制度化を図っていく予定であるとのことです。

障害者手帳には、身体障害者を対象とした身体障害者手帳、精神障害者を対象とした精神保健福祉手帳、知的障害者を対象とした療育手帳があります。身体障害者手帳は、身体障害者福祉法、精神保健福祉手帳は、精神保健及び精神障害者福祉法(精神保健福祉法)に基づいていますが、療育手帳は、「療育手帳制度について」という厚生事務次官通知に基づいているため、今回審議されたのは、身体障害者手帳と精神保健福祉手帳です。

手帳のカード化については、以前から要望がありましたが、障害者手帳は、補装具の給付や高速道路運賃割引を開始したような場合、それらの情報を追記していくようになっているため、なかなか実現しなかったという経過があります。今後、これらの課題を検討して、運転免許証のようなカード型にしていくそうです。

なお、療育手帳は、都道府県や指定都市などの地方自治体が独自に発行しているため、カード化については、それぞれの自治体の判断にまかせるということになったとのことです。

第91回社会保障審議会障害者部会のウェブサイトは、下にあります。
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000195428_00006.html

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