障害者が生産行程に携わった食品のJAS規格案

農水省は、2018年9月14日から10月13日まで、「障害者が生産行程に携わった食品の日本農林規格を制定する件」というパブリックコメントを募集していました。

パブリックコメントで示された案は、「ノウフク生鮮食品」と「ノウフク加工食品」という新しい食品のカテゴリーを作り、「ノウフク生鮮食品」では、通常の食品表示基準に加えて、主要な生産行程に障害者が携わった割合が、25%未満は★☆☆☆、25%以上50%未満は★★☆☆、50%以上75%未満は★★★☆、75%以上は★★★★と記号表示することとしています。また、「ノウフク加工食品」では、製品の原材料及び添加物に占める「ノウフク生鮮食品」の重量の割合を表示するなどが規定されています。

日本農林規格は、JAS規格とよばれており、近年の農福連携の具体的な支援策として打ち出したのではないかと考えられます。今後は、JAS規格を担当している日本農林規格調査会で審議され、規格化されるものと思われます。

パブリックコメントで示された規格案は下の電子政府の総合窓口のサイトにあります。(寺島)
http://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000178332

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