２０１８年１０月２５日、厚生労働省は、「平成２９年度衛生行政報告例の概況」を公表しました。それによれば、平成２９年度末現在の精神障書者保健福祉手帳交付台帳登録者数（期限切れを除く。）は、９９１，８１６人で、前年度に比べて、７０，７９４人（７．７7％）増加したとのことです。

交付台帳登録者数の等級別年次推移は下表のとおりです。

また、措置入院患者数は、１，４４４人で、前年度に比べて５８人（３．９％）減少しています。医療保護入院届出数は、１８５，６５４件で前年度に比べて４，７７９件（２．６％）増加しています。

措置入院患者数及び医療保護入院届出数の年次推移は下表のとおりです。

措置入院の患者数は、１，５００人程度で推移していますが、医療保護入院の届け出件数は、平成２６年度に激減しています。この理由として、平成２６年度から医療保護入院の同意者が従来の保護者又は扶養義務者から、家族のうちいずれかの者となったためであると考えられています。しかし、近年再び上昇傾向にあるようです。

精神障書者保健福祉手帳交付台帳登録者数（期限切れを除く。）の年次推移

措置入院患者数及び医療保護入院届出数の年次推移

発表資料は、下のサイトをご覧ください。（寺島）
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei_houkoku/17/