[国連]第9会期障害者権利委員会開催

リハ協ブログ2013年4月18日より転載

2013年4月15日-19日まで、国連障害者権利委員会(Committee on the Rights of Persons with Disabilities)がジュネーブで開催されています。同委員会は、障害者権利条約の実施状況をモニタする組織で、障害者権利条約の批准国が権利条約批准後2年以内(それ以降は4年毎)に提出する報告書に基づき、各国の権利条約の実施状況を審査したり、または、それに関する話し合いをします。

今会期は、パラグアイ、オーストラリア、オーストリア、エルサルバドルの審査・対話が行われます。また、17日の午後は、障害女性に関する議論も行われます。さらに、それぞれの国や障害女性に関するサイドイベントも開催されます。

4月15日に開会式があり、新しい5つの批准国の宣誓、委員長の交代などが行われました。委員長は、先日、日本にも来られた、ロン・マッカラム教授から、マリア・ソリダド・システルナス・レイズ女史(Maria Soledad Cisternas Reyes )に交代しました。

権利委員会へ報告書は、すでに33か国の締約国から提出され、審査・対話が開始されていますが、年2回・各1週間の委員会では、すでに提出済みの報告を処理するだけで何年もかかってしまうという状況にあります。詳細は、次のURLをご参照ください。http://www.ohchr.org/EN/HRBodies/CRPD/Pages/CRPDIndex.aspx (寺島)

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