[米国]住宅都市開発省が障害者用住宅に関する新しい手引を発行

リハ協ブログ3013年6月13日より転載

2013年6月4日、アメリカ合衆国住宅都市開発省(U.S. Department of Housing and Urban Development:HUD)は、施設を出て地域での生活をしようとしている障害者のために、HUDの支援を受けて住宅供給をしている業者のための新しい手引を発行しました。

アメリカでは1999年の最高裁判所のオルムステッド判決により、障害者を施設などに隔離することが差別であるとされたため、以後、多くの州や地方政府では、必要な医療や介護をうけながら地域で暮らせるような政策を積極的に推進してきています。しかし、障害者が住むことができる手ごろな住宅が不足しているという問題があります。そこで、この新しい手引は、公営住宅やHUDの支援を受けている住宅供給業者のために地域のニーズを知ってもらい、州や地方政府のパートナーとしての役割をはたしてもらおうという目的で発行されました。 (寺島)

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