リハ協ブログ2013年7月26日より転載
文部科学省は、平成24年7月に公表された中央教育審議会初等中等教育分科会報告「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進」において、「就学基準に該当する障害のある子どもは特別支援学校に原則就学するという従来の就学先決定の仕組みを改め、障害の状態、本人の教育的ニーズ、本人・保護者の意見、教育学、医学、心理学等専門的見地からの意見、学校や地域の状況等を踏まえた総合的な観点から就学先を決定する仕組みとすることが適当である。」との提言がなされたこと等を踏まえ、平成25年9月に学校教育法施行令を改正する予定で、現在、改正案についてのパブリックコメントを募集しています。
改正の主な内容は、「障害のある子どもは特別支援学校に原則就学する」から、「個々の児童生徒等について、市町村の教育委員会が、その障害の状態等を踏まえた総合的な観点から就学先を決定する仕組みとする。」に変更するという消極的なものです。本当なら、「原則普通学校に就学する」とすべきなのかもしれませんが、一歩前進という感じでしょうか。
コメントの締め切りは7月28日なのでもうあまり時間がありませんが、週末に考えてメールで送っていただければどうでしょうか。(寺島)