[米国]連邦政府がフロリダ州を裁判に訴えました

リハ協ブログ2013年7月24日より転載

ディスアビリティ・スクープ紙(disabilityscoop)2013年7月24日号によれば、2013年7月22日、米国司法省(U.S. Department of Justice)は、フロリダ州が200人近くの障害児を入所介護施設に収容していることは、障害者のあるアメリカ人法(ADA)に対する重大な違反であるという理由で同州を裁判に訴えました。

司法省は、フロリダ州を調査し、医学的ニーズの非常に高い障害児に対する同州の在宅ケアサービスが少ないために、家族がいやおうなくそれらの児童を介護施設に入所させているのは、ADAの重大な違反であるということを、昨年9月、警告しました。しかし、警告後も改善されなかったとのことで、裁判に訴えたものです。

以前にも紹介しました、1999年の最高裁のオルムステッド判決により、公的な事業体は、障害者には最も統合された環境でサービスを提供しなければならないとされて以降、施設でのサービスは正当な理由がなければ差別であると考えられています。

フロリダ州の代理人である弁護士に対して、連邦政府の代理人である弁護士が送った手紙も掲載されていて、興味深く読むことができます。詳しくは、下のURLをご覧ください。(寺島)

http://www.disabilityscoop.com/2013/07/23/feds-sue-nursing-homes/18365/

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