[シンガポール]障害者向けの健康・生命保険に関する国会質問に対する回答

シンガポール金融管理局(Monetary Authority of Singapare)は、2021年1月4日付ニュースにおいて、障害者向けの健康・生命保険に関する国会質問に対する回答を掲載しています。

質問者は、Leon Perera議員で、質問内容は、首相に対して、①健康保険および生命保険を提供する際に障害者差別を禁止する民間保険会社向けのガイドライン作成において、政府は障害者およびその代表組織とどのように協議したのか、②健康保険または生命保険を契約した障害者の数に関する統計を政府が収集したか、あるいは、障害者の健康保険および生命保険の補償範囲と価格設定に関する調査を実施したか、または、その予定はあるか、③心理社会的障害および精神の健康状態が、ガイドラインにおいて禁止されている差別の理由として含まれるかどうかというものでした。

これに対して、金融管理局担当上級大臣であるTharman Shanmugaratnam氏は、次のように答えています。
〇シンガポールには2つの国民保険制度がある。MediShield Lifeは基本的な健康保険であり、CareShield Lifeは、重度障害者の基本的な生活費を支援するもので、障害者はどちらにも加入できる。
〇民間保険会社も、障害者にさまざまな生命保険および健康保険商品を提供している。シンガポール金融管理局と社会家庭振興省は、障害者が差別されないように保険業界と協力して、ガイドラインを策定した。
〇ガイドラインの作成に際しては、障害者と障害者を代表するグループ、および業界の実務家を関与させてきた。

詳しくは下のサイトをご覧ください。https://www.mas.gov.sg/news/parliamentary-replies/2021/reply-to-parliamentary-question-on-health-and-life-insurance-for-persons-with-disabilities

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