[カンボジア]障害者法の改正を協議

クメール・タイムズ(2021年1月21日付)によれば、障害者行動評議会と関連当局は、現在の世界的な危機に対応して障害者の生活の質を改善することを目的とし、「障害者の権利の保護と促進に関する法律(Law on the Protection and Promotion of the Rights of Persons with Disabilities)」の法案を検討したとのことです。

社会福祉省のEm Chan Makara事務次官によれば、同法案は、10章108条からなっており、機会均等、仕事創出、雇用拡大、収入増加、車移動の促進、教育・健康・社会福祉の利用促進、政治活動および社会開発への参加促進により、障害者の権利を促進および尊重し、差別を減らし、障害者の能力を強化するのに役立つとのことです。

カンボジアでは、国連開発計画(UNDP)により、障害者権利条約の実施、国家障害戦略2019-2023、および国家障害法の改正など、ほぼ10年間にわたり障害者の権利促進のための政府支援が行われてきました。それにより、障害のある退役軍人と障害のある元公務員は、無料のリハビリテーションサービス、体力づくり、職業訓練、朗読サービスと手話サービスが受けられます。また、先月から一般の障害者向け自動車運転免許証の発行が始まったとのことです。

記事は、下のサイトにあります。(寺島)
https://www.khmertimeskh.com/50805613/amendment-to-strengthen-disability-law-discussed/

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