[オーストラリア]糖尿病と障害に関する報告書

リハ協ブログ2013年11月4日より転載

オーストラリアの政府の統計研究所AIHW(Australian Institute of Health and Welfare)は、10月30日、糖尿病と障害に関する調査報告書を公表しました。報告書のタイトルは、「糖尿病と障害:機能障害、活動制限、参加制約、共存(Diabetes and disability: impairments, activity limitations, participation restrictions and comorbidities released:)」です。

この報告書は、2009年にオーストラリア統計局が実施した、「障害、高齢と介護者に関する調査(Survey of Disability, Ageing and Carers 2009)」のデータを解析したものです。報告書では、糖尿病のある人は、ない人に比べて、障害のある人割合が約2倍(7%に対して39%)、重度障害のある人のある割合は、約3倍(5%に対して14%)に達するとのことです。

また、糖尿病のない労働年齢の障害者の20%が、永久に働くことはできないと答えていますが、糖尿病と障害の両方をもつ労働年齢の障害者は、40%が永久に働くことはできないと答えているとのことです。

報告書は、http://www.aihw.gov.au/publication-detail/?id=60129544710からダウンロードできます。(寺島)

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