[米国]サンフランシスコ市が障害者からも駐車メーター料金を徴収する方針

リハ協ブログ2013年11月26日より転載

サンフランシスコでは、障害者駐車カードを不正利用する事例が多くなり、障害者自身が駐車スペースを見つけるのが困難になったり、障害のない人も駐車することが難しくなってきたために、サンフランシスコ市交通局は、アクセシブル・パーキング政策審議会(City’s Accessible Parking Policy Advisory Committee)の協力を得て、2012年10月に次の6つの解決方策を提案しました。

  • ①障害者用駐車スペースを増やす
  • ②障害者駐車カードの不正を厳しく取り締まる
  • ③障害の認定方法を厳しくする
  • ④駐車メーターの例外をなくす
  • ⑤駐車スペース以外の方法で移動障害者の移動を支援する
  • ⑥駐車時間に制限をもうける

そのレポートでは、2013年末までに、結論を出すとしていましたが、関係者への働きかけなどを行った結果、④の方法を選択し、障害者駐車カード所持者からも駐車メーターにより料金を徴収する条例をつくるように議会に働きかけることを決定しました。今後、条例を制定するための取り組みをしていくことになっています。2012年10月のレポートは、次のアドレスからダウンロードできます。(寺島)

http://www.sfmta.com/about-sfmta/reports/accessible-parking-policy-advisory-committee-recommendations-report

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