デジタル活用共生社会実現会議の2部会の議論始まる

総務省および厚生労働省の「デジタル活用共生社会実現会議」は、ICTを利活用し、年齢、性別、障害の有無、国籍等に関係なく、誰もが多様な価値観やライフスタイルを持ちつつ豊かな人生を享受できる共生社会の実現に向けた方策や、ICT利活用社会の意識改革・普及啓発策の在り方について、広く関係者の意見を聞き、今後の政策に反映することを目的として、2018年11月15日に設置されました。座長は、村井純慶應義塾大学環境情報学部教授です。

会議は、総務大臣政務官及び厚生労働大臣政務官の検討会として開催され、ICT地域コミュニティ創造部会とICTアクセシビリティ確保部会から構成されています。

ICT地域コミュニティ創造部会では、①デジタル活用支援員(仮称)の仕組みの検討(制度の在り方、人材、普及展開策等)、②地域ICTクラブの普及・活用方策の検討(全国展開、国民の意識醸成、地域コミュニティのあり方等)、③男女共同参画の実現・多文化共生に向けたICT活用支援策や技術開発などが検討されます。部会長は、安念潤司中央大学大学院教授です。第1回の部会が2018年12月27日に開催されました。

ICTアクセシビリティ確保部会は、①日常生活等に資するIoT・AI等を活用した先端技術等の開発・実証の検討(障害当事者参加型ICT製品・サービス開発の仕組み等)、②情報アクセシビリティの確保等のための環境整備(社会の意識改革、担保する制度の在り方等)を検討します。部会長は、石川准静岡県立大学国際関係学部教授です。こちらの第1回部会は2018年12月25日に開催されました。

両部会とも3月までに最終報告をまとめる予定です。
会議については、下のサイトをご覧ください。(寺島)
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/digital_utilization/index.html

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