精神障害者等の就労パスポート作成に関する検討会」開催

厚生労働省は、2018年12月25日、「精神障害者等の就労パスポート作成に関する検討会」の第1回検討会を開催しました。

この検討会は、平成30年7月30日に取りまとめられた、「今後の障害者雇用促進制度の在り方に関する研究会」報告書において、精神障害者等の個別性の高い支援を要する場合の就労パスポートの作成について提案されたことから、同パスポートの記載項目及び様式、活用ガイドライン(支援機関及び事業主向け)などについて検討することとしています。

検討会開催の趣旨は、精神障害者の企業における雇用数は大幅に増加しており、職場定着に困難を抱えるケースが多く見られる中で、「多様な障害特性に応じた職場定着支援の推進」が求められていることから、障害者本人の障害理解や支援機関同士での情報連携等を進めるとともに、事業主による採用選考時の本人理解や就職後の職場環境整備を促すために、就労に向けた情報共有フォーマット(就労パスポート)を整備し、雇入れ時等における利活用の促進を図ることとしています。

検討会の座長は、朝日雅也(埼玉県立大学保健医療福祉学部教授)で、平成31年9~10 月には、就労パスポートの様式など決定し、平成31年11月に就労パスポートの印刷・配布を開始する予定とのことです。

検討会の資料等は、下のサイトにあります。
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-yakuji_127844_00003.html

また、「今後の障害者雇用促進制度の在り方に関する研究会」報告書は、下のサイトです。(寺島)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_00679.html

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